泉 晴紀(いずみ はるき、1955年2月11日 - )は、日本の漫画家。石川県金沢市出身。和泉晴紀名義でも活動。本名は泉靖紀、ペンネームはアルバイトの現場で間違えて「晴紀」と呼ばれたことから。一時期頭髪を赤く染めていたことから、「レッドマン」とも。最初の妻は泉と離婚した後に漫画を描き始め、『モーニング』のちばてつや賞を受賞して漫画家デビューした。2番目の妻は同じく漫画家の山崎紗也夏。 美学校で赤瀬川原平の「絵・文字工房」を卒業後、1981年、美学校の同期生、久住昌之とコンビを組み、泉昌之として『ガロ』誌に漫画を持ち込み、漫画家デビューする。初の週刊連載としては『ダンドリ君』がある。 それと並行して、「泉晴紀」単独の漫画やエッセイ、挿絵やポスター等のデザインの仕事でも活躍している。
2018年1月に急逝した狩撫麻礼、境界線を進む魂の漫画原作者の叫びを聴け! 狩撫×泉、重量級タッグが放つ幻の「オトナの漫画」集、初単行本化作品を大量に収録し、超ボリュームで緊急追悼刊行!
【SIDE A】大友克洋「EAST OF THE SUN,WEST OF THE MOON」/かわぐちかいじ「赤い風車」/谷口ジロー「野獣の夜」/守村大「Rock喫茶開店入門編」/泉晴紀「ダーク・マスター」/いましろたかし「おめーに似た奴」 【SIDE B】松本大洋「リボルバー」/森園みるく「デッドエンド」/カネコアツシ「CALLING」/やまだないと「ホラぁ」
大文字家の三男として生まれた虎男は、小学生のころからすでに、ガンコ親父の風格を持った子供だった。虎男はすくすくと成長し、彼の正義感と熱い生き様は、様々な伝説を生む。そして、そんな彼を人々は“豪快さん”と呼んだ――。ただただ豪快に生きる男の姿を描いた「豪快さん物語」、豪快さん流カツ丼の食し方「嵐のカツ丼」他、誰もが感じたことのある日常の笑い満載、泉昌之傑作短編集!
1979年吉祥寺――僕は美術専門学校に通う傍ら、マンガ家・黄檗甚鑑先生の元でアシスタントのアルバイトをしていた…。そこで先生から聞いた、破天荒な妄想の数々!!鬼ヶ島に登場した巨大な門!そこにかかる表札は「都」!?そして出てきた怪物の名前は…「都コング」だ――!!
5年1組の担任、石神井先生はとてもキチョーメン!人一倍だらしのないのが耐えられず、最後に勝つのはキチョーメンな人間だと信じている。頭にチョークいっぱいの黒板消しを載せられても、ロマンスグレーだと言いながら、授業を進める先生はみんなの人気者!?そんな石神井先生は今日も奮闘!オヤジ色満載の個性派ギャグコメディ!
地球平和を守るためにやってきたズミラマン。空は飛べないが自転車だけは速く、キレイ好き。ズミラマンの活躍をとくとご覧あれ!生活必須ギャグ満載!泉昌之の本格派ギャグ4コマ!
ある夏の午前八時――。一本の電話が鳴り響いた。そして電話の向こうで「真剣なサル」とつぶやく声――。ただの悪戯か、それとも……!?表題作「真剣なサル」他、泉晴紀が贈る、個性派ギャグ決定版!
泉昌之おなじみの、トレンチコートをクールに着こなす男も登場!男たちのこだわりや日常の喜怒哀楽をユニークに綴った個性派ギャグ!
腑抜けた現代に染まることなく、わが道をゆく平安さん。社会に渇を入れながら、でもグラビアアイドルにはデレデレしながら、今日も平安さんがゆく!
『オールドボーイ』の原作者・狩撫麻礼(「ダークマスター」名義)と、『かっこいいスキヤキ』『ダンドリくん』の作画家・泉晴紀、異色にして決定的なタッグが、「現代」というドン詰まりの時代をえぐる!読み応え満点、十五歳から七十五歳まで、すべての大人たちに贈る、超重量級短編漫画集!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ なんというか俺好みのギャグ漫画だった。昔は人気だったが今学習漫画などを描いて生活している漫画家 黄檗先生とアシスタント兼年下の友人 鷹高がタイトル通りの黄檗先生妄想についてのギャグが繰り広げられる ・特に好きなところは? ポール・ゴドフレイ とボール・ジャンセン の話。これ同じ作者の「かっこいいスキヤキ」に収録されている大傑作「ARM JOE」ぐらい好きかな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 泉昌之のギャグが好きな方にはおすすめです。
狩撫麻礼&泉晴紀のタッグによる25編、560ページ超に及ぶ分厚い短編集です。 (連載時の名義はダークマター、泉レッドドラゴン) 狩撫麻礼さんの没後に刊行された完全版になります。 中身としてはオチがなくて意味がよく分からない話もありましたが、泉晴紀先生のギャグっぽい作画がハマってる所もあり、楽しめた話とそうでない話が半々くらい。 ーーーー 特に好きな短編 「ダークマスター」 表題作。味は良いが、店主の性格に難があって繁盛しない店を他人に任せることになり、店主の代わりになんでもやらせてしまう話。何を表現しているかは言わずもがなです。オチはないけど面白いっ。 「ミッションあるいは伝道」 高齢化した個人商店とニートをマッチングさせて、寂れた商店街を復活させようとする男の話。発想は凄い良いけどたぶんうまくいかないと思わせてくれる所が良い。 「眠らぬ男」 オチの秀逸さでは「オッパイ説」か、この話が一番好きですね。ネタバレできない面白さ。 ーーーー 話のバリエーションは多いので、昔からの狩撫麻礼ファンに限らず、「世にも奇妙な物語」のような不可思議な話、刹那的なショートストーリーが好きな方なら楽しめる短編集だと思います。
男として生まれたからには、堂々と豪快に生きていきたいものだ…。年に一回ほど、発作的にマチズモを発症する私です。おそらく、プランクトン系男子として流されるままに生きている反動がそうさせるのでしょう。 しかし、豪快であるとは一体どういうことなのか。その答えは「豪快さん物語シリーズ 嵐のカツ丼」に全て書いてありました。ホントです。 豪快さんはとにかく豪快です。もう説明不要に豪快です。扉から「最近の新人類はなっとらん」と怒りを顕にするほどです。豪快さんが何に対して怒っているかというと、若者がハンバーガーを好む風潮に対して。「男の基本はドンブリ飯だ!!」とこれまた説明不要に断言すると、豪快さんは丼の中の丼、カツ丼を食べに歩き始めます。 「カツ丼だ!! カツ丼だ! ワシは喰う!カツ丼を!! たとえ誰が何んと言おうとも!」 そうです。このマンガは豪快さんがカツ丼を食べるという、ただそれだけのマンガなのです。しかし、豪快さんがカツ丼を食べるという行為は、消費するといういことを意味しておりません。カツと卵と玉ねぎの関係性を考えつつ、メシとカツが同じ配分でなくなっていくように計算して芸術的に食べていく。そのうちに自分とカツ丼の存在を見つめながら豪快さんは考えるのです。「ワシがいてカツがある。ワシがいて宇宙がある」 宇宙の真理を悟った豪快さんは全ての理屈を投げ捨て「ただ豪快に!! ただただ豪快に!! 俺はカツ丼を喰う!」。涙をながす豪快さんの一コマになんともいえない感動が胸に去来します。ただおっさんがカツ丼を喰うだけのマンガなのに。その感動を説明することはできません。豪快であること。それは説明不要であるということなのです。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ なんというか俺好みのギャグ漫画だった。昔は人気だったが今学習漫画などを描いて生活している漫画家 黄檗先生とアシスタント兼年下の友人 鷹高がタイトル通りの黄檗先生妄想についてのギャグが繰り広げられる ・特に好きなところは? ポール・ゴドフレイ とボール・ジャンセン の話。これ同じ作者の「かっこいいスキヤキ」に収録されている大傑作「ARM JOE」ぐらい好きかな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 泉昌之のギャグが好きな方にはおすすめです。