ちんもくのかんたい
沈黙の艦隊
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あらすじ
日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海上自衛隊一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。しかし、海江田は試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行、突如反乱逃亡をする!原潜、核兵器、国家、戦争、そして…真の平和とは!?激動の20世紀末、人類最大のテーマに挑む最高傑作!

無っ茶苦茶面白い超名作。故に要注意。

漫画家・かわぐちかいじの名声を高めた代表作であり、今読んでも無茶苦茶面白くて熱い名作である。 まだ読んでない人は、すぐ読んだ方がいい。このレビューを読み終わる前に読破する方がいい。海面下の武骨な”てつのくじら”とそれを取り巻く人々が織りなす、全地球スケールに広がる風呂敷のファンタスティックな面白さに痺れること間違いなしだ。 そして、だからこそ、この漫画は要注意なのだ。 この漫画はファンタスティックを通り越すぶっ飛んだファンタジー作品であり、「いやいやそれはおかしい」と逐一ツッコむぐらいの冷静さが最終的には必要な、あぶない漫画である。 これは戦闘描写に限った話ではなく、軍人描写・政治描写でも同様の話だ。 というか、素人目にもわかりやすい戦闘描写の範囲だけでこの漫画のファンタジー成分を看破した気になりかねない点が余計にあぶない。このことに関しては、交渉を優位に進めるための心理的トリックに通じるものを感じる。あるいは(いい譬えではないが)巧妙なプロパガンダと似ている。 要するに、面白さに痺れたまま、作品に感化されたまま、染まり切ったままは危険だということだ。 本作はその面白さと現実世界に即した設定故に、なぜ現実はこの作品のようになれないのかと憤って、現実から離れたところに行ってしまって戻ってこれなくなってしまう恐れがある。これは最高の読書体験でもあるが、現実に生きる私たちはいつまでもそのままではいられないだろう。デビルマンを読んで「地獄へ落ちろ人間ども!」に共感しっぱなしでいてはいられないのと大差ない。 なお、私は本作を読んでしばらくはかなり感化されていた。最高の読書体験の一つであった。こんな気持ちいい体験、味わえるなら味わった方がいいに決まっている。 故に、本作が提供してくれるかもしれない最高の読書体験に水を差すようなものは、あらかじめ見ないよう注意(※読者の冷静さを取り戻す激うまギャグ)するのがよいだろう。 こんな長文駄文レビューを読む前に、最も面白く読めるうちに面白い漫画は面白く読むべきなのだ。

完兀
完兀
そうてんこうろ
蒼天航路
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あらすじ
“乱世の姦雄(かんゆう)”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操(そうそう)。だがその破格な生き様は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」である。

わたし史上No.1三国志マンガ

表題のとおりです。たしか新丸子の本屋さんで1・2巻同時発売になっていたのを見かけて、好きな三国志モノだったのでなけなしのお小遣いで買った気がします。 最初は絵柄があまり好きではなかったのと、謎のオリキャラなのか史実キャラなのかわからないようなキャラが出てきたり、ファンタジーっぽいところがあったりで、そこまで夢中になってませんでしたが、3巻4巻と読み進むにつれてやばいくらい面白くなっていきました!! 当時ネットとか全然なかったため、基本的には三国志の情報はコーエーから出ているガイドブック&ハンドブックの武将紹介か、みんな大好き横山三国志という形だったのですが、知らない(なおかつ興味深い)エピソードもどんどん出てくるし、脇役っぽい武将の掘り下げなんかもあったりとかして、ぐんぐんのめりこんでいきました!それこそ毎日読んでました! 中盤からは絵柄もすごく良くなってきて、ケチの付け所がない名作中の名作に!!キャラの個性の付け方も秀逸中の秀逸で、本当に天才だと思っていました。マイナー武将もすごい個性で描かれるので本当にありがたい!!! 基本的には三国志は群雄ものなので、キャラの個性がものすごく立っているっていうのは、面白さを決定づける超重要な要素なのですよね(別に横山三国志をディスってるわけではないです)!! いつか死ぬまでにこれを超える三国志マンガを読んでみたいというのが夢ですが、もう無理かもしれません。

酒チャビン
酒チャビン
へうげもの TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE. Hyouge Mono
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あらすじ
群雄割拠、下克上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。織田信長(おだのぶなが)の家臣・古田左介(ふるたさすけ)。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易(せんのそうえき=利休)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。生か死か。武か数奇か。それが問題だ!!

顔面の圧で押し切る!

山田芳裕の作家性ついては、幻にして伝説の未完作品『度胸星』のたったひとつだけで信用に足る漫画家だということが分かります。およそ漫画にかかわらず、ありとあらゆる作品と呼ばれうるもので、いくつもの世代を超えて読まれ続けているものには不思議と未完作品が多い。なぜ未完なのか、ということについては、作者の死と、それ以外の理由とにわけることができると思いますが、どちらにしても、あまりにも無謀で途方もない挑戦をしたがために完成が無限に遠ざかっていったということが言えると思います。その意味で『度胸星』は、ほんの一瞬でもその途方のない遥か遠方を垣間見させてくれたというだけで素晴らしい作品であることはまちがいない。しかも、山田芳裕はその果敢な挑戦を気合ひとつでやってのけたのです。 そう、山田芳裕のマンガはとにかく気合の入り方がちがう。問題の有無や大小にかかわらず、とにかく気合が入っている。なんだ気合か、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが実はなかなか容易ではない。どうしても、ひとというのは、何らかの効果を狙った手段を投じることで、問題を問題解決に導こうとする習性があるように思われます。つまり、どうしても語りが二義的で説明的になってしまう。それにつき山田芳裕のマンガにはまず気合の入った顔面がある。「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、何よりもあの顔面がすべてを物語ってしまっているんですね。何かの効果のある手段といった副次的な語りを追い越して何よりもまず、あの顔面が最前線ですべてを物語っている。 『へうげもの』に話をうつせば、私たちは安土桃山時代の数寄者ではないのですから茶のことはよくわからない。それでもとにかく古田織部の毎度のこと驚愕する顔面をみれば、何かヤバイことが起きているとすぐに察知することができるのです。そして何より、稀代の怪人、千利休を顔面として描き切ったことの素晴らしさよ。けっきょくのところ、何を考え、何を為したひとなのかがよくわからない千利休、何なら楳図かずおの『イアラ』のように何千年も生き続けていると言われたほうがしっくりくるあの千利休をありのままの顔面として描き切ったことは『度胸星』の挑戦にも並ぶチャレンジだったのではないでしょうか。

影絵が趣味
影絵が趣味
KILLER APE
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あらすじ
人工知能が極度に発達した22世紀末。突如、謎の飛行体「GAYLA(ゲイラ)」によってすべてのAIが停止した。人間の兵士すら一人もいない世界で、戦争勃発の危機を予知した大企業は、兵士の養成を決意。主人公・坂本哲平は「人が人を殺す」技術を学ぶために、歴史の中の戦場に飛ばされる。ミッションは「ナポレオンとの決戦」!? 『バンデット』の河部真道が放つ、驚天動地のSFバトルアクション開幕!!

戦争と死のリアル

第一話読んだ。 前作「バンデット」の勢いとかキャラの強さ、圧みたいなものの描き方が好きなので、この新連載も楽しみ。 2199年。 AIや機械に頼り戦争にも人間を必要としなくなっていたが、「大断絶」が起き、文明は若干の退行を見せ、再び人の生身が必要になっているという時代。 主人公は「配信者」で有名になることを夢見ているが、復興が目の前に横たわった世間の状態では白い目で見られている。 社会が裕福で許容できる時代じゃないと立場が低そうだ。 そんな彼が兵士になるため、圧倒的にリアルな仮想現実の中で、肌で過去の戦争を体験することになるのだが、その様子がなかなか痺れる。 偶然だろうが、たった一発の銃弾が向かった先に人がいればあっさりと命は摘み取られるのが戦争のリアルだ。 戦争、死の現実感を目の前でまざまざと感じ、ちゃらんぽらんな生き方をしてきた主人公はどうなってしまうのか。 過去の戦場と未来の戦場を横断する感じになっていくのか。 「12モンキーズ」という映画で、未来では囚人が過去の戦争に参加したり、重大な事件を阻止するために過去に送られるというシーンがあって、それをふと思い出した。 映画「マトリックス」然り、圧倒的な現実感を持った仮想現実は現実とほぼ変わりない。 最近でも、VRと自覚したうえで斬首を受けた人が、体調に異変を生じてしまったという話がある。 リアルすぎて痛みを感じられるほどの仮想現実の戦場での死は、精神が死を感じ取って現実の死に直結してしまうのではないかと勝手に変な心配をしてしまった。 大作になりそうな予感がビンビンするので、ぜひ最後まで描き切ってほしい。

吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
くろはくぶつかんごーすとあんどれでぃ
黒博物館 ゴーストアンドレディ
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あらすじ
ロンドン警視庁の犯罪資料館「黒博物館」に展示された“かち合い弾”と呼ばれる謎の銃弾。ある日、それを見せてほしいという老人が訪れたとき、黒衣の学芸員は知ることになる。超有名な「お嬢様」と、「もうひとり」が歴史的大事件の裏で繰り広げた、不思議な冒険と戦いを…! 藤田和日郎の19世紀英国伝奇アクション超待望の第2弾、ここに開幕!!
くろはくぶつかんみかづきよかいぶつとおどれ
黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ
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あらすじ
ガス燈が霧ににじむヴィクトリア朝のロンドン。ロンドン警視庁〈スコットランド・ヤード〉の犯罪資料室「黒博物館」を、歴史的ホラーヒーローの「生みの親」が訪れる。彼女が閲覧を希望したのは、赤いブーツ…2年前、女王主催の舞踏会で起きた怪事件の遺留品だった。そして女は、一人のおぞましく、あまりにも奇妙な女剣士の思い出を語りだす。第1シリーズ『黒博物館 スプリンガルド』、第2シリーズ『黒博物館 ゴーストアンドレディ』に続く大英帝国伝奇アクション待望の第3シリーズ、開演!
だんドーン
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あらすじ
龍馬が薩長同盟を仲介し、新撰組が御用改め、薩摩が英国に喧嘩を売った時代、幕末。その激動の歴史のド真ん中にひっそりと隠れて、しっかりと「仕事」をした男がいた。彼は「愛国者」か「裏切り者」か。『ハコヅメ』の作者が「日本警察の父」を描く、超本格幕末史コメディ!
ちぇーざれはかいのそうぞうしゃ
チェーザレ 破壊の創造者
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あらすじ
「私の母は娼婦――そして父は怪物だ」15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェーザレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語。本邦未訳『サチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝』(イタリア語原書)を精査し惣領冬実が描く、華麗なるルネッサンス絵巻!
ふうたろうふせんにっき
風太郎不戦日記
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あらすじ
山田誠也、のちに「忍法帖」シリーズでその地位を確立する大作家・山田風太郎は、昭和20年、医学生として東京にいた。時は太平洋戦争末期、同世代の若者は、みな戦地へ。しかし体調不良で召集を見送られた誠也は、お国のために体を張れない葛藤を抱えながら、日々を送っていた。そんな彼が当時の世間を、そして日本をどう見ていたか。克明に綴られた日記を、令和の今だからこそ、コミカライズ。個性派漫画家・勝田文がユーモアを交えて描く風太郎と昭和20年は、必読ものです!
はーんくさとてつとひつじ
ハーン ‐草と鉄と羊‐
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あらすじ
蝦夷地に住んでいた源義経は、兄・頼朝から追われていた。船に乗り込んで逃げようとしたが、その船は難破、着いた先はだだっ広い大陸。彼は復讐に囚われた人生を捨て、新たに生きることを決意した。裸一貫! 土地、人種、しがらみ。義経はすべてを飛び越え、曲者だらけのユーラシア大陸を駆け廻る! そして人類史最大の支配者になることができるのか!?
わーるど いずだんしんぐ
ワールド イズ ダンシング
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あらすじ
シェークスピアより昔に世阿弥がいた。「わびさび」の走り、世阿弥がいた。庶民の代表者である芸能者が、国を、社会を変える! 世阿弥こと鬼夜叉は、父親・観阿弥の命令でとりあえず舞っている美少年。観阿弥が頭をつとめる人気の一座・観世座に所属しているが、何故舞う必要があるのか常に疑問に思っている。そんななか、ある小屋で、貧弱な体と枯れた声、下手な動きで舞う女を見かけた。いいはずないのに、その姿に鬼夜叉は「よさ」を強く感じたのであった…。「身体」を武器にした中世ダンスレボリューション、開幕!!

芸能の本質をつく#1巻応援

逃げ上手の若君同様、個人的に室町時代がアツイのですが、 さらに世阿弥の作品まで出て、いよいよ出版社も本気になってきたな! と、ホクホクしております。 世阿弥といえば、「風姿花伝」の著者で、それを秘伝書として後世まで残したのが有名ですよね。 「序破急」という言葉でご存知の方も多いハズ(主にエヴァ経由かもですが) 中でも、「年来稽古条々」は、今でも唸る部分が多いです。 年齢ごとにやるべきことをまとめたその一節は、端的に言えば、以下のような内容。 若い頃は、勢いや華やかさが最も美しい時期のため、実力とは違う点で評価されてしまうことがある。しかし、この時期で一生涯が決まるわけではないため慢心しないように注意が必要。 そして、年とともに、進歩に停滞がみられる時期がくるが、それでも絶望せずジッと耐えて実力を磨く必要性を説く。 そして、30後半から40才までには全てが決まってしまうので、この年代を、これまでを振り返って、これからどうすべきかを考える時期とし、40過ぎたら体力の衰えも重なるため、多くのことはせず得意なことに集中し、後任の育成をすべき・・・という流れ。 大分端折った要約ですが、これが600年以上前に書かれたってスゴイなと思います。 芸能の世界はもちろんですが、ビジネスシーンでもおっしゃるとおりだなと思うフシが多々ありますよね。 若い時代はあっという間なので、若さに奢らず、如何に自分を高められるかが重要だってことです。 本作は、そんな世阿弥の物語。 上記のような何百年も通じる芸の本質をついた本を書いただけに、 芸という、一瞬とらえどころのない世界を、体系的に、ロジカルに分別し考える感じが、純粋に「っぽい」なぁと感じました。 実際、こういう人物だったんだろうという現実味があります。 父・観阿弥との、父と子の関係も良いです。 2代に渡って技術だけでなく、思いが継承されていく感じ、好きなんですよね。 まだ1巻ですが、今、室町がアツイので、色んな意味で今後が楽しみです。

六文銭
六文銭
すいんぎんどらごんたいがーぶぎ
スインギンドラゴンタイガーブギ
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あらすじ
ジャズ。それは戦後日本の「芸能界」のルーツ。これはすべてを失ったこの国、そしてその音楽が再生する歴史を描く、一大ジャパニーズジャズストーリーなのだ。
ジパング
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あらすじ
200X年のイージス艦が、1942年にタイムスリップしたならば――。“来(きた)る”太平洋戦争が、その先の“みらい”が激震する!!――海上自衛隊所属、最新鋭イージス艦「みらい」、謎の暴風雨に遭遇(そうぐう)。そしてすべての僚艦(りょうかん)、失踪(ロスト)……。やがて、1942年・ミッドウェー海戦域のド真ん中に“出現”した「みらい」は、撃墜(げきつい)された海軍将校を救助。そして、「歴史」は塗り替えられる――!!講談社漫画賞受賞。圧倒的なイマジネーションで描き出される、歴史横断超大作!

自衛艦が"タイムスリップ"したらどうなるのか

本作の主軸となる自衛艦「みらい」は、自衛隊活動としてエクアドルへの遠征の途中で突如タイムスリップ。1942年のミッドウェー海戦のど真ん中にいきなり飛ばされてしまう。 自衛艦っていうのは自衛隊員が乗っているわけなのだが、"自衛隊"を本当の意味で理解していなかったなと深く考えさせられる本作。 同じくかわぐちかいじ著書の超名作「沈黙の艦隊」の主人公:海江田四郎のようにゴリゴリのカリスマが率いるのかと思いきや、自衛隊員としての葛藤を全員が抱えているため割と登場人物が強め。 ちなみに歴史上の実在の人物たちも多く登場している。 「やってみせ言って聞かせてさせてみて~」の山本五十六ぐらいしか私はすぐにわからなかったけど、当時の"大日本帝国"がそのまま存在する設定なので「艦これ」とか好きな人はたまらないのではないだろうか。 私は戦艦も戦争も本当に全く知らなかったけど、それでもストーリーを追っていくだけで考えさせられるシーンが多々あり、感心しながら読み続けられた。長いけど。 読後にWikipediaとかブログとかを探してみたけどやっぱりかなり熟考されてる方がいるようで、実際の史実との差異であったり細かな指摘はあるもののみんなジパング大好きだなーっていうのはよくわかった。 絵がリアルで大人向け感強く見えるかもしれないけどめちゃくちゃ難しい話だけということでもなく、画力と雰囲気とテンポの良さによってかわぐちかいじという稀代の漫画家の実力を知ることが出来る素晴らしい作品だと思う。 かわぐちかいじ先生はきっと若い世代の人たちからすると「沈黙の艦隊」や「太陽の黙示録」「イーグル」そしてこの「ジパング」と戦争や政治ものを描く漫画家というイメージなんじゃないだろーか。 最近はたしかにそんな感じだけど「アクター」とか「ハード&ルーズ」とかみたいな時代の色が強く反映されている作品も多く、こっちの方が個人的に推しだったりもするので是非もっと若い人たちにも読んでいただきたい。 政治とか戦争とかとっつきにくいと思うし(私はそう)

さいろく
さいろく
バンデット
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あらすじ
鎌倉時代末期。商人にこき使われる奴隷身分の下人・石は、ひょんなことから武士にとらわれた謎の男・猿と出会う。協力し合ってなんとか自由を手に入れた二人。しかし、猿の口から出たのは、信じがたい言葉だった。「これから、700対2の戦を始める」太平の眠りをぶち破る驚天動地の歴史活劇が開幕!
僕はビートルズ
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あらすじ
それはビートルズへの裏切り。――2010年から1961年にタイムスリップした、ビートルズのコピーバンド。自分たちのきた時代がビートルズのデビュー前年だと知ったメンバーは、ビートルズになり代わることを決意する。“もし、僕がビートルズより先に『イエスタデイ』を発表したら、僕はビートルズになれるかもしれない”
仕掛暮らし
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あらすじ
「へうげ」の世=桃山時代から約二百年。「江戸」は居よいか住みよいか。複雑怪奇な人間模様、闇で「仕掛」ける裏稼業。元締・音羽屋半右衛門、嫌な渡世だ。「仕掛人・梅安」シリーズの原点『殺しの掟』(講談社文庫)より三篇を厳選。山田芳裕が池波正太郎に捧ぐ極乙のオマージュにて候
ねこおく
猫奥
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江戸時代。大奥に仕える女性たちの多くは、生涯独身であった。そんな彼女たちが、持てあました時間と愛情を注いだ対象、それは――にゃんと、ネコだった!? 大奥に暮らすオンナとネコの日常を描くほのぼのショート!
くろはくぶつかんすぷりんがるど
黒博物館 スプリンガルド
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あらすじ
19世紀・ヴィクトリア朝初期のロンドンで、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。現場では、高笑いしながら跳び去る怪人の姿が目撃されていた。3年前、夜道で女性たちを驚かせたという「バネ足ジャック」が殺人鬼となって帰ってきたのか?事件を追うロンドン警視庁の警部は、意を決してある「貴族」の館へ馬車を飛ばす……。『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎、新境地。熱き活劇の名手が奏でる怪奇と冒険と浪漫の協奏曲(コンチェルト)!

今最もちょうどいい藤田和日郎入門マンガ #マンバ読書会

藤田和日郎作品大好きな自分が藤田マンガをオススメするときにいつも困るのが「めちゃくちゃ巻数ある」ということ。うしとら33巻、からサー43巻、月光条例29巻、双亡亭25巻。いきなり読んでもらうにはさすがにハードル高いですよね(でも全部読んでくれ)。 そんなわけでこの黒博物館『ブラック・ミュージアム』シリーズは藤田和日郎入門にピッタリかと思います。 第一作「スプリンガルド」は1巻完結、第二作「ゴーストアンドレディ」も全2巻、現在合計3巻とコンパクト。 https://manba.co.jp/boards/11724 メインの舞台装置はロンドン・スコットランドヤード所管の黒博物館。 さまざまな犯罪にまつわる証拠品や資料が収蔵された怪しい雰囲気の博物館にこれまた怪しい雰囲気のキュレーター(学芸員)が勤めており、読者は博物館の入館者とともに収蔵品の秘密に迫る…というのが基本の流れ。 ブラック・ミュージアムは実際に存在する施設だけあって、毎回歴史上の事件や人物が登場するリアリティのある描写も大きな魅力です。 https://youtu.be/lRusAqLia1U 「スプリンガルド」ではロンドンを騒がせたバネ足男の怪奇、「ゴーストアンドレディ」では劇場に住み着いた幽霊ととある女性の出会いを描いていて、それぞれ独立したオムニバスのシリーズになっています。読みやすいですね!(アピール) さらに2022年3月現在、モーニングで新シリーズ「三日月よ、怪物と踊れ」の連載も始まりました。既存の3冊を読んだころには新作にスムーズに合流できる、まさに「今最もちょうどいい藤田作品」が黒博物館シリーズなのは間違いないでしょう。 https://manba.co.jp/boards/156757 …というかうかうかしているとまたすぐ次の長期連載が始まるか、なんならちょっと目を離した隙にこの黒博物館シリーズ自体が10作以上増えているかもしれん!「ちょうど今」なんです、マジで! 以上、藤田和日郎沼に浸かろうという方はまずはこの黒博物館に入館してみては…読み終わる頃にはミステリアスなキュレーターさんと謎に満ちた収蔵品の物語の虜になっているはず。

名無し
吉原プラトニック
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あらすじ
二次元=浮世絵を愛するヲタク侍・貞近。生身の女性を克服させようと父親が考えたのは、浮世絵に描かれた吉原の売れっ妓(こ)花魁・紫太夫に手ほどきをさせるという突拍子もない策だった。おびえる貞近だったが、ひょんなことから振舞った手料理に紫太夫はすっかり胃袋を掴まれてしまい……。
サガラ~Sの同素体~
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あらすじ
2018年、エルサレム。極秘裏に訓練を積んでいた一人の日本人警察官が、帰国を命じられる。200名以上の日本人武装勢力が、密かにイラクで実戦に参加していることが判明、その狙いを突き止めよとの特命が下ったのだ。武装勢力を束ねる男の名は、成瀬完治。彼と特命を受けた男、二人が持つ腕時計には、銃の発砲に反応して赤く発光する、特殊なダイヤモンドが埋め込まれていた。成瀬の狙い、そして二人の男の繋がりとは――。
ミツナリズム
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明智光秀の三日天下も終わり、次に覇権を握るのは柴田勝家か羽柴秀吉か、という時勢。後に関ヶ原の戦いにて西軍を組織し、敗れ去ることになる若き日の石田三成は、主君・秀吉の足袋の破れを気にしたり、火鉢の火力の弱さに文句を言いながら日々を過ごす。そして大谷吉継とともに、基本的には戦の裏方に回る三成は、イケイケの福島正則や加藤清正と揉めたりもする。石田三成が小うるさく主張すること、それが「ミツナリズム」!
とうしゅうえいゆうでん
東周英雄伝
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あらすじ
気性の激しさと、恨みと不信の子供時代が、天下を呑み干す基盤となった“秦の始皇帝”。天女のような並はずれた美しさゆえに、犠牲の人生を強いられ、翻弄された“西施(せいし)”。門番の老人にも教えを請い、隣国の人望をも集め、天下に比類なしとまで名を轟かせた“無忌(むき)”。……才覚でのしあがり、世を動かした者。才能をうとまれ、せめぎあう策略に利用された者。中国の春秋戦国時代に、燃焼するように生きた英雄達が、今、蘇る!

圧倒的に美しく力強い水墨画のような漫画 #完結応援

たか
たか
艦隊のシェフ
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あらすじ
第二次世界大戦中の太平洋。常に最前線にいた駆逐艦・幸風。その艦橋の真下に、武器を扱うわけでも、作戦に携わるわけでもなく、兵士たちのためにメシを作り続ける男たちがいた。彼らの名は烹炊兵。戦争のハラを支え続けた男たちの、超極限美食物語が開幕!!
しっぷうのはやと
疾風の勇人
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あらすじ
1947年。終わりの見えない占領が続く日本。復興財源をかき集める大蔵省次官・池田勇人の前に現れた吉田茂が吼えた! 「GHQを追い出し日本を独立させる!」 池田は吉田と行動を共にすることを決意! そして吉田のもとに新時代の戦士達が結集する! さあ、GHQからこの手に政(まつりごと)を取り戻せ!!