あらすじ農地改革、強制神道廃絶…日本は確実に民主主義へと漕ぎ出していた。「真実の民主主義は単なる政治機構や社会体制の変革だけで出来上がるものではない。個人の内側からの確立が出発点であり土台になる」戸田は色心不ニの生命哲理によって自我を開覚し、真実の人間復活である“人間革命”から、すべてが始まると考えていた。政治や教育、科学、文化の華などは、その上におのずから咲いていくものだ。すべての基盤を人間におき、最も人間性を尊重し、平和で幸福な新社会の建設を実現する――これが戸田城聖の信条であった。