漫画雑誌ヒバナの創刊号と最終号の表紙を飾ったのが「雪花の虎」でしたね。移籍先のビッグコミックスピリッツで今週ついに最終回を迎えてしまいました…なんて偉そうに言ってますが、最終回に合わせて単行本と雑誌を一気読みしたので連載をちゃんと追っていた訳ではありません…!偉そうなこと書いてすみません!でもすっごく面白かった!!上杉謙信は実は女性だったんじゃないか説を東村アキコ先生がかなり大胆にアレンジされているので、そのノリに乗るには一気に読むのがオススメです!!最終回は謙信の生涯を一緒に駆け抜けたな〜という達成感を得られて感無量でした。ちなみに最終巻は来年の初春に発売とのこと。待ち遠しいですね!

歴史が苦手な自分でも楽しんで読めるか不安だったのですが、そういう人の為にちゃんと東村先生はティータイムという名の逃げ場を用意してくれてるので安心して下さい。しかも最初の頃は先生も「この説明文はWikipediaを見ながら描きました!」とか描いててめっちゃ親近感わきます。ヒバナからスピリッツに移籍して1話目のスーパーおさらいタイムも笑いました。気軽に歴史を学びつつ、たまにベルばら並みにドラマチックな展開があったりするところがまた素敵です。もちろん謙信がオスカル様ですが、ちゃんとアンドレもいますよ!しかもアンドレ的な人が僧侶っていう…かなりドキドキな展開なんです。脚色されてる部分はたくさんありますが、読んでいると本当に女性だったのかもと思えるような説得力があるし、私はもうこれ以外の謙信は考えられないくらい魅力にハマっちゃいました。

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雪花の虎

東村アキコが描く上杉謙信が女だったら、女であれば

雪花の虎 東村アキコ
六文銭
六文銭

戦国時代の歴史ものが好きです。 身を焦がす野望、生死を駆けた合戦、政治的駆け引きの数々--そこに人間ドラマが凝縮されてて読んでて胸アツなんですよね。 ただ、自分は「物語」として好きなだけであって、史実として正しいとかはあまり求めていないタイプ。 ライトな歴史好きです。 マンガにおいては、歴史にあった正しい情報を淡々と描かれるよりは、フィクションを混ぜたり多少脚色されてたほうが嬉しい。 史記における「キングダム」や、藤崎竜の「封神演義」などが良い例です。 そういう意味で、本作「雪花の虎」も、私的にツボでした。 戦国時代で一二を争う超人気武将「上杉謙信」が女性だったという説を題材にした本作。まさに、戦国タラレバ。 上杉謙信といえば、私利私欲では戦をしない、敵に塩を送るなど、欲望渦巻く戦国時代にあって「義」を重視することで有名な武将。その高潔さから、長年のライバルだった武田信玄からも、死に際、「何かあれば上杉謙信を頼れ」と遺言したほどです。 何度も戦った相手から、そんなこと言われてしまう謙信の人徳の高さ伺えるエピソードです。 その上、ほぼ負け知らずという戦国最強の強さも持っているかとか、なんかもう色々カッコよすぎる! 強いのに驕らないとか、ズルいっす。 本作は、そんな上杉謙信が女性として描かれ、東村アキコのもつ独特な女性観と相まって、また違った魅力の謙信を引き出してくれます。 東村アキコ節ともいえる、ブレない芯の強い女性像と、酸いも甘いも噛み砕いた人間臭いキャラクター描写が、歴史ドラマに見事マッチしています。 歴史好きも、そうでない人も楽しめる作品になっています。 (複雑な歴史的描写は、アキコのティータイムコーナーでゆる~く説明してくれる配慮も嬉しい。) 過酷な運命を背負い、女子のまま、女子らしく、強く、賢く、そして美しく成長していく女・上杉謙信に、私、釘付けです。 今後、曲者ぞろいの戦国武将たちを、女としての謙信が、どういなしていくのか楽しみな1冊です。

ダイヤモンドの功罪

最新話で綾瀬川が覚醒したぞ!!

ダイヤモンドの功罪
かしこ
かしこ

最新話でついに!綾が覚醒をしましたね!エヴァで言うところの覚醒と同じ意味なので心配ではありますが、これから益々タイトル通りの「功罪」っぷりを発揮してくれることでしょう。 ということで単行本を読み返してみました。運動神経だけではなく、身体能力、そして頭脳と、スポーツをする為の全てに恵まれた小学5年生の綾瀬川。U12の日本代表でもエースに選ばれ、他の代表選手からも「俺の世代にはずっとコイツがいるんだ…」と恐れられる程の逸材っぷり。しかし綾瀬川の本心は只々みんなと楽しく野球がしたいだけ。そう、綾本人も自分の才能に傷ついているのです。でも誰もそれを知らない。いてもイガくらいかな? 私は野球に関して全くの無知なんですがそれでもハマるのは、これが「才能」の話だから。やはり圧倒的な才能は人を翻弄するんですよ!!恐ろしやです。 日本代表の並木監督があのまま綾の面倒を見てくれたらよかったけど、このまま足立フェニックスで限界まで投げ続けたらプロになる前に選手生命が絶たれそうで心配ですね。ストーリーの冒頭で何回か高校球児になった綾が出てくるけど「この試合で壊れてもいい…!」と言ってたのが気になる。それがどういう意味なのか。やけっぱちなんだろうか。今のところ理解者になりそうな人が大和しかいないけど、東京と大阪で距離もあるし、大和もプレイヤーになりたそうだし、どうなっちゃうんだろう…。 将来は大谷さんのようになってくれたらいいのにな〜と思うのも綾にとっては大きなお世話なんだよね。とにかくハッピーエンドであってくれ!!と願いながら読んでます。

ゆきばなのとら
雪花の虎 1巻
雪花の虎 2巻
雪花の虎 3巻
雪花の虎(4)
雪花の虎(5)
雪花の虎(6)
雪花の虎(7)
雪花の虎(8)
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まるさんかくしかく+【マイクロ】

まるさんかくしかく+【マイクロ】

昭和60年(1985年)の小学4年生・アッコちゃんと、個性ゆたかすぎるお友だちの爆笑“半自伝”コメディー! 食欲魔神・斉藤くん、心霊少女・図師さん、恋に恋するピュアガール・エリカ、ツッコミ冴えるイケメン・甲斐くん、忘れ物が多い・さこっち…… ゆかいなお友だちと過ごす、アッコちゃんの毎日は笑いの事件の連続です!!

ねこだのみ

ねこだのみ

東村アキコ、西炯子、波津彬子、そにしけんじといった超人気作家4人の描きおろしに21人の猫愛あふれる作家さんの珠玉の過去作品を掲載しました。泣けてくるものから、笑えるもの、じ~んと考えさせられるもの…いろんな猫が集まってきました。時代も、性別も越えた『猫愛』だけで成り立っている1冊です。猫に少しでも興味がある方はお手に取ってください。 ※デジタル版には含まれないコンテンツがあります。予めご了承ください。

まるさんかくしかく

まるさんかくしかく

東村アキコ待望の新作・半自伝コメディー! Welcome to MIYAZAKI in 1985!! 昭和60年、東国原知事もマンゴーもまだ登場しない頃の宮崎県。「でも、あの頃の私には宮崎が世界の中心だった」――『ひまわりっ ~健一レジェンド~』(講談社) 『かくかくしかじか』(集英社)以来8年ぶり! 東村アキコ待望の半自伝作品……テーマは“小学校時代”!! 笑って泣いて、転んで膝すりむいて、毎日が大事件! 宮崎に暮らす昭和の小学4年生、“林アキコ”の日々が、砂煙を立てながら始まるっ!! ……さ、アッコ選手、今日はなんしよっと!?

シドニアの騎士 トリビュートマンガ・イラスト集

シドニアの騎士 トリビュートマンガ・イラスト集

『シドニアの騎士』の世界を、真鍋昌平をはじめとした様々な作家がマンガ・イラストで描く! 正道スピンオフから日常系ギャグまで、幅広いジャンルがそろう「シドニア」ファン必読の書! ●マンガ 「千年の執着」真鍋昌平 「ふろうじょし!」小川彌生 「圧縮教育用仮象空間」やしろ学 「弐瓶先生ごめんなさい★」東村アキコ 「命がけの週一食」蟹江鉄史 「SDN48計画」清水幸詩郎 「エナノキョウイ」タツヲ 「衛人強化の全貌」石口十 「機動衛人 ツルウチ」道明宏明 「しっぽ」小川彌生 「弐瓶勉先生からシドニアを感じれた瞬間の思い出」東村アキコ ●特別寄稿イラスト すぎむらしんいち/五十嵐大介 ●コラム シドニアの騎士誕生物語

私のことを憶えていますか

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小学6年生の女の子が3年生の男の子を好きになるなんて! あの頃、三つ下の男の子を好きになることでいじめられるのが怖かった遥は自分の気持ちを隠して、三つ下の男の子の代わりに中学生だった彼の兄が好きだと嘘をつく。それにも関わらず、勇気を出して自分に告白したあの男の子…。彼の告白には答えられなかったまま、彼は引っ越してしまう。20年近く会ったことも思い出したこともなかった、と思っていた。しかし、30歳になった誕生日の朝思いついてしまったのだ!自分が無意識的に好きだった男は全員彼と似ていたことを!一瞬に私を17年前の夏に甦らせたあの子。今はどこでどう過ごしているんだろう。彼も私のことを憶えているかな。

稲荷神社のキツネさん

稲荷神社のキツネさん

井上正助は旅行代理店勤務のしがないサラリーマン。趣味の食べ歩きと旅で憂さを晴らす日々を送っていた。そんなある日出かけた京都の稲荷神社で、不思議な白狐に出会う。その白狐は思いがけないことをささやく。「ボクは稲荷神社の神様のお使い。キミのおじいさんにツイていたキツネだよ。キミはおじいさんと違ってぜんぜんお金儲けができていないね」。実話をもとに東村アキコが書き下ろしで挑む笑える“お金”ファンタジー。

薔薇とチューリップ

薔薇とチューリップ

東村アキコが贈る、入れ替わりコメディー! ジュノ(2PM)主演で映画化! 東村アキコが贈る極上入れ替わりコメディーが遂に単行本に! 個展開催のため来日した、世界的若手現代アーティスト・ネロ。彼は到着早々、すべての予定をキャンセルし、とある温泉旅館に向かう。そこで出会ったのは、温泉客である韓国人大学生・デウォン。顔を合わせた瞬間、目を疑う二人…… なんとネロとデウォンは瓜二つだった――! 互いに驚きを隠せない二人だが、ネロは“ある目的”のために、デウォンに自分と入れ替わるよう依頼する。“俺はお前みたいになりたいよ”“誰かに必要とされてみたいんだ”姿形はそっくり、けれど性格も立場も異なる二人が互いに成りすますうちに見つけた、“本当の自分”とは――!?

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