あらすじ

「蜃気郎」「地球最後の日」「タイム・スクーター」「ポーラーレディ」「魔術師」からセレクトした名作集。日常に潜む不思議さと、人が何だか哀しく、でもいとおしくなる西岸ワールドへどうぞ!
西岸良平名作集 1巻
きっとクセになる西岸ワールドの不思議な味わい――それはどこかで見た懐かしい景色のよう――ユーモアと哀愁、その絶妙なバランスはいつまでも心に残る。
西岸良平名作集 2巻
きっとクセになる西岸ワールドの不思議な味わい――それはどこかで見た懐かしい景色のよう――ユーモアと哀愁、その絶妙なバランスはいつまでも心に残る。第2巻。
西岸良平名作集 3巻
きっとクセになる西岸ワールドの不思議な味わい――それはどこかで見た懐かしい景色のよう――ユーモアと哀愁、その絶妙なバランスはいつまでも心に残る。第三巻!
西岸良平名作集 4巻
「蜃気郎」「地球最後の日」「タイム・スクーター」「ポーラーレディ」「魔術師」からセレクトした名作集。日常に潜む不思議さと、人が何だか哀しく、でもいとおしくなる西岸ワールドへどうぞ!
西岸良平名作集 5巻
「蜃気郎」「地球最後の日」「タイム・スクーター」「ポーラーレディ」「魔術師」からセレクトした名作集。日常に潜む不思議さと、人が何だか哀しく、でもいとおしくなる西岸ワールドへどうぞ!
ねこだのみ

ねこだのみ

東村アキコ、西炯子、波津彬子、そにしけんじといった超人気作家4人の描きおろしに21人の猫愛あふれる作家さんの珠玉の過去作品を掲載しました。泣けてくるものから、笑えるもの、じ~んと考えさせられるもの…いろんな猫が集まってきました。時代も、性別も越えた『猫愛』だけで成り立っている1冊です。猫に少しでも興味がある方はお手に取ってください。 ※デジタル版には含まれないコンテンツがあります。予めご了承ください。
青春奇談

青春奇談

『鎌倉ものがたり』連載30周年記念企画の一環として、1980年代に刊行された、西岸良平の真骨頂であるノスタルジックな短編作品をリニューアル発売! ひとつ屋根の下に暮らす、義兄妹の耕介と久美子。そして、不思議な能力を持つ、猫のワニ丸。二人と一匹の周りには、何故かおかしな出来事ばかりが起こりますが、貧しくとも明るく温かい彼らの暮らしが、ほんのりと心を穏やかにほぐしてくれます。
謎の怪人 蜃気郎

謎の怪人 蜃気郎

全てが謎に包まれた、その男の名は怪盗蜃気郎。変装で身を包み、定まったアジトは持たず、その素顔を知る者はどこにもいない。だがしかし、時には知り合う人の心に深く棲みつく。果たしてヤツは義賊なのか、それとも、稀代の大悪党か!?
ポーラーレディ

ポーラーレディ

魔法販売会社ポーラー社に勤める蘭子はやる気満々! なのに成績最下位のセールスレディ。高額魔法はちっとも売れないし、空振り気味でクレームが絶えないけれど、お客さまは知らぬ間に魔法だけでは得られない幸福を手に入れていく…。彼女に出会ったら、どれかひとつ貴方の求める魔法を買ってみませんか? 本当に大切なものを見つけられるかも、しれませんよ?
名作合本

名作合本

80年代に発表された、西岸良平の名作短篇集『SFシリーズ ミステリアン』と『SFロマン タイム・スクーター』の豪華合本です! 不思議な魅力を持つ、ちょっぴり変わったヒロイン・広美の正体はなんと宇宙人!! 地球を愛し始めた広美は、侵略を企む別の宇宙人との戦いに挑む!! ほか、思わずホロリと涙がにじむ名作を、数多く収録します!!
ロマン劇場

ロマン劇場

父親が買ってくれた月の土地。赤い靴が似合ったあの子。夜行列車で語り合った夢。宝物だった虹色のビー玉。無くしてしまったあの日々は、いったい今どこにあるのだろう…。西岸良平作品の真髄! 表題作ほか、郷愁を誘う読み切り全20話を収録!!
西岸良平 画業50周年記念 自選 鎌倉ものがたり+

西岸良平 画業50周年記念 自選 鎌倉ものがたり+

2022年、画業50周年の偉業を果たされた西岸良平先生による自選の記念コミックス!! 連載スタートから38年間、変わらず読者に愛され続ける代表作『鎌倉ものがたり』をはじめ、心温まるノスタルジックな作品や、ミステリ―、ファンタジーまで、漫画界唯一無二の世界観を持つ西岸作品の魅力を凝縮した一冊です。
三丁目の夕日 夕焼けの詩

三丁目の夕日 夕焼けの詩

ある場所に腕利きの大工がいた。その職人芸たるや、立てた柱に後光がさすといわれるほどのもの。だが、世の中は高層建築の時代に変わり、彼の腕を発揮する場所もどんどん無くなっていく。そんな彼の元に、ある依頼があった。なんと宇宙衛星を木造で作ってくれというのだ…。昭和30年代の世界に現代の心のふるさとを追う、珠玉のメルヘン!!
たんぽぽさんの詩

たんぽぽさんの詩

イラストレーターのたんぽぽさんと、かけ出しのカメラマン慎平が、一人娘のスミレを伴って郊外の念願の一戸建の家へ引っ越して来た所から、この物語は始まる。メルヘンにも似たほのぼの家族の心あたたまる物語は、100%西岸良平の世界を堪能できる!!ファン待望の単行本化、第1巻。
三丁目の夕日 映画化特別編

三丁目の夕日 映画化特別編

ほのぼのとしたタッチで、昭和30年代の東京下町を描写した『三丁目の夕日』の実写映画版公開記念!映画の原案になった12編を収録した本巻では、「三丁目」の中心人物・鈴木オートの一家や、しがない小説家・茶川竜之介を中心に、心温まる物語が次々と展開。観る前でも、観た後に読んでも楽しい一冊をぜひ!!
西岸良平名作集
世良田波波さんの漫画がついに世界に羽ばたいた!!
西岸良平名作集 西岸良平
影絵が趣味
影絵が趣味
めでたい! なんと目出鯛ことでしょう! 世良田波波さんの漫画がついに世界に羽ばたきました! 世良田波波ってだれ? って人は、いますぐツイッターの世良田さんのアカウントまでいって『きみは、ぼくの東京だったな』という14Pの漫画を読みましょう! 読んでいただければ、どうして西岸良平の短編集に、このことを買いているのかが何となくわかっていただけるかと思います。 世良田さんは無名ながらアックスで細々と活動を続けておられて、もう7、8年になるでしょうか。寡作ながらコツコツと息の長い作家さんで、まだ単行本は出ていません。おそらく今回の件をきっかけに、まずはアックスへの仁義を立てて、青林工藝舎から過去作を集めた初の短編集がでるような気がします。そのあとは、やっぱりトーチでしょうか。まあ、筋金入りの寡作家なので、また沈黙してしまうかもしれません。でも、とにかく、こんなに目出鯛ことはありません。 久しぶりに世良田さんの漫画を読んだら、西岸良平の漫画を思い出しました。比較的最近では『岡崎に捧ぐ』の山本さほなどもそうですが、極端にデフォルメ化された人物が特徴的ですよね。そして特に世良田さんと西岸を結びつけるのは背景への眼差しだと思います。背景への優しい眼差しがあるような気がするんです。お二人とも、背景を人物と同程度に描き込む。背景と人物のタッチがまったく同じなんです。それ故に人物は背景に溶け込んで、背景はただ背景にとどまらず、パースや遠近感を捨てて、コマの平面上に殺到しようとしてくる。背景が後方に逃げていくのではなくて、コマの前面にわらわらと押し寄せてくるのです。語弊を恐れずに言えば、小学生の夏休みの宿題の絵のような気合いの入り様とでも言いますか、おもちゃ箱をひっくり返したようなゴチャゴチャした手触り感覚を平面であるところの漫画に憶えるんですね。これは凄いことだと思います。 今回、世良田さんの短編が深い共感を呼んでいるのは、この背景への優しい眼差しがあるからなのかもしれません。だって、この背景の街々は、私たちが暮らしている街でもあるんですから。あるいは西岸良平の背景に感じる郷愁もそうです。みんな、いっせいに盛り上がれ! このコマの前面に!