子供の頃から手裏剣を投げ続けた男の話check_circle解決済みvisibility133mode_comment3西岸良平名作集名無し10年以上前、 とある町医者の待合室で読んだ漫画(短編集?)です。 子供の頃、新聞紙を丸めて棒にして剣を作ったり、スーパーのチラシで手裏剣を折って遊んだが経験が皆さんにもあると思います。(私は実際そういう子供でしたw)主人公は普通の男(少なくとも強そうではなく、モブな感じ)はその遊びを発展させ、金属製の手裏剣を作成し、現代に蘇った忍者よろしく、学校や仕事に行きます。特にストーリーは無いのですが、子供の遊び心を忘れたく無い一人の男の葛藤が描かれていたのが印象的でした。(手裏剣術がすごいだけの男) エピソードとして、男が子供の頃、金属製の手裏剣を作る際に、母親のたちバサミをボロボロにしていたこと。 主人公の男とは別に、子供心を忘れない男(別の男は銀玉鉄砲?で現代のガンマンよろしく早撃ちが上手い)が現れて、意気投合するなどのエピソードが描かれていました。
「世にも奇妙な物語」の原作漫画西岸良平名作集」 https://manba.co.jp/boards/11774/books/3 1991年 「タイム・スクーター」 原作 「タイム・スクーター」西岸良平 ※収録「西岸良平名作集」 https://manba.co.jp/boards/11774/books/3 1991年 「嘘八百屋」 原作 「嘘八百屋」よしまさこ ※収録「好きです、この少女まんが。5 異彩」 https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000044886 1991年 「赤い雲」 原作 「赤い雲」西岸良平 ※収録「西岸良平名作集」 https://manba.co.jp/boards/11774/books/3 1991年 「バイパスの夜」 原作 「バイパスの夜」手塚治虫 ※収録「時計仕掛けのりんご」 https://manba.co.jp/boards/11960 1991年 「未来の想い出」 原作 「未来の想い出」岡崎二郎 https://manba.co.jp/boards/10892/books/5 1991年 「復讐クラブ」 原作 「復讐クラブ」諸星大二郎 ※収録「不安の立像」 https://manba.co.jp/boards/56775 1992年 「電気じかけの幽霊」 原作 「AC100V」しのらさとし ※収録「恐怖の方程式」 1992年 「ハイ・ヌーン」 原作 「史上最大の生中継!」江口寿史 1992年 原作 「言葉のない部屋」村野守美 ※収録「コミック1971」 https://www.amazon.co.jp/dp/4197805322 1992年 「城」 原作 「城」諸星大二郎 ※収録「ぼくとフリオと校庭で」 https://manba.co.jp/boards/82800 1993年 「ガード下の出来事」 原作 「帽子男は眠れない」上野顕太郎 https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000006512 1994年 「ある朝パニック」 原作 「ある朝パニック」福山庸治 https://manba.co.jp/boards/71659 2001年 「僕は旅をする」 原作 「僕は旅をする」今市子 ※収録「砂の上の楽園」 https://manba.co.jp/boards/26493 2002年 「夜汽車の男」 原作 「夜行」泉昌之 ※収録「かっこいいスキヤキ」 https://manba.co.jp/boards/124258 2002年 「昨日の君は別の君 明日の私は別の私」 原作 「昨日の君は別の君 明日の私は別の私」山下和美 https://manba.co.jp/boards/15619 2005年 「影武者」 原作 「最上殿始末」手塚治虫 ※収録「時計仕掛けのりんご」 https://manba.co.jp/boards/11960 2008年 「ボディレンタル」 原作 「ボディレンタル」戸田誠二 ※収録「スキエンティア」 https://manba.co.jp/boards/14466 2008年 「どつきどつかれて生きるのさ」 原作 「どつきどつかれて生きるのさ」うめざわしゅん ※収録「ユートピアズ」 https://manba.co.jp/boards/18808 2009年 「爆弾男のスイッチ」 原作 「スイッチ」石黒正数 ※収録「石黒正数短編集」 https://manba.co.jp/boards/13000 2009年 「理想のスキヤキ」 原作 「最後の晩餐」泉昌之 ※収録「かっこいいスキヤキ」 https://manba.co.jp/boards/124258 2011年 「耳かき」 原作 「耳掘り」泉昌之 ※収録「かっこいいスキヤキ」 https://manba.co.jp/boards/124258 2012年 「ワタ毛男」 原作 「ワタ毛男」小田扉 https://manba.co.jp/boards/77601 2012年 「ヘイトウイルス」 原作 「ヘイトウイルス」うめざわしゅん ※収録「ユートピアズ」 https://manba.co.jp/boards/18808 2013年 「AIRドクター」 原作 「もどき」小田扉 ※収録「前夜祭」 https://manba.co.jp/boards/77601 2014年 「未来ドロボウ」 原作 「未来ドロボウ」藤子・F・不二雄 ※収録「藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>」 https://manba.co.jp/boards/87931/books/4 2015年 「面」 原作 「面」永井豪 ※収録「怖すぎる永井豪」 2015年 「地縛者」 原作 「地縛者」伊藤潤二 https://manba.co.jp/boards/84812/books/108 2015年 「蟲たちの家」 原作 「蟲たちの家」楳図かずお https://manba.co.jp/boards/13892 2015年 「自分を信じた男2」 原作 「自分を信じた男2」石川雅之 ※収録「週刊石川雅之」 https://manba.co.jp/boards/75232 2015年 「ウソキヅキ」 原作 「ウソキヅキ」渡辺優平 https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549881 2016年 「夢みる機械」 原作 「夢みる機械」諸星大二郎 https://www.amazon.co.jp/dp/4420137509 2016年 「貼られる!」 原作 「レッテルのある教室」7と嘘吐きオンライン―HERO個人作品集― HERO https://www.amazon.co.jp/dp/4757530455 2017年 「夜の声」 原作 「夜の声」手塚治虫 ※収録「空気の底」 https://manba.co.jp/boards/21231 2018年 「明日へのワープ」 原作 「アイリウム」小出もと貴 https://manba.co.jp/boards/15730 2021年 「コインランドリー」 原作 「ロッカールーム」鈴木祐斗 https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156687311993/embed ちくちくぴろんぴろん https://manba.co.jp/boards/153855
めでたい! なんと目出鯛ことでしょう! 世良田波波さんの漫画がついに世界に羽ばたきました! 世良田波波ってだれ? って人は、いますぐツイッターの世良田さんのアカウントまでいって『きみは、ぼくの東京だったな』という14Pの漫画を読みましょう! 読んでいただければ、どうして西岸良平の短編集に、このことを買いているのかが何となくわかっていただけるかと思います。 世良田さんは無名ながらアックスで細々と活動を続けておられて、もう7、8年になるでしょうか。寡作ながらコツコツと息の長い作家さんで、まだ単行本は出ていません。おそらく今回の件をきっかけに、まずはアックスへの仁義を立てて、青林工藝舎から過去作を集めた初の短編集がでるような気がします。そのあとは、やっぱりトーチでしょうか。まあ、筋金入りの寡作家なので、また沈黙してしまうかもしれません。でも、とにかく、こんなに目出鯛ことはありません。 久しぶりに世良田さんの漫画を読んだら、西岸良平の漫画を思い出しました。比較的最近では『岡崎に捧ぐ』の山本さほなどもそうですが、極端にデフォルメ化された人物が特徴的ですよね。そして特に世良田さんと西岸を結びつけるのは背景への眼差しだと思います。背景への優しい眼差しがあるような気がするんです。お二人とも、背景を人物と同程度に描き込む。背景と人物のタッチがまったく同じなんです。それ故に人物は背景に溶け込んで、背景はただ背景にとどまらず、パースや遠近感を捨てて、コマの平面上に殺到しようとしてくる。背景が後方に逃げていくのではなくて、コマの前面にわらわらと押し寄せてくるのです。語弊を恐れずに言えば、小学生の夏休みの宿題の絵のような気合いの入り様とでも言いますか、おもちゃ箱をひっくり返したようなゴチャゴチャした手触り感覚を平面であるところの漫画に憶えるんですね。これは凄いことだと思います。 今回、世良田さんの短編が深い共感を呼んでいるのは、この背景への優しい眼差しがあるからなのかもしれません。だって、この背景の街々は、私たちが暮らしている街でもあるんですから。あるいは西岸良平の背景に感じる郷愁もそうです。みんな、いっせいに盛り上がれ! このコマの前面に!