塀内 夏子(へいうち なつこ、1960年6月30日 - )は、日本の漫画家。神奈川県川崎市宮前区出身。女性。元ペンネームは、塀内真人(へいうち まさと)。
熊谷五郎は類まれな資質をもつ中学生ゴールキーパーだ。しかしチームは弱小。一度も勝てぬまま最後の公式戦を終えた。五郎と勝利をわかちあいたいチームメイトたちは、引退試合を計画。五郎は相手校の2トップ、薬丸英樹と佐藤真悟の猛攻をしのぎ、見事初勝利を飾る。サッカーの名門・横浜高校入試当日、五郎はアクシデントに遭い、受験を断念。私立川崎高校に入学するが…。熱き青春が今蘇る! 高校サッカー漫画の決定版ついに登場!
一本の道をたすきで繋ぎ執念で走り継ぐ駅伝ー。各チームの補欠ばかりを集めた混成Bチーム「カモメ」。はぐれ者の彼らが、日本中の強豪をおしのけゴールデンテープを切ることを目標にレースに挑む! 果たして、たすきを最後まで繋ぐことができるのか!? 「横浜・富士オープン駅伝」を走り抜けるのは、第1区「地獄を見た男」北川 克己(24歳)。第2区「翔べないカモメ」小野寺 順(21歳)。第3区「独りぼっちのカモメ」南 利夫(22歳)。彼等たちの走ることへの情熱は誰より強かった。スポーツ漫画の巨匠、塀内夏子が描く5人のランナーの物語! 第1巻!!
エベレスト人類初登頂から半世紀。現代に、新たな8000m峰が発見された! その報せに世界中のクライマーが沸き立つ中、かつて数々の山を制覇した名コンビが偶然再会する。一人の男は、今もすべてを頂の上にささげ続け、もう一人は下界にしがらみを持ちすぎていた。人生の苦さと喜びを描く、真の大人のスポーツドラマ、堂々登場! 電子書籍版特典として当時を振り返る作者自身によるあとがき収録!!
Jリーグ草創期、浦和レッズの入団テストを受けに一人の少年がやってきた。彼の名は赤星鷹。不合格にもめげず、何度もアプローチを重ねた結果、なんと二軍への入団を果たしてしまう。入団後、鷹はその実力を発揮し、たちまち頭角を現した。常人離れした柔軟な体、才気あふれる変幻自在なプレースタイルは、まれに見る逸材の証。やんちゃな少年Jリーガーが、縦横無尽にフィールドを駆けめぐる! 電子書籍版特典として当時を振り返る作者自身によるあとがき収録!!
ミラクルサウスポー復活! かつて“ミラクルサウスポー”と呼ばれ、中学バレーで大活躍した河合瞬。ケガがもとでコートを去ったが、バレーへの夢を断ち切れず弱小・江陵高亜バレー部で再起を図る……。小柴・関森らチームメイトに励まされ、天才アタッカー河合は真のエースとして復活するか!?
下品で乱暴で大食らいの不良バレーボール少女・江崎望(えざきのぞみ)は、バルセロナ五輪の出場権獲得に苦しむ全日本女子バレー監督・米山(よねやま)に見初められ、ある日突然、秘密兵器として全日本入りを果たす。しかし望は、天才セッター・仲田留美(なかだるみ)との相性が最悪で……。そんななか、残り1枚の五輪出場の切符を懸けたワールドカップが開幕する!! ――オリンピック出場を目指す全日本を救え! ナマイキ娘・望が繰り広げるバレーボールストーリー!!
破天荒で天才肌の恭介と優等生の邦彦。性格も正反対な2人の少年は、“ロック・クライミング”という命がけの危険なスポーツによって強い絆で結ばれ、難攻不落の山に挑んで行く。 スポ根作家、塀内夏子が「塀内真人」のペンネームで活動していた頃に発表した友情のストーリー。
日本で暮らすアツトのもとに突然アメリカからやってきたみずきの子供・ミライ。普通の子供とはどこか違うミライの存在に戸惑いながらも、アツトは徐々に親交を深めていく。そんな中、アツトはミライの秘密を知ってしまい…。アツト、エイジ、みずきの3人が、彼らの子供たちに導かれ再び交わる。「オフサイド」「イカロスの山」の作者塀内夏子が描く本格ミステリードラマ第3弾開幕。電子書籍限定発売。(※こちらの商品は「EVIL ~光と影のタペストリー~」「EVIL II ~メビウスの扉~」の続編です)
アツト、エイジ、みずきは高校の美術部の仲間だった。ある日、3人はエイジの実の兄レイジが起こした連続殺人事件に巻き込まれる。事件から数年後、再開した彼らにさらなる事件が待ち受ける。「オフサイド」「イカロスの山」の作者塀内夏子が描く本格ミステリードラマ第2弾開幕。電子書籍限定発売。(※こちらの商品は「EVIL ~光と影のタペストリー~」の続編です)
都立M高校の美術部の内海アツトと長谷みずきはある日、類まれなる絵画の才能を持つ九条エイジと出会う。平穏な美術部で青春を謳歌する3人だったが、一方では連続殺人事件のニュースが世を騒がせていた。つながる点と点。露わになる光と影。「オフサイド」「イカロスの山」の作者塀内夏子が描く本格ミステリードラマ第1巻。電子書籍限定発売。
当時は、キャプテン翼の影響もありサッカー漫画というと必殺技、特殊能力がつきものだったけど、この漫画は純粋にサッカーで勝負しています。 主人公がゴールキーパーという変わった設定です。 主人公のシーンが多い=攻められているという事で結構ピンチが多いです。 でも確か、ゴールキーパーに限界を感じてポジションが変わっていった記憶があります。
自分は2006年のドイツワールドカップ辺りからなんとなくサッカー観戦を続けていて、「日本代表が出場していないワールドカップ」を経験したことがない世代だ。なので、この作品で描かれるようなJリーグ開幕当時(1993年ごろ)の「ワールドカップなんて夢のまた夢」というような空気感が正直ピンとこないというか、本当にそんな感じだったのかな?と思うことがままある。 あったわけだが、「前作ではワールドカップを目指すなんてキャラクターに言わせることは出来なかった」という1巻の作者あとがきを読んで当時の雰囲気をズシンと感じた。 まだ読み始めたばかりで偉そうなことを言うのもあれだが、「今となっては」というのは未来からの視点であって、30年後にどうなるかなんて誰にもわからない状況(当たり前だが)で描かれたのが本作というところに重みがある。 自分が当時の空気感にピンときていなかったのは、裏を返せばこの30年間で日本のサッカーが「ワールドカップなんて夢」から「ワールドカップは出れて当然(そこで勝てるかどうか)」に急激に成長したことの証明でもあり、それはまさにドリームなんじゃないかなと、読み終わる前からすでに感動し始めている…というようなことをメモっておきたくて書きました。
誰もが人生のどこかで、諦めたり、自然に遠ざかってしまった夢や恋心というのはあると思う。すっかり忘れてしまっていたり、心の奥底に引っかかってはいるけども日々を過ごすのに精一杯だったり、ある程度現状に満足していたりするかも知れない。 そこにどうしようとなく惹かれるチャンスが巡ってきたらどうするだろうか?主人公の三上は医者として働き、好きだった女性と結婚して子供も産まれ、何不自由なく生きているように見える。しかし三上のかつての夢、クライマーにとってはその世間一般での幸せこそが、ある意味では不自由なしがらみとなってしまう。 物語はヒマラヤに未踏峰の山が見つかり、学生時代のパートナーであり、全てを山にささげた平岡と再会するところから動き出す。山に惹かれること、平岡との絆、そして妻の真の思い…。これらが8000m級の厳しい登山に挑戦する中で明らかになっていく。 自身もワンダーフォーゲル部出身で、スポーツマンガの名手と呼ばれ取材力にも定評がある作者ならではの迫力と細かな描写が素晴らしい。山で人が亡くなった場合の手続きなど、登山シーン以外でもこの世界の大変さが語られる。 マンガに影響されて登山に憧れるのはやばそうな気がするし、何故みんながここまで山に惹かれるのか分からないほどに厳しさが描かれているのだが、仄かにこういった極限状態に置かれてみたいような気持ちになるのは確か。
高校の美術部の活動で出会った3人が、運命に翻弄される話なのだが、色んなところに持ち込んだけど断られたというのも頷ける要素の多さ。美術、精神分析、犯罪、ミステリー、ホラー、恋愛、ファンタジーなどあらゆる分野にまたがった独自としか言えない作品になっている。続編は主人公が描く漫画も織り込まれてきてさらにすごいことに。 https://manba.co.jp/boards/111363 インディーズ的な独りよがりとも違う、プロの狂気と漫画の力を感じた。物語に出てくる美術作品は「絵描きの仁義として」全部作者が描いたらしい。
※ネタバレを含むクチコミです。
当時は、キャプテン翼の影響もありサッカー漫画というと必殺技、特殊能力がつきものだったけど、この漫画は純粋にサッカーで勝負しています。 主人公がゴールキーパーという変わった設定です。 主人公のシーンが多い=攻められているという事で結構ピンチが多いです。 でも確か、ゴールキーパーに限界を感じてポジションが変わっていった記憶があります。