芸を生業とする家に生まれ、猿楽師になることが決められている世阿弥(幼名は鬼夜叉)。彼は猿楽以前に、人間が舞いに魅了される意味が全く理解できずにもんもんとしながら父である観阿弥に厳しい稽古を受ける日々。
そんなある日、見知らぬ女が「白拍子」を舞う姿を見かけると今までに感じたことがない衝撃を受け思わず「よい」と思ってしまったことに驚く。どれだけの衝撃を受けたかを表現した見開きページが面白かったw
そこから、彼はなぜ自分は「よい」と思ったのか?「よさ」となんなのか?を問い始めるのでした。疑問に思ったことは突き詰めずにいられない少年が、舞に没頭していく様を楽しく描いてくれそうな新連載です。