吉村 明美(よしむら あけみ、3月5日 - )は日本の漫画家。長崎県生まれ、横浜市育ち。現在は札幌市在住。血液型はO型。 1980年、小学館の少女漫画雑誌『プチコミック』10月号に掲載された「まちぼうけ花」で漫画家デビュー。代表作は「麒麟館グラフィティー」や第39回小学館漫画賞を受賞した「薔薇のために」など。 『月刊フラワーズ』(小学館)にて2007年2月号より2, 3か月に一度の頻度で「夢の真昼」を連載開始。2009年5月号の掲載後、体調不良により約2年間休業したが、2011年8月号から復帰、連載中。一時は廃業も考えたという。「薔薇のために」は台湾で「薔薇之恋」というタイトルでテレビドラマ化された。また、「麒麟館グラフィティー」も台湾でのドラマ化が決定している。
大学受験に失敗した枕野(まくらの)ゆり。それを皮切りにボーイフレンドにはフラれ、たったひとりの身内である祖母も亡くなるという不幸に見舞われる。ところが、祖母の遺書により、死んだと思っていた母親が生きていたことがわかる。しかも、母親は有名女優で、兄弟が3人もいるというものだった…!!
人もうらやむ「いい男」とスピード結婚した春美(はるみ)。主婦業も順調、幸せな新婚生活を送っていたが、突然転がり込んできた愛人に大ショック!!離婚した春美は、ハウスキーパーとして再出発。その勤務先で彼女が出会った、「悪い男」とは…?熱い感動でつつみ込む、長編よみきり全2編を収録!!
さまざまな人たちがそれぞれのドラマを演じつつ、行きかう駅(ステーション)。ある夜、駅で彼氏を待っていたふき子が出会った男性は…。第39回小学館漫画賞受賞記念作品の表題作の他、「桜MOON(さくらムーン)」を同時収録!!
櫂洋介の前に突然現れた波子は、亡くなったばかりの父の再婚相手だが、自分と3つ違いの21歳の美しい女性。彼女のことも、なぜ父と一緒になったのかもわからずに、あわただしく2人で長崎へ旅することに。ある日、彼女が、自らを語りはじめ…!?吉村明美の詩情あふれる作品集!!収録作品:扉絵ギャラリー/カナリア/エリオ/夏の夢/やさしささがし(前後編)/ちいさいころから
「夢の真昼」吉村明美の待望最新作第1巻! 「麒麟館グラフィティ」「薔薇のために」「夢の真昼」… 数々の珠玉作をうみだした稀代のストーリーテラー・吉村明美の最新作がついに登場!! 家族と離れて独り暮らしをするやちよが、ある日助けた瀕死の猫。なんとか助かったその猫と、楽しい2人(?)暮らしが始まると期待していたやちよが見たのは、パジャマ姿の男・雪生だった! しかも雪生は、猫とセットだと言うのだが… 実はとんでもない事情をはらんでいて…!? おかしみの中に悲しみを湛えた、心に沁みる物語。必読の1巻です!!
愛を夢見る女子大生の千年眠子は、うさんくさい霊感占い師に「余命3年」と予言される。途方に暮れる眠子の前に、四方山十三という男が現れた。彼もまた、同じ占い師に3年後の死を予言されていたのだった…!!
東村アキコ、西炯子、波津彬子、そにしけんじといった超人気作家4人の描きおろしに21人の猫愛あふれる作家さんの珠玉の過去作品を掲載しました。泣けてくるものから、笑えるもの、じ~んと考えさせられるもの…いろんな猫が集まってきました。時代も、性別も越えた『猫愛』だけで成り立っている1冊です。猫に少しでも興味がある方はお手に取ってください。 ※デジタル版には含まれないコンテンツがあります。予めご了承ください。
黒木花也(かや)は20歳。ストリッパーの母親と2人暮らしの彼女は、生きる喜びも感動も知らずに生きてきた。ある日、母親が警察の世話になったせいで、勤めていた会社をクビになった花也。むしゃくしゃしていた彼女は、道ばたに置いてあったダンボールを蹴飛ばしてしまう。だが、その中には、芝居をしている青年・夏目雅夫が1週間かけてつくった紙吹雪が入っていて…。「抱きしめたい」他2編を収録!!
昇の前にハネムーン中に死んだはずの花嫁・さくらが現れて……。表題作のほか、「夜へ……」「抱きしめたい」「スノー・バラード」など5編からなる愛の傑作短編集。
のら猫を拾うかのような出会いから始まった、大学生の青年と家出中の女子高生との不思議な同棲生活、そして心のふれあい。愛の名作誕生!
シリアスとコミカルのバランスがちょうどいいです。占い師から「3年後に死ぬ」と予言された主人公の千年眠子と四方山十三。どうやら本当にどちらかは死んでしまうらしい…という話から始まり、眠子の男性に触れられると放電してしまう体質になってしまった原因だったり、色んな「呪い」を解いていくことがテーマのお話なんだと思いました。主人公の千年眠子という名前も「眠れる森の美女」が元になっているような気がします。この漫画にも王子様はいますが眠子自身が自分の呪いを解こうと奮闘するところが読んでいて勇気づけられるところです。ただ「3年後に死ぬ」という予言は当たるのですが想像していたよりもあっさりと解決したので拍子抜けしました。
薔薇のためにが本当に面白かったので次なに読もうか迷ったんですけど、とりあえず最新作をと思い読んだら、最終巻に「これにて引退」との旨が書かれていてショック。しかし病気などいろんなものを抱えて漫画家を続けるよりも無理をしないと決断されたことは素晴らしい。 本作もこれ以上ない多幸感に溢れた作品で(猫愛も多分に溢れてダダ漏れしてます)、薔薇のためにを読んでも思いましたが、思ったことを思いだけにとどめずそのまま口から出すキャラが多くて、それがストレスなく読める理由だと思ってます。敷島くんの同僚の女とか、やちよの親兄弟とか、ほんと最悪な連中なんですけど、そいつらに何を言われても同じくらいの勢いでみんな言い返すから、なんかもう面白くなっちゃう。これから過去作を読むのが楽しみです。 吉村先生、お疲れ様でした。
※ネタバレを含むクチコミです。
シリアスとコミカルのバランスがちょうどいいです。占い師から「3年後に死ぬ」と予言された主人公の千年眠子と四方山十三。どうやら本当にどちらかは死んでしまうらしい…という話から始まり、眠子の男性に触れられると放電してしまう体質になってしまった原因だったり、色んな「呪い」を解いていくことがテーマのお話なんだと思いました。主人公の千年眠子という名前も「眠れる森の美女」が元になっているような気がします。この漫画にも王子様はいますが眠子自身が自分の呪いを解こうと奮闘するところが読んでいて勇気づけられるところです。ただ「3年後に死ぬ」という予言は当たるのですが想像していたよりもあっさりと解決したので拍子抜けしました。