8巻読んだ。飯田めちゃくちゃエンタメ勉強してるじゃん…! 課長・若林の言葉を素直に聞いて継続し、アドバイスを覚えていて現場でちゃんと実践する…デキる子だ…。
元の部署でもルールを逆手に取って自分の利益になる行動をしてたし(それが周囲にとっては迷惑だったわけだけど)、頭は切れるんだよね。
「この中に嘘をついているやつがいる」という、超王道ミステリ展開もテンションが上がる。早く謎解きしてほしい…!
社内探偵の広告て見たことある人多いと思うけど、この女性向けゴシップ漫画っぽい広告からは想像がつかないほど硬派な社内人事漫画で驚いた。メチャクチャ面白いぞこれ…! なんならモーニングとかで載ってておかしくない。
この漫画はなんというか「会社漫画」という感じ。
「お仕事漫画」と聞くと、若い主人公が失敗しながら成長していくキラキラした話を想像してしまうが、そうじゃなくて従来的な会社組織内部の人間模様を描いた人間ドラマという感じ。
この漫画がただのゴシップ漫画じゃない、深い洞察がある作品だなと感心したのが1話。
この漫画の鍵となるのが、可愛くて仕事のできない男に媚びる若い女の子・飯田なのだが、1話で人事部の若い男の子・町上がこの子のことを「女子に嫌われてそう」と評する。
実際のところ、ハチャメチャに女性陣からは嫌われているのだが、特に具体例も挙げずにそう発言した町上に対し、先輩の久我は、「女性が可愛い女の子をやっかみ嫌うというのはあなたの思い込みだ」と指摘する。
「決めつけや想像ではなく、社員の実態をきちんと見ることが人事の仕事である」と、最初にこの漫画のテーマである「社内探偵(=人事部)」の行動原理がハッキリと提示されるところが素晴らしい。
この言葉通り、物語ではその後飯田の実際の言動を1つ1つ積み上げていき追い詰めていく。そしてその過程で、どうやら彼女は何も考えていないお花畑女ではなく、何か信念のような強い意志を持った上で行動しているらしいとわかってきて、そこがまた面白い。マジで一体何なんだお前は…!
単話で全部買うと1000円以上するけどその価値はある。
単行本で何冊分のストーリーになるのか不明だが、コミックスが出るまで単話で買い続けたい。
(↓よく見る広告)
松原をはじめ企画部の女性陣はモヤついていた。同じ部内「飯田美和」の勤怠一挙手一投足が部内の空気をよどませ、さらには彼女を囲む男性陣の行動がそのモヤつきに拍車をかけていたのだ。「スカッとしたい…誰か何とかして!」限界に達し人事部へ向かった松原を出迎えたのは、ジト目で機関銃の如く早口でしゃべる女性…”社内探偵”こと「久我ありさ」だった―。
松原をはじめ企画部の女性陣はモヤついていた。同じ部内「飯田美和」の勤怠一挙手一投足が部内の空気をよどませ、さらには彼女を囲む男性陣の行動がそのモヤつきに拍車をかけていたのだ。「スカッとしたい…誰か何とかして!」限界に達し人事部へ向かった松原を出迎えたのは、ジト目で機関銃の如く早口でしゃべる女性…”社内探偵”こと「久我ありさ」だった―。