あらすじ『生命論』という論文を書くにあたり、戸田は牢獄に入っていた時のことを思い返していた。戸田は法華経に対して背水の陣を張った。それは生命の対決ともいえた。「有るのでもない、無いのでもない。四角くもなく、丸くもない……仏とは“生命”のことなんだ――!!外にあるものではなく自分自身の命にあるものだ。いや、外にもある。それは宇宙生命の一実体なんだ!!」この尊い大法を流布して、オレは生涯を終わるのだ!!