静かな気迫を感じます。
マンガから訣別した人、マンガが上手く描けなくなった人、自分のマンガが認められない人。それぞれ事情はあるものの、皆命懸けでマンガと対峙していました。作り手にとってのマンガの魔力のようなものを感じる作品です。これからマンガを読むときの姿勢にも影響しそうな。余韻がすごいです。
漫画編集者の塩澤さんが、会社を辞めることから物語は始まる。
色々なものにこだわりがありそうな塩澤さん。
住んでいる部屋も、話し相手の九官鳥も、持っている漫画本も、テープで補強している眼鏡も?
自分の理想の漫画本を作るために、奔走しているところで、色々な漫画家の先生が登場する。
皆さん、個性的でそれぞれの悩みの中で漫画家という職業に真っ直ぐに向きあっているからこその各々の苦渋の決断により、辞めてしまったり、迎合して続けていたり、生活環境が変わって続けることが困難になったり・・・。
これから、物語が広がっていきそうで楽しみです。
そして、猫騒動で、青木君と林さんの関係も変わってきそう♬
一巻読了。
大手出版社を早期退職した漫画編集者の塩澤。理想の漫画誌を作るため、自分が信じる漫画家たちを訪ね、執筆を依頼する。漫画を描く者、描かぬ者、描けぬ者、東京の空の下、それぞれの人生が交差する。
大手出版社を早期退職した漫画編集者の塩澤。理想の漫画誌を作るため、自分が信じる漫画家たちを訪ね、執筆を依頼する。漫画を描く者、描かぬ者、描けぬ者、東京の空の下、それぞれの人生が交差する。