※ネタバレを含むクチコミです。
裏社会ですら都市伝説と言われている伝説級の殺し屋「ファブル」が、1年間の休養を大阪で命じられ、「一般人」として一般社会に紛れるが・・。 裏社会のごたごたに巻き込まれてしまうシリアス部分と、日常の肩の力が抜けきったコメディ部分のアンバランスさがたまらなくいい塩梅。 緊張と緩和でそれぞれのシーンがいい振り幅になっていて、より楽しめる。 ファブルが常人離れして強いとはいえ、描かれる強さはバキなどのような誇張された過剰なものではなく、壮絶な訓練の末に人間が辿り着けるであろう極致。 単純に強いというか、一つ一つの所作から技術、意識、感覚まで練度MAXにしている感じ。 なので、スーパーマンとまではいかないが、普通の殺し屋程度では赤子の腕を捻るレベルで強いので、見ていて爽快感がある。 策を弄してファブルを追い詰めようとするも、簡単に破られてしまうという快感は、振って振ってワンパンで倒してしまう『ワンパンマン』にも近いものがある。 そんな凄いファブルも、一般社会に入ると一転して「一般常識を知らないちょっと変わったお兄さん」扱いで、その世間知らず具合が程良くてプププっと笑けてくる。 これが絶妙でたまらない。 話のテンポ感や、どこかあり得るかもと思わせる妙なリアリティ、生き生きした登場キャラの人間味など、どこを取っても素晴らしい作品。 最初に、台詞のあの伸ばし棒部分「―――」を語尾が伸びてると認識して読んでしまっていたのが痛恨のミス。 ただの間として表現されていたものなのでそう遠くはないのだけれども、今から読み人はご注意を! これはこれでみんな、だら~っと話しているみたいで味わい深くていいんだけどね…、もう戻れないよ・・。
除霊のシーンがよくわからないけどやけにエロくて、でも冷川さんめちゃくちゃかっこいいし逆らえないしで、三角くんがんば…!! 冷川さんの冷静イケメン(そして凄腕除霊師)に対して、ビビリでお人好しの三角くん(霊感強し)のナイスコンビ。 非常識ドSキャラ×常識人お人好しキャラの組み合わせはわりとありきたりだけど、それが公式のBLときたらまた中身の濃いい作品となってます。 それで、ホラー要素の方も、いわゆるバーンとか血みどろスプラッタとかはないけど、ふとした日常に急に「居る」感じがこれまた怖いです!! とりあえず1巻読んでみましたが、早く続き読もうと思います。
あらすじを読むだけで頭のおかしさが片鱗どころじゃなくだいぶ主張激しめに顔を覗かせている本作 1冊まるまるア◯ルアスリート後崎さんの物語です ・下ネタが好きだ ・とにかくふざけた漫画を読みたい ・おじさんのア◯ルに興味がある そんな方々にオススメ! 忍者の里編 ANALTO - アナルト - とかもう大御所から怒られてしまえっ(笑) 全編基本的にはなんやかんやを入れたり出したりして人を救い、終いには世界も救う後崎さんの生き様描いたヒューマンドラマ 興味を持ったら読むと良いですよっ 決して保証はしませんが僕は好きです
とってもおもろいです。キャラの絵が良く戦闘シーンもかっこいいです
貧乏すぎて人を食べてる家族のコメディ? いろいろおかしな家族だけど、福満しげゆき先生らしく不穏さは感じさせず、ふーん、なんか分かんないけど変なのーって感覚すごく好き! webアクションが3月末スタートして続々連載始まってく中の一つで、楽しみ。 https://comic-action.com/episode/13933686331613282916
『BEASTARS』板垣巴留による特別読切。 風俗嬢のイチカはある日ヤバめの客に当たってしまった。 その客はガタイが良く、白ヒゲでコワモテのおじいさん。 セクシーに迫ってみても、なぜか半裸で黙々とPCで作業をしていて相手にしてくれないがそれにはある事情があって・・。 人間を描いてるのを初めて読んだ! といっても白ヒゲのじいさんは野性味あるし、ボインなお姉さんもどこか動物的な愛嬌を横顔のフォルムに感じるのは「BEASTARS」の読み過ぎかもしれない。 内容的にはフリの段階でだいたい想像できるものではあったけど、シンプルでベタで見開きがパワフルでかっこいい。 裸の女性が谷間を寄せて少しかがんだときのお腹のしわをちゃんと描いているのがなんだか良いなーと思った。 二人の関係性は、あくまで世の中に割り当てられた役割を必要に応じて演じているだけで、男だからとか女だからとか、性によるこじらせた自意識のようなものが描かれていないのでさっぱりしてていい。 ここでは性差、年齢差を取っ払って意図的に人間対人間の構図にされている気がする。 ヤルつもりはないが一泊するためだけに風俗に来た男と、風俗嬢だがヤラない客を持て余し気味の女、この二人の間には性的搾取もなく仕事でもなくなってしまったから、ただただフラットな二人になるのだ。 そして忘れられない特別な関係になる。いや、なっていた。 全く内容とは関係ないけど、友達になるなら、妙な政治や力関係などが及ばないフラットな関係を結べる、こんな人達となるのが楽しそうだ。
プロレスと一切接点を持たずに生きてきたアラサーの平成生まれが1巻を読みながら思ったことメモです。知り合いが読んでたので気になって読んでみました。 ……… 1話 表紙めくってすぐ出てくる扉絵の猪木の横顔草 タイガーマスクより段違いに読みやすいけど、1話目からデカパンみたいな黒人のずんぐりしたおっさんとは タイガーマスクといい悪役レスラー金的しすぎでは?あぶな 突然の猪木解説草 「わたしがあいたかったのは作家ではなく、空手界の大物としてのミスター・カジワラだった」 いきなりの作者登場すげえ 「ランチをおごっただけで半生を語ってくれた」 「ユーとカラテのめぐりあいを話してくれないか?」 マジで突然何が起こってるんや… 2話 観客が黒人レスラーのブッチャーを平然と「二グロ野郎」呼ばわりするのビビる… 「サンキュー・ベリマッチ!!」ジワジワくるのすこ 「ガマ電話オテナは大山倍達の20年来の親友」 マジどこからどこまで本当で嘘なのか微塵もわからん 3話 「パンチで殴るのは反則だが突きはオーケー」は正しそう 巻き藁で貫手の練習をするブッチャー 「指がくだけてもいいとこみせにゃ……」いきなり弟子力高いムーブをするブッチャーかわE 小石炒飯wwwwスピードがあれば熱さを感じないww 4話 「ああ、人間は信じられねえ!」のブッチャーいい顔してる… 5話 「アトミック・ボムズ・アウェー!!」 「千ドル……ステーキ!」😭 カール・ゴッチさんは実在してそう 今更だけど「レスラーは本物(実在)するけど、ストーリーがフィクション」という解釈であってる?猪木さんが言ってることは本当なんだろうか… 6話 大木さんのパイナップルみたいな帽子なんなの?🍍 「鉄柱に叩きつける頭脳作戦」 いうほど頭脳作戦か…??どちらかというと「頭脳作戦(物理)」じゃねえか 普通にブッチャー死んだかと思って心配しちゃった 7話 奥さんへのお土産に日本人形はセンスねえな…ありがた迷惑 普通にブッチャー可哀想……でも日本人形買うような男だしな… 「こんなにオデコもキズだらけになってるときに」草 8話 白人プロモーターも惚れるブッチャーさんのガッツ 「ゼニになればどこへでもいきますぜ」すこ ケージ・デスマッチからの「おばけカボチャ!! 人間空母、デブ世界一!!」で大草原 275kgはやばい 9話 そのオーバーオール絶対1人で着れないでしょ ブッチャー「頭にくるクソデブめ!!」草 また金的かよ そうか…突きの弱点は分厚い脂肪なんだな 肉弾重爆撃の落下エネルギーを使った首への突き 「ファイトさえありゃ、世のなかなんとかなるもんだぜ〜〜ッ!!」かっけえ… 「ファイト・マネーはヒフティティー・ヒフティーが条件だ!」 ヒフティーは草 ……… タイガーマスクと比べると漫画の技術が進化してて格段に読みやすい。 どこまで本当なのか全く判断できないとこが最高に面白い。 すでに1巻で小石炒飯なんておもしれー修行出てきたんだから続きは絶対面白いじゃん。気になる。
息子夫婦、孫夫婦と同居していたけれど、ちょっとうまくいかなくなったりして独立を決意。 最初はホテルとかネットカフェに泊まってホームレス生活を送っていたりしてるけど、それが逆に刺激になって仕事の執筆業が捗るみたいなことも起こったり。 80から人生リスタートというテイストで結構励まされたりするんだけど、年齢による障害が随所で出てきてそこらへんも面白い
『アイアムアヒーロー』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』が有名な花沢健吾だが、個人的には『ルサンチマン』が一番読むべき名作だと思っている。 2015年、町の印刷工場で働く主人公・拓郎、30歳が目前に迫りくるブサイクで、デブで、ハゲで、金もなく、童貞で・・と挙げればキリが無い情けないダメ男。誕生日についに現実の女を捨てVRギャルゲーに走るが、偶然にも手に取ったソフトは存在することすら怪しかった知る人ぞ知る都市伝説級のものだった・・。 実際に第一巻の発売が2004年で、約10年後の未来の姿として2015年を描いている今作。 現実の僕たちからしたら三年も前だがこれがなかなかにちょうどいい近未来感でたまらない。 過去に描かれた未来像って大好きなんですよね。 映画だと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「her 世界でひとつの彼女」だったり漫画だと「ドラえもん」や「ぼくらのよあけ」だったり身近な部分を描く近未来SFものはだいたい好き。 あの未来に追いついた、追いつきたい、みたいな。 2004年当時はVRなんて想像だにしていなかったものが描かれているし、ゲームに合わせて全身で体感せきるようなボディスーツや、それに連動した電動のTENGAのようなものも出てきてワクワクするガジェット感! 今読めば普通にあるよねって感じだけどそれでもそこを描いた漫画はまだあまりないはず。 打ち切りだったこともあるだろうけど、壮大な内容ながら全4巻にぎゅっと詰まってるし、現実と仮想現実の対比、ゲームの中に引きこもる社会問題、恋愛模様などなどいろんな側面を描いている。 最終話も読者が好きなところをくすぐってくるけど、何もない、というのが最高。 現実、何かありそうで無いのがたまらなく現実でいいのだ。
『ゲッターロボアーク』がアニメ化したり『ゴジラVSコング』で地球空洞説が取り上げられたり『エヴァンゲリオン』が完結したりFGO7章のアニメをようやく見たりなど、巡り合わせがいくつか重なって本作を手に取りました。 迫力ある魔獣のデザイン、バイオレンスな復讐譚など普遍的な魅力が詰まっていて数多くの作品に影響を与えた理由が一発で理解できるパワフルな作品です。 後世への影響という点に絞ると、やはり一番の見所は聖書をモチーフとした神話の再構成にあるかと思います。13人の使徒、箱舟計画、人類のアップデート、母親の守護、父と息子の対立…などなど25年間親しまれてきたエヴァの題材がさらにその20年前に大方まとめられていたのは素直に感動しました。 FGO7章の話で影響源としてよく名前が上がるのは同じく庵野監督の『シン・ゴジラ』ですが「絶対魔獣戦線」という章タイトルに本作へのオマージュが捧げられていています。 『魔獣戦線』→『エヴァ』→『シン・ゴジラ』→『絶対魔獣戦線』と自分の好きな作品に流れているエッセンスが繋がっていると思うとなんだか嬉しくなってしまいました(乱暴ですが)。 クライマックスで満を持して巨大な神の尖兵イブとアダムが現出し、一体どうなるのかと思っていたら出てきたところで最終回というのもパワフル。そんなことって…と呆気に取られたのですが『エヴァ』も大概そういう決着が多かったかもしれんと妙に腑に落ちたり。 本作そのものの面白さはもちろん、読めば他の作品ももっと楽しめるようになると思います。今読んでよかったです!(でもちゃんと完結はしてほしかった…)
良かった点 ・化粧がテーマで俺の好きな1話完結人情物 ・心化粧と梅干し回が好き 総評 俺の好きなビッグコミックで連載していただけあって好きな感じの話が多い。 けど萬画のふりがなを妙に現代っぽくしているから読みにくい気もした
日刊ゲンダイであのオットセイがまさかの復活。故 横山まさみち氏に代わり、作画・山田参助、原案・牛次郎、監修・横山プロという布陣。作風は変わっていないように見えるが、電話がスマホに変わってたり、令和ならではの新しさも感じている。
その1・ネズミカメラ? 新藤が隊長を追いかけているシーンで、 上からネズミが映っているのがある。 これは イモリカメラと同じく、ネズミ カメラなのではないか? ここからの様子が女医に伝わり、千歌 たちに連絡が行き 形勢逆転があるかも しれない。
この漫画読んでる人いますか?
W杯予選が凄く楽だったと思います。 主人公、椎名は何の背景もなく、イタリアに渡り、 フィオレンティーナに入団し、大活躍します。 当時はそこまでサッカーに入れ込んで無かったので 気にならなかったですが、 『ロベルト・バッジォと互角にやり合える日本人』って 有り得ないですよね。 今だとメッシやクリ・ロナがライバルと言ってるようなもの。 海外で活躍する日本選手が普通にいる現在でも ここまでの選手はいないしなあ。
サッカー漫画…だけどサッカー漫画ではない!? 一巻読んでみましたが金城宗幸色がすごい サッカーはチーム戦。仲間第一。みんなで協力しましょう、運命共同体。 …の、真逆をいく設定! サッカー漫画なのに能力のある「一人」を決めるデスマッチなストーリーが攻めていて一巻ですでに異色です。
昼間に新刊ページ見てて、あらすじの「オリジナルアニメ『オッドタクシー』最速のコミカライズ!!」っていうが気になってググったら、制作会社のHPは引っかかるもののキービジュアルとか一切見つからず謎で、とりあえず試し読みしたら絵がメチャクチャよくてひとまず1話買ってみた。 それで今またググったら19時に各所からアニメ化の報道がされてた。情報解禁前だったみたい。主演は花江夏樹。 https://twitter.com/PRTIMES_ETM/status/1350029533521448961?s=20 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000037973.html シンプルな表紙からは想像できないほど絵もストーリーもマジで無茶苦茶いい…!! 1つの事件を巡って、タクシー運転手の主人公と客・警官・犯人が少しずつ繋がり合っていく感じがすごい…!こういうタイプの話好き。 ソッコーで2話3話買ってしまったー。アニメも楽しみ。
女子高生二人が合体巨人となり、地球外生命体と闘う物語。余りにも巨大な世界観・時間感覚に体の芯が震える感覚は最近だと『UQ HOLDER!』等に近いかも。そこに特撮シリーズ(特にウルトラマン)やスーパーロボットへのオマージュ等を加えると……この雰囲気、『トップをねらえ!』に近いかも! 夢の中で不思議な腕輪を授かったるんなと、完璧超人のミカ。合体すると基本ミカの全裸で格好良い感じでは無いが、熱さと生々しさ、そこに次々と概念を覆して行く進化を加え、止まらない強さのインフレに、やはり震えが止まらない。 物語は悪い方へエスカレートして行く。億年単位の時と神の次元を知る外来者達。ミカとるんなと登場人物達の因縁の重さ、不思議な力と人類史、そして迫る地球最後の日。 困難を乗り越えて、ミカとるんなが手を取る瞬間の尊さに、高鳴る心を抑えられない私がいた。
野球未経験ながら名門校でプレーするのに憧れ、2年間1人でスポーツ科学に基づいたトレーニングを続けてきた主人公・小豆田が入部テストを受けるという第1話。 やる気はないのに実力はピカイチという主人公属性な投手・龍堂と並ぶと、小豆田の「スポーツ部活漫画によくいる、競技が好きな気持ちは人一倍あるけど実力は全く追いついてない頭脳系努力キャラ」感が際立ってて面白い。 キャラが魅力的でストーリーも絵もソツがなく全体的に完成度が高いので、ハイキュー!!なき今ジャンプの看板スポーツ漫画になるのか楽しみ。 https://youtu.be/1EKilv9CuDQ https://www.shonenjump.com/j/rensai/kbp.html
別冊少年チャンピオン2019年04月号からスタートしたニャロメロン先生の新連載。 https://www.akitashoten.co.jp/b-champion/2019/4 ベルリンは鐘のアドベンチャー・タイムみたいなキャラではなく人間の女の子ばっかりなのが新鮮 頭空っぽにして読んでいきたい
ノリは間違いなくいつもの吸血鬼すぐ死ぬなのに絵柄のせいか不思議と繊細な印象なのが面白い https://twitter.com/MysteryBonita6/status/1412215972795142148?s=20
1巻のみ。 読みづらすぎてびっくりした。 人の区別もつかないしストーリーも良く分からなかった。理解力の問題?
本編の最終巻が13らしいですが、感動しました! 泣いた〜。 カメさんの人生が凝縮されててとても良かったです。この作品は全体的に優しさに包まれていて大好きです。
ビッグコミック増刊が電子化されたのに伴って初めて読んだ。専門用語とかわからないけど面白そうな連載ですね。読んでる人います?JUMBO MAXとはまた違って楽器とかロック好きな人に刺さりそう。
B級パニック映画みたいなタイトルですし、実際あらすじを説明すればB級パニック映画じゃんと言われかねない作品なんですが、迫力が凄いし絶望が凄い!! 平和な日常に人喰いザメが現れて、国も自衛隊もなすすべがなく人々は絶望する。 主人公が持つ呪いの人形はどこで効いてくるんだ?と期待しながら読みましょう。期待は適度に裏切られるくらいが気持ちいいですよね。 人喰いザメの迫力、呪いの人形の薄気味悪さ、主人公のごく普通の女の子感、すべてが素晴らしい。 B級映画みたいなタイトルとストーリーなのに笑えない恐怖や絶望を感じさせてくれるのが本当に凄い。 作者さん凄い。漫画って凄い。
絵がめちゃくちゃ綺麗。バディものだけあってそれぞれのペアが可愛いしこれからの関係性の発展も楽しみ。お話はまだ序盤だがリズム感がいい。設定が結構凝っているのもよい。 結構壮大な話になりそうだしバズればすぐ人気がでそうなので売れて続くといいなぁ。 イザナギが美形なのに脳筋でかわいい。 12/12追記 #1巻応援 のタグをいれ忘れていたので追加してみました。
作品(紛争でしたら八田まで)自体はなかなか面白い。中高年には望月三起也を思い出させるような作品なのかなと思う。 今後おいかけてみたい漫画家です。
12歳の姫子と30歳の文治。大正5年の名古屋を舞台に、許婚である二人の歳の差18の恋愛が描かれます。 表紙の見た目だけで言えば完全に父と娘ですし、現代だと法に引っ掛かる設定ですが、大正という時代がすべてを赦してくれます。 設定だけ聞くと「えっ?」と思うかもしれませんが、内容は極めて純朴。二人を中心として、家族や周囲の人間を交えた大正時代の日常生活の営為がディティール細かく描かれ、興味深く楽しく読めます。 また何と言っても30歳の文治があまりにも色気と優しさ、その他様々な人間的魅力に満ち満ちていて、男が読んでも惚れてしまうレベルです。歳の差など気にならず、二人の幸せを願ってしまいます。 思えば大ヒット中の鬼滅の刃も大正時代。必死で鬼殺隊が鬼と死闘を繰り広げている裏で、歳の差カップルがこんな甘々なイチャイチャぶりを繰り広げているかと考えると少し面白いです。
出てくる子全員いい子で参ったな。もちろんヤンキーの大海くんも。強いて言えば主人公の学級委員長・薫がいちいちうるさいことくらい。 久々に声出して笑ったよ。最高でした。 あー、底辺BLで成り上がるの作者か!! これも超面白かった記憶があります。 https://manba.co.jp/boards/114323
満州を舞台にした漫画なんだけどジャンルとしては歴史/SF漫画になるのかな。古代中国の話から俺の好きな馬賊が絡んだりしてすごい好き。 第1部終了してだいぶ経つけどいまだに続きを待ってる。 横山光輝の狼の星座と言いこの系統の漫画はなんでか好き
物語の冒頭で「舞台は1970年以降の仮想日本だが、それが起こるのが10年後なのか明日なのかは誰にも分からない…」という何とも不穏な気持ちになる説明をされて始まります。読んでいて連載当時としても衝撃的だったであろうシーンが多々あるんですが、これから先こんなことが起こるはずがないと言い切れないのが恐ろしいです。私が印象的だったのはお兄さんの出征をみんなが万歳三唱で見送ろうとするのを主人公が怒鳴るシーンです。なぜ歴史は繰り返されてしまうのか、どうしてみんなそれが平気なのか、主人公の怒りが爆発するんです。最後まで読んだけど完全に理解できた気がしないので読み返そうと思います。
※ネタバレを含むクチコミです。