あらすじ重篤な肝硬変すら克服した戸田であったが、命の灯火はもはや消えかけようとしていた。昭和33年3月1日、大石寺の大講堂が完成したことを祝う落慶法要が行われた。この式典での宣言を終えた戸田は、山本に言った。「さあ、これで私の仕事は終った!!私はいつ死んでもいいと思っている。伸一、あとはお前だ!!頼むぞ――!!」