ブラック企業勤めで、生きがいもなく空虚な毎日を送る青年・空室の人生は、SNSアカウント・松明に出会い色づき始める。いつしか松明の存在が生きがいとなっていた空室のもとにある日、松明から「会いたい」というDMが届く。憧れの人物に対面できた喜びもつかの間、松明から持ち掛けられた誘いは「殺人の手伝い」だった―― この道の先にあるのは光か、闇か。寄る辺なき者達のクライム・ヒューマンドラマ、開幕の第一巻。
いじめによって家族までもをめちゃくちゃにされた過去を持つ高校生・神木、同じく中学時代に悲惨ないじめにあっていた先輩・富沢。ある日、富沢が謎の生命体によって人を簡単に殺せる強大な“力”を授けられ…!?
時は大正――。帝都を震撼させる大怪盗・怪人二十面相を捕らえようとする少年探偵・小林は、とある“謎めいた男”に目をつける。仕事もせず、毒舌ばかり吐く高等遊民の彼を疑っていた矢先、なんと小林少年自身が、惨殺事件の容疑者にされてしまった‥‥!! 江戸川乱歩の名作を上条明峰が華麗に再構築した、全く新しい大正浪漫ミステリー!! 「D坂の殺人事件」「心理試験」の2編を収録。
「買ってやってもいいぜ、ただしお前の身体ごとだ」。太平洋戦争からひとり生還した猪狩功(いかりいさお)は殺伐とした焼け野原で生きるため、2人の孤児と闇市で商品を販売中、怪しい男・衣笠と出会う。大金と引き換えに、米軍の物資を横流しするという死と隣合わせの仕事をするが…。今、この東京に一番大事なものは食料と物資だ。その確保のため正式な流通業を始める。先がどうなるかわからない。この混乱の時代をどう生きるか。何もないところから巨大な店舗を各地に切り開いていく創業社長物語。
大学受験に懸け、有名大学に入学した都築卓也だが退屈な日々にもやもやを抱えていた。そんな時、都築は父の緊急入院先で出会った白衣の女子医学部生・友塚あゆみの懸命な姿に心をうたれる。あゆみの通う冨士医科大学の学園祭を訪れた都築は医大の意外な光景を目にするが――!?
一本の道をたすきで繋ぎ執念で走り継ぐ駅伝ー。各チームの補欠ばかりを集めた混成Bチーム「カモメ」。はぐれ者の彼らが、日本中の強豪をおしのけゴールデンテープを切ることを目標にレースに挑む! 果たして、たすきを最後まで繋ぐことができるのか!? 「横浜・富士オープン駅伝」を走り抜けるのは、第1区「地獄を見た男」北川 克己(24歳)。第2区「翔べないカモメ」小野寺 順(21歳)。第3区「独りぼっちのカモメ」南 利夫(22歳)。彼等たちの走ることへの情熱は誰より強かった。スポーツ漫画の巨匠、塀内夏子が描く5人のランナーの物語! 第1巻!!
【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉収録】漢方娘×薬草園男子の恋。『午前3時の無法地帯』のねむようこ最新作! すこしフシギな町が舞台の、かわいい恋の物語。 「初恋を信じていたい。でも、出会ってしまった。」 2ヵ月前に地元に戻ってきた25歳の三久(みく)は、 祖父の漢方薬局「薬屋久兵衛(くすりやきゅうべえ)」を継ぐために修行中! 店を訪れるお客さんの体と心のお悩みに、時に漢方で、時にはおしゃべりで、 祖父と共に応える毎日。その一方で、初恋を忘れられずにいる三久だったが、植物好きの超人見知り青年・カナエに出会って彼のことが少しずつ気になり始め──? 本格漢方×大人の純情ラブ、開幕!
4コマ界の新星、「男爵校長」のOYSTERが描く超絶サラリーマン4コマ。この面白さ、読めばやみつき間違いなし!今回の舞台は個性派社員だらけのオモチャ会社。新入社員・輝戸光が、他の誰より輝く「大社員」を目指す!
就職も決まり、後は卒業を待つだけ……。そんな平和な日々が、一瞬にして崩れ去った。『四年生』の明夫(あきお)と芳乃(よしの)が学生と社会人に分かれ、微妙に変わってくるふたりの関係。ライブ感覚恋愛論、新章の始まりです。
奔放で何物にも捉われない巨躯の青年・太児が10年ぶりに故郷に帰ってきた。故郷は酪農が主産業の町。祖父の遺産である山林で、牛という生物の母乳をいただくという行為を何の疑問も持たずに工業化していく周囲の酪農家を後目に、太児はマイペースで牧場作りを始めていく。
私は漫画のために恋をする……!?――久遠(くおん)あいこ、葬儀屋に勤める23歳。彼女は昔大好きだった男の葬儀で、その兄、他人を見下す男・清美(きよみ)と、愛想のない子供・レンと出会う。あいこはお節介で、レンの叔父にあたる清美に身寄りのなくなってしまったレンを引き取ってほしい、とお願いした。すると、清美はとんでもない条件を突きつけてきた――「オレの下僕になれ!」
遠い未来。人々の心は貧しくなっておりフィルが2年ぶりに戻ってきたこの街は犯罪の検挙率40%と治安が悪化していた。街のシンボルであり、1種の特権貴族 都市公認歌手<シンガー>の少年を救ったフィルは少年を襲った犯人を突き止める為に行動を開始する。未来に生きる人々の苦悩、葛藤を描くSF作品
余命半年と宣告された平凡なサラリーマンが、不思議な力で中学時代へ戻り、人生をやり直そうと奮闘するサクセスストーリー。ガンで余命が半年だと言われた会社員のS氏こと山海和人(さんかい・かずと)は、駅のホームに落ちた老人・竹中(たけなか)を救出して、そのお礼に時価50億円の豪邸を譲り受ける。その豪邸に引っ越して息子とかくれんぼをしていた山海は、自分の人生を振り返って中学時代へ戻りたいと考えている時、いきなり出現した竹中に教えられたボタンを押して、中学時代に……!?
ポータルサイト「フィル・ゲイト」のチャットで知り合ったカケルとHAL。すぐに意気投合して、ラブラブなメール交換を続けて6か月が過ぎた頃、HALからカケルに「リアルにデートしよ」とのお誘いが。緊張と興奮に包まれながら約束の日曜日を待つカケルだったが、ひょんなことからHALの正体がクラスメートの遥香であることを知ってしまい…!?ネットで別人格になれるアナタの恋愛指南書!!
良いも悪いも、何かと噂が絶えないフードコーディネーター・如月彩。彼女の元にくる依頼はどれも一筋縄ではいかないものばかり。そんな依頼にあっと驚く方法で解決してみせる、話題の料理奮戦ドラマ!!
2010年。八千代区では女子高生を狙う切り裂き魔を筆頭に、猟奇的な事件が多発していた。だが、その街の小学校教師・市川新市は、自分の人生へのギモンや家族に忍び寄る狂気に気づかないふりをして生きてきた。特撮ヒーローおたくの彼は、かつて低視聴率のため7話で打ち切られたというTVヒーロー『ゼブラーマン』のコスプレに夢中になっていたが…(第1話)。
石川県片山津の温泉旅館「よしや」の仲居・はるちゃんは、1年前にこの温泉町に流れ着いた。温泉町を舞台に、さまざまな過去を背負った男と女の哀しくも清々しいドラマが生まれていく――。テレビドラマ化もされた大人気シリーズ、青柳裕介の代表作が登場!!
電子書籍限定版!! 主人公・岡間進也は、写真で見た女の子を一目みて好きになってしまう。しかし、それは酔った勢いで女装した自分の姿だった! オカマバー「モーリス」でホステス、キャサリンとしてデビューした進也は、女装した自分とそっくりのミキに惚れてしまう。2人の恋の行く末は!? 「殺し屋1」「ホムンクルス」の山本英夫が描く異色ラブコメディ!!
裁判官・辺見直留は、ひとつひとつの案件に入れ込みがちで処理こそ遅いが、裁判官として希望に燃える有望な若手。頼りになる先輩判事・薬師寺の背中を追いかける毎日を送る中、ついに彼は2009年7月──裁判員制度導入初日を迎える。幸い、担当事件は単純なものだと思われたが…。正義とは何かを問う裁判員コミック!!
きっとクセになる西岸ワールドの不思議な味わい――それはどこかで見た懐かしい景色のよう――ユーモアと哀愁、その絶妙なバランスはいつまでも心に残る。
再就職活動中の今井光は、ある日、歯の治療が恐くて倒れてしまったこの女の子・今井みどりを家まで送り届ける羽目になった。そこには美人姉妹が待ち受けていて…。ひょんなことから、美人四姉妹と同じ屋根の下に暮らすことになった光。奇妙な共同生活はいつまで続くのか!?光と四姉妹がおりなすホームコメディ!!
男の子?女の子?『ぼく』らの青春にはナゾがいっぱい!! 女子の制服を着て学校に通う高校生、もぐもはある日、カフェのアルバイトに誘われる。可愛い制服を着て働ける仕事に、最初は喜ぶもぐもだったが、このカフェが『男の娘カフェ』であることを知って…。 ジャンル不問の全方位WEBコミックサイト『COMIC MeDu』で大人気連載中! キュートな絵柄でイラストレーターとしても活躍中の粉山カタが挑む、男の娘カフェで働く仲間たちの青春群像劇!!
鷹見沢林檎は、ある種の天才だった。ID偽造という闇ビジネスを生業とし、新宿の底でたった一人で生きていた。すべては、復讐の為。母の人生を崩壊させた悪党共を見つけ出し、一人一人ぶちのめす。その、ただ一つの希望が巨悪の前に潰えかけた時、一人の少年が林檎の前に現れた。 鷲尾一期。今日、すれ違っただけの少年。林檎と一期。ふたつの孤独な魂が出会った時、新宿の均衡を破る、鉄と血のサーガが幕を開ける!!!!
どうやら、俺は“大物”になるべき人間らしい――。当時中学1年だった主人公・袴田(はかまだ)もついちは、“お前は大物になる”という太眉のオッサン教師の軽口を信じ込んでしまった……!! そして時は流れ、二十歳(ハタチ)となったもついち。ド真っ直ぐに己の才能を信じ込み、一心不乱に“大物”への道を模索するのだったッ!! ……お笑い芸人の卵として。
サイコミで始まった新連載。 ブラック会社で働くも毎日怒鳴られ、苦痛な日々を送る主人公佐藤。ある日、松明という名のSNSアカウントを見つけ、彼のつぶやきに救われながらも社畜生活を続ける。しかしクビを言い渡され父にも怒られ、ついに生きる理由を失ってしまう。松明に遺書まがいのDMを送ってはオーバードーズでもしてもう死んでしまおうかと考えるが、松明からの返信は「会いたいです」という思いがけないものだった。 社畜の描写が結構キツイかもしれませんが、だからこそ胸に響きます。佐藤みたいな人、いっぱいいるよなあ。 松明から初めて返信が来た時の、雨が止んで朝日が差すシーンがたまらなく好きです。佐藤にとって松明からの返信は、まさしく光だったんだなと思いました。 松明の言葉や容姿の雰囲気、1話のあの「手伝って」のシーン。全体通して暗いのに、どこか甘美で綺麗だと思ってしまった。 2話の「神様みたいな人だ」と松明に対して思う佐藤も、すごいなあと純粋に感心した。そういう観点を持つ佐藤、真面目で本当に良い人なんだろうな。 3話のスピード感も最高です。この2人がどんな結末を迎えるのか、しっかり最後まで追いたい。