シェークスピアより昔に世阿弥がいた。「わびさび」の走り、世阿弥がいた。庶民の代表者である芸能者が、国を、社会を変える! 世阿弥こと鬼夜叉は、父親・観阿弥の命令でとりあえず舞っている美少年。観阿弥が頭をつとめる人気の一座・観世座に所属しているが、何故舞う必要があるのか常に疑問に思っている。そんななか、ある小屋で、貧弱な体と枯れた声、下手な動きで舞う女を見かけた。いいはずないのに、その姿に鬼夜叉は「よさ」を強く感じたのであった…。「身体」を武器にした中世ダンスレボリューション、開幕!!
シェークスピアより昔に世阿弥がいた。「わびさび」の走り、世阿弥がいた。庶民の代表者である芸能者が、国を、社会を変える! 世阿弥こと鬼夜叉は、父親・観阿弥の命令でとりあえず舞っている美少年。観阿弥が頭をつとめる人気の一座・観世座に所属しているが、何故舞う必要があるのか常に疑問に思っている。そんななか、ある小屋で、貧弱な体と枯れた声、下手な動きで舞う女を見かけた。いいはずないのに、その姿に鬼夜叉は「よさ」を強く感じたのであった…。「身体」を武器にした中世ダンスレボリューション、開幕!!
シリーズ累計40万部突破!(電子書籍を含む)「小説家になろう」発、大人気戦国サバイバルの外伝、コミカライズ始動!原作・イスラーフィール先生による書き下ろしSS & 描き下ろし特別漫画を収録!【あらすじ】一五五〇年。足利将軍家が三好家に追放され、室町幕府の崩壊が始まった歴史的な年。近江の小領地・朽木の次期当主・竹若丸(2歳)は歴史好きな現代日本人の生まれ変わりだった。現代知識と自分の力量を試せる、そう思った矢先、父・晴綱の戦死によって状況が一変する。叔父が次期当主に就任し、竹若丸は力がなく貧しい公家へと養子に出されたのだ。しかし、彼は屈しない。権力がなくとも己の知略ひとつで乱世に名を轟かせていく!異端の公家が乱世を翔ける戦国サバイバル、コミカライズ開幕!
時は室町時代、南総の国。遠い昔に聖女・伏姫が封じたはずの妖鬼王・玉梓は復活し、再び人間を恐怖に陥れようとしていた。そんな中、女性でありながら男並みの剣士として育てられた犬塚信乃は、世界の平和を取り戻すべく妖怪軍との戦いに立ち上がった。父に託された破邪の剣“村雨”を手に。★単行本カバー下画像収録★
日本の長編伝奇小説の古典の一つである世に有名な『南総里見八犬伝』。そのエピソードゼロと言うべき英雄譚がここにはじまる! 時は戦国、室町幕府六代将軍・足利義教(よしのり)と鎌倉公方・足利持氏(もちうじ)との確執を発端に世は乱れ争乱の時代へと突入していった。主人公・里見義実(よしざね)もその戦乱に巻き込まれ敗北し、当主であった父を失う。お家再興の望みを託された義実は、生まれ育った結城の土地を離れ、縁もゆかりもない南総へと落ちのびた。彼の地にそびえる館山城。果たしてその城門は開かれ、義実一行を受け入れるのだろうか!? 希代の悪女、玉梓(たまずさ)が暗躍し、風雲急を告げる『総里見伝説』第1巻。長年の想いが堰を切った姉小路悠人のライフワークを見逃すな!
日本のイメージの源流はこの時代に!?庶民目線でめぐる日本史の旅 おかしな猫に連れられて、気がつけばそこは室町時代。戦国の世といったイメージが強いこの時代ですが、年中行事、御伽話、和室、和食、能、お茶……。当時の生活様式や文化が、いまの日本と密接に結びついているのです! 室町庶民の暮らしをのぞいてみませんか!?<目次>●ねこでもわかる室町時代 [コラム] 室町という時代と「名前」 ●お茶は女のもの? 男のもの? [コラム] 茶道は男のたしなみだった?●ムラ社会が国民性? [コラム] 日本を形作った「ムラ社会」 ●アコガレの官位? [コラム] みんなが欲しがった朝廷の官位 ●平和な相続とは? [コラム] 武士の相続、庶民と女性の相続 ●乱世の下剋上とは? [コラム] 戦場に駆り出された人々 ●物語好きが民度? [コラム] 意外に多い? 中世人の学びの場
逃げ上手の若君同様、個人的に室町時代がアツイのですが、 さらに世阿弥の作品まで出て、いよいよ出版社も本気になってきたな! と、ホクホクしております。 世阿弥といえば、「風姿花伝」の著者で、それを秘伝書として後世まで残したのが有名ですよね。 「序破急」という言葉でご存知の方も多いハズ(主にエヴァ経由かもですが) 中でも、「年来稽古条々」は、今でも唸る部分が多いです。 年齢ごとにやるべきことをまとめたその一節は、端的に言えば、以下のような内容。 若い頃は、勢いや華やかさが最も美しい時期のため、実力とは違う点で評価されてしまうことがある。しかし、この時期で一生涯が決まるわけではないため慢心しないように注意が必要。 そして、年とともに、進歩に停滞がみられる時期がくるが、それでも絶望せずジッと耐えて実力を磨く必要性を説く。 そして、30後半から40才までには全てが決まってしまうので、この年代を、これまでを振り返って、これからどうすべきかを考える時期とし、40過ぎたら体力の衰えも重なるため、多くのことはせず得意なことに集中し、後任の育成をすべき・・・という流れ。 大分端折った要約ですが、これが600年以上前に書かれたってスゴイなと思います。 芸能の世界はもちろんですが、ビジネスシーンでもおっしゃるとおりだなと思うフシが多々ありますよね。 若い時代はあっという間なので、若さに奢らず、如何に自分を高められるかが重要だってことです。 本作は、そんな世阿弥の物語。 上記のような何百年も通じる芸の本質をついた本を書いただけに、 芸という、一瞬とらえどころのない世界を、体系的に、ロジカルに分別し考える感じが、純粋に「っぽい」なぁと感じました。 実際、こういう人物だったんだろうという現実味があります。 父・観阿弥との、父と子の関係も良いです。 2代に渡って技術だけでなく、思いが継承されていく感じ、好きなんですよね。 まだ1巻ですが、今、室町がアツイので、色んな意味で今後が楽しみです。