あらすじ経済九原則はさまざまな影響を巻き起こした。大量の失業者があふれ、深刻な不景気が日本中を襲う。この当時の潜在失業者は数百万と言われていた。日本正学館の雑誌も返本に次ぐ返本により、ついに戸田は一切休刊を宣言。熱意を持って少年誌を作っていた山本伸一は肩を落とすが、「先生が不変なら自分も不変。それで十分だ」と決意を新たにした。しかしながら事業の浮沈などまるで関係なく、戸田の講義は続けられた。その気迫は苦悩に沈む人達に希望と勇気を与えずにおかなかった。