潜水艦の戦闘力なんて知るわけも無いので、
読んでいくにつれて、高性能の原子力潜水艦を
優秀な指揮官が扱えば、マジで一国の軍事力に比肩するのも
可能なんだと判ってきて、
対潜水艦での攻防戦も未知の戦術でのバトルで
新鮮な驚きを感じました。
漫画の主人公なんてよほどのダークヒーローでもない限りは
正義感で頭のいい人なんだと決まっているけれど、
主人公・海江田は、
正しい人なのか、テロリストなのか、ただの夢想家なのか、
もしかして狂人?と思うくらいに
スケールがでかくて読みきれない存在で、
一体、この男は何者だ、という思いにとらわれて
目が離せなくなっていきました。
また、日米関係の現実とか、自衛隊の専守防衛の立場とか、
よくわからなかったことが実例として?
次々とストーリーに登場してきて、
ぐいぐいと読み進めさせられました。
とて面白いし、色々と考えさせられる漫画でした。