あらすじ休刊発表から四日目の午後、今度は東光建設信用組合の経営に乗り出す、と戸田は社員に告げた。「信用組合はいわば庶民の味方だ。我々が取り組む意味もここにあると思う。経営に乗り出すことが、そのまま日本の復興に直結しているからだ!!」だが意気揚々と乗り出した事業も、思うようには進まない。「今は確かに苦しい。しかし今のこの苦闘が人間革命の因となるのだ。今の苦難を喜んで受けて立ち、前進、前進また前進でいけばいい。謗る者には謗らせておこう。笑う者は笑わせておけ」