あらすじ組合が潰れたことで学会に累が及ぶことを恐れ、戸田は理事長を辞任した。ある夜、仕事で遅くなった山本に、戸田は自分の家に泊まるよう勧めた。「苦境にあるというのに、先生はまるでそんなことは関係ないというような、闊達な唱題をしておられる。そうか…先生はボクに道を切り開く祈りを身をもって教えてくださっているんだ。苦境のドン底でも常に弟子のことを考えてくださる。ボクは先生のこの温かい心になんとしても応えなくては…」