名無し

大作家・山田風太郎が、医大生だった23歳のときに書いた日記『戦中派不戦日記』がコミカライズ…!

マリーマリーマリーや、イギリスの人気小説原作の「プリーズ、ジーヴス」で知られる勝田文新連載風太郎不戦日記』がモーニング36・37合併号よりスタート(月イチ掲載)

本日8月8日(木)発売の「モーニング」36・37合併号にて、「忍法帖」シリーズ等で知られる巨匠・山田風太郎の『戦中派不戦日記』を原作とする新連載『風太郎不戦日記』が始動します。

すでに扉絵の時点で魅力にあふれていて、ワクワクしながら読みました。

ガラスに貼られたテープ、尋ね人のチラシ、若者のいない銭湯、濁った湯船…。戦中の市民の暮らしぶりが一人称視点で描かれるため、非常に生々しく感じました。

作画に関して、勝田先生の白黒はっきりした塗り、独特の味わいの線、背景と小物の書き込みがとにかく素敵。

物語の内容自体は重たいのですが、「絵と内容のバランス」が取れていて読みやすかったです。

【第1話】「昭和20年の湯加減」

「忍法帖」シリーズなどでおなじみ、昭和の大作家・山田風太郎が医学生だった昭和20年に綴った『戦中派不戦日記』を、『マリーマリーマリー』『プリーズ、ジーヴス』シリーズの勝田文がコミカライズ。 戦地に赴くことがなかった山田青年は、その葛藤を抱えながらも、当時の日本の様子や問題点を、ときに鋭く...

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昭和20年って終戦の年か…。
次回は2月。あっという間に8月になる。
今このタイミングでこういう作品を連載するって意味があるね。

戦後の東京はあれよ星屑なんかでも描かれてるけど
風太郎のような人が終戦をどのように受け入れるのか学びたい。
原作も読もうと思う。

モーニング読んでたら2話が載ってた。

戦時中らしく解剖しながら食べ物のことを考えているかと思えば、可愛い女の子の横入りを許そうとする(※ババアは許さない)

この風太郎の生活の中に戦時と平時が入り交じってる感じが、なんとも言えない良さだなと思う

モーニング読んでたら2話が載ってた。

戦時中らしく解剖しながら食べ物のことを考えているか...

父も母も大切な人はもう亡くなってて、義理の父でもある叔父は「軍人になれなかったお前はクビを吊るしかない状況だから医学部を受験しろ」と言うような人だった。戦中の混乱した世の中をどこか冷めた目で風太郎が見てるのはこういう生い立ちがあるからだろうか。

今週のモーニング46号には第3回が掲載

まず新宿駅のそばにB29が墜ちるというのが、今の自分には到底信じられない出来事で圧倒された。そして皇居からみたとき新宿は「くんだり」などと言われるような場所だったのも驚きだった。

あいかわらず非常時ではあるけれども、空襲による無試験合格ではしゃぐシーンがすごく明るくてよかった。

その後の未来を知っているからこそ、「希望の化け物」という表現が重いな…。

山田風太郎が見た町の人の言葉が刺さる。
「つまり…なんでも…運ですな…」
「また…きっといいこともあるよ…」
とか、希望がない状況でどうにかそれを見出そうとする人達。

また勝田文先生が誰も見逃さないで描いてるのがいい。伝わる。

疎開して誰もいなくなった銭湯にあんなことした反骨精神の塊みたいな人の心情がこんな風に変わっていくなんて。

風太郎、柳くんにメチャクチャ尊敬されてるなぁ。
最後に高須さんと勇太郎くんとはぐれちゃったの不穏だ…全員無事であってほしい

「先々週9話が載ったばかりなのにもう掲載…?」と思ってしまった察しの悪い自分が嫌になるな…今日は8月6日だった。

校長が学問を究めろと激励すると同時に「大転回が来る」と暗に敗戦を示す一方で、風太郎は熱に浮かされ抗戦玉砕を夢想する…。

カラーで描かれる8月15日の赤いひまわりが壮絶で本当に素晴らしかった。

こういう漫画と現実が重なり合う体験を提供できるのが雑誌の良さだなと痛感した。リアルタイムでモーニングで読んでて良かった…

9月に入りさっそく新聞は軍閥を叩き始め、世間も戦争帰りの軍人に冷ややかな対応をするように。
この手の返しようにはなんとも言えない気持ちになる…

ふうたろうふせんにっき
風太郎不戦日記 1巻
風太郎不戦日記(2)
風太郎不戦日記 3巻
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「川島・山内のマンガ沼」放送を記念して、かまいたち・山内さんが考える最強ラインナップのヤングマガジンを0円にて配信!(※放送時のラインナップから一部変更ございます) ラインナップはこちら! 『新宿スワン』/『アンダーニンジャ』/『ドラゴンヘッド』/『エリートヤンキー三郎』/『賭博黙示録カイジ』/『彼岸島』/『僕たちがやりました』/『バジリスク 甲賀忍法帖』/『ミュージアム』 〇収録作品/著者名 『新宿スワン』 『アンダーニンジャ』花沢健吾 『ドラゴンヘッド』望月峯太郎 『エリートヤンキー三郎』阿部秀司 『賭博黙示録カイジ』福本伸行 『彼岸島』松本光司 『僕たちがやりました』原作:金城宗幸 漫画:荒木光 『バジリスク 甲賀忍法帖』原作:山田風太郎 漫画:せがわまさき 『ミュージアム』巴亮介

追読人間臨終図巻 芸術家編

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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。著名人923名の死に際を切り取った稀代の名著、『人間臨終図巻』をまさかの漫画化! 第三弾は古今東西の芸術家の「死」を網羅。葛飾北斎「せめてあと五年の命があったなら、ほんとうの絵師になれるのだが」。ルノワール「くそっ、なんてこの世は美しいんだ!」。岸田劉生「マチスのバカヤロー!」。ドストエフスキー「ずっと考えていたんだが、きょう僕は死ぬよ」。山下清「人間、死んだら何もできなくなるもんな、やっぱり」。カフカ「僕の遺稿の全部、中身を読まずに焼却してくれたまえ」。高村光太郎「僕は智恵子とふたりでいつも話しあっている」。芸術家ならではの深みを持った今際の言葉に、あなたは何を思う?

警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐

警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐

山田風太郎の「筆」がいま再び歴史の「水面」を「書」き回す。江戸が東京になったばかりの明治初期、創設まもない「警視庁」のポリスと、「江戸の守り」だった元・同心が、帝都を騒がす事件の裏で虚々実々、丁々発止の駆け引きを繰り広げる。偉人・要人・警部・巡査・奉行・同心・岡っ引き・噺家・芸者・刺客・文豪・悪党・妖婦…ありとあらゆる人物が、行き交い、入り乱れ、大河のごとき「物語」へと呑み込まれていく。風太郎、畢生の代表作がついに漫画へと転生する。

Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~

Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~

江戸時代、徳川三代将軍・家光の世。会津藩主・加藤明成に逆らったとされた会津藩元家老・堀主水一族は、高野山より東海道を江戸へと引かれていった。引いていくのは加藤家の配下、会津七本槍と呼ばれる男たち。七本槍は堀の男たちに対し、「尼寺に逃げた堀一族の女たちに武士の情けで一目会わせてやる」と告げるが、その裏には、一族の男たちの前で堀の女たちを惨殺しようという恐ろしい企みがあった――。残虐七鬼vs.美女七人、未曾有の復讐劇が幕を明ける。

バジリスク~甲賀忍法帖~

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江戸の世、天下人・徳川家康は甲賀(こうが)と伊賀(いが)という忍法の二大宗家を相争わせ、十人対十人の忍法殺戮(さつりく)合戦の結果どちらが生き残るかによって、三代将軍の世継ぎ問題を解決させることにした。だが憎み合う両家にあってそれぞれの跡取り、甲賀弦之介(げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)は深く愛し合っていた――。時代に翻弄(ほんろう)される忍術使いたちのあまりにも過酷な運命の幕が上がる!!

アイゼンファウスト 天保忍者伝

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天保の江戸に二人の忍あり!一人は術で女を犯す痴漢忍者・空也!一人は正義に生きる童貞忍者・天四郎!繁栄の絶頂で、快楽をむさぼっていた江戸の街は、鳥居耀蔵の忍びが振るう、“怒りの鉄鞭”に震えあがる!禁断の官能忍術バイオレンス、ここに見参!鳥居が命じた試練。それは、愛する女が醜悪な男に犯されるのを「ただ見ていること」だった。童貞忍者・天四郎の純愛の行方は?

十 ~忍法魔界転生~

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山田風太郎の忍法帖シリーズ最高傑作『魔界転生』を、せがわまさきが極限の筆致で描く、幻想剣戟譚!!――島原の乱の生き残りである怪老・森宗意軒(もり・そういけん)が、その妖しき十本の指より放つ復活の秘術“魔界転生”。女体を繭として、一度は死んだはずの天草四郎時貞(あまくさ・しろう・ときさだ)、荒木又右衛門(あらき・またえもん)、そして宮本武蔵(みやもと・むさし)が、次々に現世へと再生する!!江戸の世を揺るがす恐るべき野望が、静かに蠢き始めるのだった……。

山風短

山風短

美しき者には、人智を超えた忍法があった!快楽極まる、超絶の秘術を見よ!天下分け目の「関ヶ原の戦い」の前年、不穏な空気に満ちた京の遊郭にいた、ひとりの美しき者。名は陽炎(かげろう)。この者が、天下の形勢を、大きく動かしていく!山田風太郎には、短編にも多くの傑作あり。せがわまさきによる、極上の漫画化、それこそが『山風短(やまふうたん)』!

柳生十兵衛死す

柳生十兵衛死す

山城国相良郡(やましろのくにさがらごおり)で発見された柳生十兵衛三厳(やぎゅうじゅうべえみつよし)の死体は、潰れていたはずの左目は開き、開いていた右目が閉ざされていた。「風太郎忍法帖が、私の作品の原点の一つであることは間違いない!!」と言う石川賢氏による筆が冴え渡る!!慶安二年(1649年)能楽師・今春竹阿弥(こんぱるたけあみ)の舞う、過去の世界に誘う夢幻能によって十兵衛の眼前に現れたのは、甲賀葵の御紋を兜にいだく“徳川家康”を名乗る忍者だった。十兵衛と竹阿弥の命をもらいに地獄より推参したと言う家康は、徳川四天王・榊原康政(さかきばらやすまさ)、酒井忠次(さかいただつぐ)、本多忠勝(ほんだただかつ)、井伊直政(いいなおまさ)による人馬一体となった騎馬忍法で十兵衛を襲う!!

魔界転生

魔界転生

山田風太郎の傑作小説を原作に、石川賢のイマジネーション溢れる世界が新たな物語を紡ぎ出す!!寛永十四年十月、突如として島原に起こった百姓一揆は、たちまち変幻不屈の切支丹(キリシタン)軍となり、原の城に立て籠もる。この一揆を率いたのは、弱冠十六歳の天草四郎時貞と老軍師・森宗意軒(もりそういけん)。十二万四千の幕府軍に、三万七千の切支丹軍で戦った。約5ヵ月の攻防の末、ついに天草四郎は首級をあげられ幕府軍の前に敗れる。しかし、天草四郎は死してはいなかった……。“魔界転生”と呼ばれる秘術を用い、異形のモノを宿した天草四郎は地獄の底から蘇る。宮本武蔵、荒木又右衛門(あらきまたえもん)、宝蔵院胤舜(ほうぞういんいんしゅん)ら名だたる剣豪を魔界から転生させる、天草四郎と森宗意軒の目的とはいったい!?

拾われた男

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ディズニープラスで6月26日、ドラマ配信開始決定!『シン・ゴジラ』『SP』『ひよっこ』などで話題を呼んだ人気バイプレイヤー・松尾諭の「自伝風」マンガ。俳優を志して上京したものの、どの劇団にも入れず途方に暮れる青年・マツオ。偶然拾った航空券を警察に届けたら、落とし主は芸能プロダクションの社長だった。社長から「昨今 稀に見る昭和顔だわ…!」と気に入られて、マツオはレッスンやオーディションを受けることになるのだが……。人気バイプレイヤーはこうして生まれた…のかも?

谷中びんづめカフェ竹善

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【分冊版をまとめた1冊★描き下ろしあり】人付き合いが苦手な女子大生の紬は、実家から届く大量の野菜に困り果てていたところ、英国人のセドリックに出会う。彼の営むびんづめ専門カフェ「竹善」に連れて行かれ、野菜たちは保存食として生まれ変われることを教えてもらう。この出会いがきっかけで紬の世界が広がっていく――。集英社オレンジ文庫の大人気作品をコミカライズ! ※「谷中びんづめカフェ竹善 分冊版 1~5巻」をまとめたものです。重複購入にご注意ください。

愛蔵版 あのこにもらった音楽

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母親の死後、のどかな梅木旅館に引き取られて育った梅子。旅館の一人息子で元(?)天才ピアニスト・蔵之助のピアノを子守歌に育った梅子も、もうすぐ花の大学生。そこになんと音信不通だった、ドイツ人の父親が現れた…!!ナチュラルな感性とシャープなセンスで人気の勝田文。ざわついていた心を優しくフラットにしてくれます。

マリーマリーマリー

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Daddy Long Legs

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舞台は昭和初期。身寄りのないいつきに思いがけない援助の話が舞い込んだ。条件は月に一度手紙を書くこと…。「あしながおじさん」を原作にお茶目な恋を描く表題作他3編収録!【同時収録】天馬/パーラー/シンガポールの月

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