たか
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2020/07/08
ネタバレ
1から10まで面白い…!
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全く知らない漫画を読むときは構えてしまうことが多い。「ストーリーが陳腐だったり、寒かったりイラッとする気に食わない描写や説得力のない無理な展開があったら嫌だな…」と心の底で思っている(ワガママ)から、最初の方のページは恐る恐る読んでいてあまり作品に集中していない。けど、この漫画は最初っから最後まで心の底から楽しめて最高だった! まず始まり方からしていい。 1コマ目「怪獣(エイリアン)襲来!!」がふと縦書き文字でドーン。 2コマ目最初のフキダシで「奴らは人を喰らわず金融資産を喰らうのだ」 「金融資産を食うってなにそれおもしろ〜!!」と、初っ端から作品に興味を持つことができ真剣に読めた。 バンカラな格好をした主人公の少年・兼無欽太郎は、一家心中で親をなくしバイトを掛け持ちしながら妹と自分を養っている苦労人。 貧しい生活でも性格が歪むことなく、前向き実直で清々しい。 対する欽太郎を怪獣と戦うヒーローにしたいヒロインのお嬢様も、お金持ちながらバイトやドラム缶風呂を厭わない(むしろ楽しんでる)気持ちのいい子。 この2人の性格がとにかく良かった…好感度しかない。 見た目についても、欽太郎のがっしりした骨太な体型、傷がある精悍な顔立ちがすごく良かった。戸塚先生は顔に傷がある男が好きなんですね。 最後のバトル、言葉遊びも良かったですが、課金して戦うことでタイトルが回収されるところが見事でした…! アンデッドアンラックで戸塚慶文先生を知り、過去作を読んでみたいという方は、絶対損しないので『ジャンプNEXT!! 2015 vol.6』買いましょう。 http://jumpbookstore.com/item/SHSA_ST01M02993601506_57.html
たか
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2020/07/03
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最高の江戸っ子ガールズバディアクション学園コメディ…!!
も〜〜!! 想像を遥かに超えて最高だった…! 少女漫画でこんなにかっこよくて迫力のあるステゴロを読んだのは初めてです。 この本を読んだきっかけは、Kindle Unlimitedで読める雲田はるこ先生のロングインタビュー『私の本棚』で、好きな作品として挙げられていたからなんですが、納得の面白さでした! 気っ風が良いチャキチャキの江戸っ子「やじさん」と、クールで女にモテる「キタさん」の2人の女の子が主人公。 喧嘩で相手を助けに助太刀してはことが大きくなり転校。示し合わせたわけでもないのに転校先で再会し、喧嘩で相手を助けに助太刀しては…(以下ループ)というのを5度も繰り返している腐れ縁の名コンビ。 その噂を聞きつけて、ある学園の理事長が学費やらなにやらを免除するから息子が総長を務める不良組織をなんとかしてくれと頼んできて、2人は一緒に転入する…というあらすじ。 https://i.imgur.com/esZWEUI.png 2人と仲がいいがっしりした男前の大門。その大門の前では腰砕けでメロメロしてるけど、それ以外ではキリッとクールな菊千代。「パープー」なふりをしているけど、実は頭がキレる長髪でたおやかな総長・雪也などなど、出てくるキャラがとにかく全員魅力的! そして、皆の喋り方もまぁ良いんですよ…! 関東番長連合の一派「総長がお召しです」とか「上様いかがなされました」とか殿と家臣みたいなかしこまった話し方。 やじキタコンビは「するってぇと…ちょいとお待ちよ」「そいつぁともかく」「さっさとケツまくって行っちまいな」みたいな、江戸っ子かつスケバンな話し方で読んでいてとても小気味いい。 バトルもとにかく爽快! 1巻で総長・雪也が食堂の騒ぎを見てみぬふりをしたシーンでは、それまで腕っぷしを隠していたやじさんが内心静かにキレて、暴れていたやつをこぶし1発でのしたあと雪也にも平手を2回食らわせる。 いや〜もうここでガッツリ惚れましたね、かっこよすぎる…! キタさんの戦いも最高で、レディースの集団にバイクで囲まれ脅しをかけられたとき、走行中のバイクを奪いヘッドに向かって「女の子に手荒なマネすんのあ趣味じゃないんだ」と情けをかける。は〜〜〜〜好き…! https://i.imgur.com/1MFBrD1.png こんな風にタフで喧嘩が強い2人だけど、見た目はとっても可愛いんですよね。 黒髪ぱっつんロングのやじさんと、茶髪ワンレンボブのキタさん。 特にキタさんは学校ではハーフアップにしてメガネをかけてて、これが大人っぽくて最高なんですよ…最高。 1話の私服、2人ともショートパンツ似合いすぎじゃない? 太ももから目が離せない。 2人の「馴れ初め」で、やじさんが男子生徒に向かって「キタさんはあんたみたいななまくらより、ずっと侠気(おとこぎ)がある人さ!」と言ってのけるシーンがあるんですけど、このセリフこそが私がこの2人が好きな理由です。 やじさんもキタさんもただ喧嘩が強いだけじゃない、清々しい侠気を持った女の子で、惚れずにはいられません。 1巻の本編の終わり方も最高にかっこいいんですよ…! 親友・大門が、事の顛末を新聞で知りふっと微笑み「この調子じゃぁ…」とひとりごちているとき。騒動を収め学園の人気者となった2人は、追いかける生徒たちから一緒に逃げながら「ここにも居つけないねェ」とつぶやく。 バディコメディのオチとして完璧すぎませんか? ブラボー…!! こんなのがあと28巻も続いているのかと思うとワクワクが止まりません…ちょっとずつ買い揃えていこうと思います。 『私の本棚 #1: 雲田はるこロングインタビュー』 https://www.amazon.co.jp/dp/B078KCPK2G/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_SoMmEbK3VQHVK https://m.media-amazon.com/images/I/51Rh1xd+XhL.jpg
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2020/06/25
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わかってたけどクソ面白い西森博之の新連載!!
読む前からわかってたけどやっぱりクソ面白かった〜〜! そして今回もまた凶悪な顔をした男が主人公(待ってました!) 元ヤンから立ち直ったマサは「ワルの先輩として、これから引き取る手のつけられない親戚の娘を導くように」と母から頼まれるが、そのあと偶然知らずにその子と出会い強引に家に連れ帰ってくるという第1話。 そしてヒロイン・佳奈花(かなか)の境遇が可哀想過ぎて初っ端から「西森先生ェ〜〜!!😭」となりました。 西森作品の魅力といえば素晴らしい外道キャラですが、今作でも初っ端からバリバリ登場。そいつらが佳奈花ちゃんの「人の心の声が聴こえる」超能力のしんどさをこれ以上なく引き立ててくれている…。 もう公園のババアたちリアルに怖くてホントすごい…流石西森先生。 そうして人間の恐ろしい本音を見せられてからの主人公・マサの心の風景はもう…! おもわず佳奈花ちゃんと同じ気持ちになって、その美しさに見入ってしまいました。 今まで「サンデーS(スーパー)増刊」なる雑誌が存在することも知らなかったのですが、続きが気になるので今後も買ってしまいそうです。 https://natalie.mu/comic/news/384851
たか
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2020/06/23
「叩き上げ」が生まれる瞬間を眺めるのは楽しい!
2年ぶりに新刊が発売されていることに昨日気づいたのでまとめて一気読み。やっぱめっちゃ面白れ〜〜!!目が良くて立体を意識して描ける貴重なセンスを持つものの、技術は完全ド素人のユキムラが、1年バチバチにしごかれてものになっていく様が最高! https://comic-days.com/episode/13932016480030302093 小手先の技術を教えた方がすぐに使えるようになり、ユキムラ自身も周囲も楽なのだけれど、監督の希望は「ユキムラの才能を殺さずに、(ベテラン同様)動画の本質を正しく理解したアニメーターに育てる」こと。 監督はユキムラが辞めるかもしれないリスクを理解したうえで、普通より厳しく指導し育てることを選ぶ…。 もしこれが今現在の現実世界を捉えたドキュメンタリー映像だったら、法律やパワハラが気になってしまうかもしれない。 しかし、これは若者の明るい成長物語漫画なので、「上司のしごきは間違いなくストーリー上で、主人公の成長に必要な・正しいことである」と100%安心して読むことができるところが好き。 技術はド素人だけど、アニメへの情熱があり、(新人にはわからない)センスがあるユキムラ。 超有名漫画家の娘で技術はピカイチだけど、アニメへの思いはいまひとつのまりあ。 原画に憧れていたが、九条監督に動画の腕を評価されたことで動画検査を務める富士先輩。 かつて監督と副監督の間柄だった九条と芹澤。 何より花村ヤソ先生自身が元アニメーターで、2003年頃Production IGで働いてらしたということで、実際に登場する人物の言動の説得力がすごい。そしてキャラ同士がお互いに抱く複雑な感情は傍から見ていて本当におもしろい…! こういう若者が厳しい訓練を通じて一人前になる話は、読むと元気が出るのでどんどん読みましょう! https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/06/news015.html
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2020/06/22
超エゴイストな元世界7位のプロ選手が主人公…!!
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偶然作者のツイートを見て読んでみた作品。 怪我で引退した元世界ランキング7位の女子プロテニスプレーヤー・上條は、試合で強敵を前にした恐怖と高揚が忘れられずギャンブルにのめり込む。1億の借金を背負うが、ある人物に無名の高校を全国優勝させたら借金をチャラにすると言われ指導者になるというあらすじ。 https://twitter.com/KASA_TENIS/status/985751371113623554?s=20 とにかく面白いのが、この主人公・上條の傍若無人ぶり! 初対面の高校生を躊躇なく相手を殴り「お前」と呼び捨て、理論的な説明を求められたら「天才だから無理」と理不尽に却下する。 …どこかの女子高生天才小説家ばりに傲岸不遜。 さらに初めての練習試合でボロ負けしたときは、無言でとっとと帰宅し、その翌日には 「テニスの天才美少女と世間を騒がし…小中高と全て日本一…全日本選手権も最年少優勝…そんな私の輝かしい経歴に昨日」 「お前らが泥を塗った」 …と言ってのける。そこに痺れる憧れる…! まだ1巻を読んだ時ところなので、正直「うわなんだこいつ」感は否めないが、彼女のふるまいは世界ランク7位という充分実力に裏打ちされたもののはず。 今一番続きの気になるスポーツ漫画です…!
たか
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2020/06/15
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ついにレッサーくん爆誕!! 【本好き第三部3巻の感想】
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最近コミカライズを全然追えてなくて久々に読んだのですが、いややっぱおもしれぇ〜〜!! も〜語りたい部分が多すぎるので、とりあえず3巻で面白かったところや気になったところをひたすら順に挙げていこうと思います!!   ◇ ◇ ◇ ・ゲオルギーネ様がシルエットで初登場 ・ア◯パンマンの歌が情熱的な愛の歌へ…そして男女9人無差別攻撃/// ・髪飾り職人との対面😭 ・絵本眺めてるカミル😭 ・ランプレヒト兄様って初対面のとき以外にも抱っこしてくれてたっけ?(漫画オリジナルの演出…?) ・食い気味で移動してくるお母様狂おしいほどすこ ・フェルディナンド様の騎獣ヴァッッッッッッッッッ(尊死)いやいやいやカッコ良すぎるでしょ…!!! ファンタジーっぽさと美しさに胸がギュンとなりました。 ・ローゼマインの美的感覚に顔が死んでいくフェルディナンド様すこ ・ローゼマインがデフォルメしたライオン、BLEACHに出てきそう ・今更だけど「車」で空を飛ぶってあの超有名魔法映画が元ネタか…! ・ブリギッテとダームエル、2人の普通の騎獣に挟まれると乗り込み型、というかレッサーくんのデフォルメ具合がヤバいくらい浮いてて吹いた😂   ◇ ◇ ◇ というわけで、個人的3巻のベストシーンは「神官長の騎獣シーンで」した。 そして騎獣の魔石って、かごの中から取り出す必要はなく、手をかざすと(モンスターボールからポケモンが出てくるときみたいに)光ってスーッと出ていくんだな…なるほど…! あと神官長がたくさん重ね着して重そうなのメッチャかっこよくていい…後ろ姿のシルエットとかたまらない。 本好きはしばらく離れていようといつ読んでも新鮮に面白いのがやっぱ最高ですね! (▽『本好きの下剋上第三部』3巻 椎名優/香月美夜/波野涼より)
たか
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2020/06/12
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ヤクザの子供たちが代理戦争を繰り広げる学園コメディ!!
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いやメッチャ面白かった…!! 3人の掛け合いがすごくよかったし、まず「ヤクザの子供たちに学校で代理で戦ってもらう」というアイデアが面白い。たしかにこのご時世、抗争なんてやってられませんもんね。 天摩組の代理である琥太郎は気の優しい少年でそれを見かねた父が、カチューシャをしたおっとりした見た目の女の子。アザミに「代理の代理」として戦うよう依頼する。 アザミが転入すると、すぐにクラスの全員を傘下に収めた二階堂組の蓮我と衝突して…というあらすじ。 任侠学園にはきちんとルールがあり暴力とは無縁で、まるでスポーツのようにクリーンな戦争が行われてるのが学生らしくてかわいくてほんわかしました。 常に気だるげで「うわ友情とか」というスタンスのアザミ、ヤクザの息子らしくバリバリてっぺんを目指してる蓮我と、そしてみんなと仲良くしたいピュアな琥太郎の掛け合いがすごくいい…! 特に蓮我と話してる最中、突然アザミさんが顔についてるまつ毛とってあげるシーンめっちゃ好きです…! 会話中にマイペースな言動するのリアルだし、アザミさんの人柄がめっちゃよく分かる。 この3人がワーワーしてるところを連載で読みたい…!
たか
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2020/06/09
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可愛い女の子のゆるい観光マンガと思いきや…
最初は正直「はいはい、おっぱい大きくて可愛い女の子がただのんびり観光するだけのやつね」と全く興味なかったんだけど、まさかまさかのシリアス展開で面白かった…!! https://twitter.com/magapoke/status/1270007918335717378?s=20 窓に格子が嵌められた部屋。 検査衣と体に刻み込まれ管理番号…。 「ここから出たことがないから、いつか自由になったら旅行にいきたい」 かつて殺し屋として育てられたST-33こと「シタミ」は、現在、同じ組織で育ったKZ-33「カザミ」とともにミミミ観光なる殺し請負い会社を営んでいる。 「女の子を食べ歩きをして景色を見てはしゃぐもの」、「殺し屋の女の子でも旅行してもいいんだよ」というカザミの言葉を受けて、シタミは依頼で日本全国へ行き、そこで殺しの「下見」のため観光し現地の文化や食を調査するというあらすじ。 ただカワイイ女の子がカワイイことをするだけのお話ではなく、きちんと「カワイイこと(観光)」をするのに理由があるのがいい! 殺し屋がご当地のJKに紛れるために地元の制服を着るって発明じゃないですかね…最高。 川の中でずぶ濡れで見上げる松江城エモすぎて一気に好きになりました。次回はどの県に行くのか楽しみ…!! https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13933686331658844050
たか
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2020/06/08
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読むと救われる話
前回の読切『アキレア降る世界』に引き続きちょっと変わった少年少女たちのボーイ・ミーツ・ガールで、とても救いのあるお話でした。 両親が離婚し母と暮らしている少女・かすみと、ロリータファッションブランド「ネオンドワーフレインボー」を手掛ける有名デザイナーを母に持つ先輩。 ある日、バスの中でかすみが「ネオン」の古いムック本を読んでいたのを見た先輩は、ある条件と引き換えに「ネオン」のアイテムを譲ると言う。 その条件とは週に一度「ネオン」のファッションに身を包み、先輩の話をただ聞くこと。 ロリータ姿になったかすみは先輩が持つ人形にそっくりで、先輩はかすみのことを「ヨウコさん」と呼び、嬉しそうに他愛のないことを語りかける…というあらすじ。 先輩は母に顧みられず、置き去りにされ放って置かれている。 かすみは両親の愛情を受けて育つも、父が他の女の元へ去っていった(その後の父との関係は意外と悪くない)。 短い読み切りながら、かすみと先輩の平坦でない生い立ちがしっかりと描かれている。だからこそ、最後に2人がただ取引するだけの間柄でない、友人のような血の通った温かい会話を交わしてくれてなんだかホッとした。 相澤先生の優しい線で描かれるロリータアイテムがとても素敵なので、ぜひ読んでみてほしいです。(いずれ単行本化してくれ〜〜!!) 【余談】 父が言う「最近の子ってシンプルなものが好きだよね」という妙にリアルなセリフが好き。 本編と全然関係なく「いや本当にそうだよなぁ」と、深く頷いてしまいました。 ガラケーに無駄にじゃらじゃらストラップ付けまくり、可愛い子は髪を染めてるのが当たり前時代に女子高生だった身としては、今の10代の子たちの落ち着きぶりには驚かされます。
たか
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2020/05/28
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コーチと女子小学生が二人三脚でメダルを目指す…!!
いや面白れ〜〜〜!!!!言いたいことはそれだけです…もうホントおもしろい…!!マンバの新連載トピックで知り、フィギュアスケートが題材だということでワクワクしながら読んだのですが、軽く期待を超える面白さでした。 (▼1話の扉絵。ブレードに司の目が写ってるのがいい…) https://twitter.com/medalist_AFT/status/1264572407127306240?s=20 世界トップレベルのフィギュアスケーターを多く排出しているだけあって、漫画界にも枚挙に暇がないほどたくさんのフィギュアスケート漫画があるんですよね。 少年・青年・少女・女性、全ての雑誌区分で「男女シングル・ペア・アイスダンス」の全種目が描かれてるのは本当にすごいことだと思います。 そんな多種多様なフィギュアスケート漫画があるなかでも、この『メダリスト』は抜きん出てる…!! まず、「フィギュアスケート界」の概要をこれ以上なくわかりやすくかいつまんで説明していて見事…!! ・スケーターは大学卒業を目処に競技から引退する ・全日本選手権は「甲子園」のような憧れの大会だけど、最近レベル上がりすぎててやばい ・スケート靴は、片足にインとアウトの2つ刃が付いている ・プロ(ショーで滑るスケーター)になれるのは一握り ・5歳頃からスケートを始めるのが普通 というように、スケヲタには当たり前すぎるフィギュアスケート界の「設定」を丁寧に描いていたのがすごく良かったです。 (地味に一番感動したのが、スケーティングの解説。選手じゃない人間にはただ滑ってるようにしか見えませんが、その「ただ滑ることにも技術が費やされている」。それに言及してくださったことが、スケート好きとして嬉しかったです) そしてなにより、メイン2人の来歴が他になくておもしろい…!! 主人公・司(26)は学生時代に独学でスケートを学び、20歳をすぎてから初めて指導者の下で教えを受け全日本選手権出場。スケートリンクのスタッフとして働くかたわら、ショースケーターにも応募している。 この司みたいに、「形を変えてフィギュアスケートにしがみついている」という、リアルな実力の「スケーター」を描いたスケート漫画は初めて読みました。 いままで自分が出会ったフィギュアスケート作品の主人公は、全員高いレベルにいる有望な「選手」。 これってよく考えればサッカー漫画で言えば、プロを目指す高校生とか、プレミアやブンデスリーガに挑戦するJリーガーが主人公ってことなんですよね。 そういう一握りの一流の物語ばかりしか読んだことがなかったので、司のリアルな設定にはワクワクしっぱなしです。 そしていのり(10)もまた、テキストを読み込みながら独学でスケートを学んでいる小学生の女の子。 この10歳という、一流を目指すにはギリギリの年齢もいいんですよね。本格的にフィギュアを習い始めたのは12歳(!!)というジョニー・ウィアーを思い出して熱いです。 はぁ…面白い。 いや〜もうホント面白かったので、久しぶりに電子版のアンケート入れてきました。 https://twitter.com/medalist_AFT/status/1265135657426358273?s=20 なお雑誌の柱コメントによると、作者のつるまいかだ先生もフィギュアスケートをされているそう(納得) ゴチャゴチャ書きましたが、フィギュアスケート界を高解像度で描いた読み応えバッチリのスポーツ漫画なので、とにかく1話を読んでほしいです。
たか
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2020/05/11
これは好きな『なろう』コミカライズ…!!
マンバの『みんなが気になっている新連載を教えて!』トピで知った作品。 https://manba.co.jp/topics/12035/comments/98959 とにかく絵が上手い!最近は「ラノベっぽい」デフォルメされたキャラデザで背景スカスカの作品が多いですが、この作品は珍しくキャラの等身が高く背景までしっかり描き込まれていて嬉しい驚きでした。解像度が高い…! ウェブ連載とは思えない、雑誌に載ってておかしくないレベルの画力だと思ったら、作画はヤンマガでネメシスコールを連載していた森田和彦先生で納得。 そしてストーリーはかなり王道。 大学卒業後10年ニートをしてる主人公の元に、ある日突然PCゲームが送られてくる。現代の技術では実現不可能なレベルでよくできたそのゲームの世界に、主人公は「神」として1日1回干渉するというあらすじ。 最初は、いかにも典型的なネット小説っぽい話だなぁ…と斜に構えていたのですが、予想外に主人公の心の動きが丁寧に描かれていて惹き込まれました。 家族とギクシャクしたまま同居し、自分を卑下しつつも小さなことから一歩踏み出していく姿は、リアル寄りの絵と相まって説得力があります。 なんと現在単行本1巻分+1話がウェブで無料で読めてしまうので、普段こういう系を読まない人もぜひ…! 【連載ページ】 https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000132/ 【原作】 https://ncode.syosetu.com/n1119fh/
たか
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2020/04/08
四の五の言わずに読んでほしい名作…!! #読切応援
うおお〜〜! もう、とんでもないものを読んでしまった…凄まじい!! 扉絵を見た時点で「うわこれ絶対おもしろいやつ」と思ったし、実際半端じゃない面白さだった。 https://i.imgur.com/7aLgHGm.png (『奈落の仔』辻田大誠 週刊少年ジャンプ2020年19号より) まず何よりもこの作品について言いたいのが、絵の上手さ。 スタイリッシュなキャラクター、かっこいい構図、白黒ハッキリした塗り、世界の解像度を高める背景・小物の描き込み。 週刊少年ジャンプの名作に共通する「技術的な経験則」をすべて抑えてあって、紙面が完全に「面白い少年漫画」のそれで、もはや絵だけで「あっ面白い」と脳が認識してしまうレベル。 辻田先生の絵に関して、自分は全肯定大絶賛なんだけれど、仮にこの絵を「へたくそ」と言う人がいても、その言い分はなんとなくわかる。 辻田先生の画風はONE先生と共通するところがあると思う。 細かい描き込みや構図という、見せ方(表現)のセンスがずば抜けていて、かつ絵の線に『独特の歪み』があって素晴らしい味わいを生み出しているところが似ている。 そして2人とも、線の歪みが顕著なコマがある一方で、ここ一番の大事なシーンでは線を研ぎ澄ませ絵のクオリティを高めているところも共通している。 この『線の歪み』という一部分にだけに注目してしまうと「へたくそ」に見えるかもしれない。 https://i.imgur.com/CeNyIXl.png (『奈落の仔』辻田大誠 週刊少年ジャンプ2020年19号より) …………。 否定的な人を想定して、先回りして理解があるようなことを書いてみたけど、いやでもメッッッッチャ絵上手いでしょ…!?!!! 見ればわかるよな??? 最高だよ絵のセンスなにもかも…。 そして絵だけじゃなくて、キャラクターもストーリーももっと読みたくなる設定でたまらない。 キャラクターの設定も、クセが強すぎずベタすぎず(個人的に「ウジウジした弱虫」「明るさだけが取り柄の馬鹿」はもう見飽きてるので勘弁)ですごくいい。100万本の刀拾いをしていた少年が、死にかけの男から神の宿る妖刀をもらうっていう導入がクソ格好良い。 サイドキャラクターの魎も凶子も出しゃばりすぎず、しかしそのバックグラウンドを自然と想像してしまう存在感がある。そしてそんな2人との出会いで主人公は成長する。 はぁ〜! 良良良〜〜〜!!!! いや、ホント良さしかない…!! 本編の前に掲載されている「ご挨拶」によると、先生は1998年生まれで14歳から持ち込みをされているとのこと。ここらでぜひ連載していただきたい…!! 辻田大誠先生の次回作、『連載』を楽しみにしています!!
たか
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2020/04/03
男子高校生2人の趣味は…銭湯巡り!
読む前からわかってたけどやっぱ面白れ〜〜…!!新連載のたびに「ヤンキー漫画の名手」と表現される奥嶋ひろまさ先生ですが、今回読んでやっぱりヤンキーをかっこよく描く天才だなとあらためて思いました。 タイガー&ドラゴン(懐かしい)と呼ばれている主人公2人のよく喋る方・竜哉の、畳み掛けるような銭湯レポートがたまらない…!成り飯でファンになった自分は「これだよこれ…!!」と思わずニッコリしてしまいました。奥嶋先生の描くギャグシーンは毎回ボケがいいんですよね…かわいくて優しい。 そして「イケメンが風呂に入ったときにやってほしいカッコいい仕草」と言えばアレしかないと思うんですけど、それをバッチリ見せ場を作ってやってくれて「は〜〜!もう最高…!」という感じ。 しかもそのカッコいいシーンの見せ方がやりすぎてない、自然なところもまたいい。露骨に描きすぎると意図的なサービスシーンになってしまい「媚びてる」と感じるものですが、それがない。あくまでキャラの「カッコいい見せ場」というレベル。その匙加減が素晴らしい…! 2人が次にどんな銭湯に行くのか、今からメチャクチャ楽しみです。 【追記】現在、奥嶋先生が作画を担当しているBL作品『同棲ヤンキー赤松セブン』1巻の表紙も銭湯ですごく素敵です。こちらもヤンキー高校生が主人公ですが、生活描写がとにかく生っぽい実写ドラマのような作品ですのでこちらもぜひ…! https://comic-action.com/episode/13933686331613282934
たか
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2020/03/10
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「環の影」を追う民族の興亡…!
ROUTE ENDの人の新作ということで、ジャンプラで読んでみた作品。1巻が出たので購入して読み逃した分を補完したんだけど、個性的な国家とその国際関係がすごく面白かった! 土星のような環を持つ惑星には、その環の影を追って暮らす『影従国(ケイジュウコク)』という国がある。白鎧(はくかい)と呼ばれる白い全身タイツのような鎧を作る特殊技術を持ち、他国と交流を持たないその国へ、帝国からマイペースな商家の跡取り息子がやってきて「皇帝の証書を持っているから国に入れてほしい」と頼み込む…という導入。 https://www.youtube.com/watch?v=A0STqHEa2pM ジャンプラで読んでたときも思ったけど、帝国からやってきた主人公・アウシの台詞が説明的で何度読んでも笑っちゃう…wwまぁ「けったいな話し方をするやつなんだな」と受け取ることのできるレベルなのでそこまでひどくはないけれど。 ・影従国 ・コウト総王国 ・クチヒト帝国 ・侵入者 独自の文化を持つ各国の勢力・攻防が複雑に入り乱れていて見応えがある。影従国はチベット風の名前と服装、帝国は中華風、侵入者たちは日本ぽい名前と服装なのがおもしろいなと思った。もっとくわしくこの世界を見てみたい。 いまだとちょうど1巻の続きから全部無料で読めるので、気になった人はすぐ読むのをおすすめします…! https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156730673612
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2020/02/28
読むと得するから読んでくれ…!!
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いや読後感最高すぎる…!!!メッチャ良かった…ほんと良い…! 物語内でミレイがしていることといえば、街でよく会うタイプの男の子と映画・漫画の趣味が合う「川上線」なるインスタグラマーについて、一人で考えをめぐらしてるだけ。本当にそれだけなんだけど、その終始落ち着いたテンションのモノローグが心地良い…! 限りなく東村アキコ作品でキャラが独白するのを読んでるときと同じ感覚がしました。「Kiss WAVE」の審査員・東村先生が絶賛されるのも納得です。 https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,f_auto,fl_lossy,h_365,q_auto,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/board/thumbnail/114897/b588a9a5-d666-4dba-bfe9-990eacb56954.png リアクションの表情の描き方がすごく説得力があって、も〜〜好き…! 線の笑顔を見たときの「ぐっ」とときめきを堪える顔とか、男の子と線が同一人物だと気づいたときの「えー まって まって」のポーズとか、「まじか 踏みこんできたな」のキラキラした顔とか。 極めつけは顔の前で指先を合わせながらの**「でも 私いま めっちゃよろこびがすごい」**ですね(かわいい)。モノローグの語彙力のなさが自分の脳内そっくりで共感しかないです。 https://i.imgur.com/D8jgo1f.png (▲『恋の境界』当麻ゆいこ) **あと何故か地べたにしゃがんで話しだしちゃうとこも、「何で?笑」って感じだけど、その意味のない行為がリアルで好き…。** 「私は ずいぶん縁を断ってきたのかも」 「僕にはミレイさんのコメントが灯台のようでした」 「何この答え合わせみたいな時間」 とか、セリフの言葉選びが本当に素敵でギュンギュンきました。 いや〜、本当にいい読切よんだなぁ…嬉しいなぁ…。   【あらすじ】 街で主人公・ミレイがドタイプの細身の男の子を眺めていると、その子はミレイが今朝買った漫画の特典ペーパー付新刊を探していた。 その場を離れた後、女友達からミレイにオススメの男子として川上線を紹介される。彼のインスタアカウント(漫画や映画の感想メモ用)を見てみると、自分と趣味が合いそうな人物だった。 線の投稿を参考に映画を借りに行くと、街で見かけた「特典ペーパーの男の子」と偶然再会し「それ観ると得しますよ」と声をかけられる。映画を観たミレイは川上線に感謝し、彼の投稿にコメントを残すようになる。 (▼『恋の境界』当麻ゆいこ 心のなかで呼び捨てわかりみしかない)
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2020/02/27
ネタバレ
拙さゼロ!連載で読みたい陸上青春漫画!!
さっき週チャンを読んでて適当にパラパラしたら見つけた読切。スポーツウェアを着たイケメンが女の子を励ましているのが目に止まり、「こんな爽やかな少女漫画みたいな作品チャンピオンに載ってたっけ?」と思って確認したら読切でした。 https://twitter.com/Weekly_Champion/status/1232886292733542400?s=20 少年漫画らしいハッキリくっきりした絵柄に、スポーツを格好良く見せる迫力ある作画。困難を乗り越えて成功を掴む王道の展開と恋愛要素がある一方で、読者の予想を裏切る捻りもある。 いやなんだこれ、完璧か…!? 私がすごいなと思ったのが、麗先輩が初めて千夏に話しかけるシーン。ここで先輩のほぼ全身が描かれるんだけど、ここですでに小さな違和感がありました。 全身の印象があまりにも柔らかすぎたんですよね。スラックスを履いてはいるけれど、男性らしい骨ばって硬い直線的な身体をしていなくて、胸の周りが緩やかに描かれている。(それにしてもこの胸の描き方めっちゃリアルでめっっっちゃ好きです) 「こんだけ絵が上手い人が男性の身体をこんなふうに描くか…?」という疑問を解消するかのように、次のページで先輩は「私は…」と自己紹介するし、まつ毛バッサバサなんですよねぇ。 https://i.imgur.com/oyEF0E3.jpg (▲『青春シャウト』菊地祥代より。制服じゃなくてトレーニングウェアの先輩も素敵) 千夏が冒頭で石をぶん投げる直前、「高校に入ったらドラマみたいな青春が送れると思ってたのに…」とつぶやくところが、入学して2日目の高校生っぽさ全開でたまらない…! 読み進めると千夏は中学時代に野球をやっていたことがわかるのですが、それで冒頭の発言にいっそう納得がいくようになっていて、わざわざ説明しなくてもちゃんと伝わる構造になっているのが素晴らしい。 大会で麗先輩が千夏にかけた言葉があまりにも良すぎてギュンとしました…😭 全国トップレベルのやり投げ選手である麗先輩が、「一緒にやったら楽しそうだから」という理由で千夏を陸上に誘うとかも〜〜〜〜!そんなん最高じゃん…!!めっちゃ「感情」が2人の間にあるじゃん…良すぎる…良すぎる…。 https://i.imgur.com/5BDbcDz.jpg (▲『青春シャウト』菊地祥代より) 最後に千夏が、告白して玉砕した高橋くんと先輩の間で迷うというオチも素敵です。格好いい女の先輩への感情って実質恋みたいなもんですから…。 菊地祥代のお名前覚えました。 次回作を超超楽しみにしています…!!! 【週刊少年チャンピオン2020年13号掲載】 https://www.akitashoten.co.jp/w-champion/2020/13
たか
たか
2020/02/26
中華風時代劇な医療もの!
期間限定無料だったので読んだ作品。最近この作品をネット広告で頻繁に見るのですが、それも納得の骨太な物語でした。 神話の神々が作った国・月華は、華の名を冠した七つの州からなる。蘭州に住む銀髪碧眼の西胡人の少女は、都から来た貴人の怪我を縫合手術で助けたことで都を訪れることになり…という導入。 少女漫画だしヒストリカルなのに、医療シーンはしっかり医療漫画しててすごく新感覚。絵の書き込みの美しさに負けないほど、しっかりとした舞台設定が素晴らしかったです! https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,dpr_2.0,f_auto,fl_lossy,h_365,q_80,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/book/regular_thumbnail/102972/9bfa5b06-da5b-4c56-99a0-e8089d248949.jpg 世の中には「中華風・中世風・王宮風」など、フィクションから摂取した曖昧な知識をコピーして作られている底の浅い物語が反乱している中で、こういう風に「ちゃんと中華歴史小説が好きな人が書いてる」作品が読めるのは幸せなことだなとしみじみ思いました。 あとがきで知ったのですが、作者のひむか透留先生は保健師・看護師の資格を持っている中国史好きなんだとか! これだけでも鬼に金棒という感じですが、それに留まらずたくさんの資料を読んだうえで、現役の看護師の友人に話を聞いて描いているのだそう。 天空の玉座や薬屋のひとりごとなどなど、中華宮廷物語が好きな人におすすめしたい作品です! https://asuka-web.jp/product/gekkakoku/
たか
たか
2020/02/17
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ド天才でしょこんなの…!
ストーリー良し、キャラ良し、セリフ良し、演出良し!もう、漫画としてあまりに完成されすぎてて電車の中でニヤけてしまった。少年ジャンプに載ってるラピュタを読んでるような面白さだった…!! まず本編の前に、作者と担当編集の「ご挨拶」を読んだんだけど、まずここでビビる。**「これが初めて書いた長編漫画で、それをジャンプスカウトキャラバンに持ち込んだところ即本誌掲載&新世界漫画賞準入選受賞となった」**とのこと。 すごい(語彙力) https://i.imgur.com/4xzMzx3.jpg (△週刊少年ジャンプ2020年12号) 物語はタイトル通り火星が舞台。そしてこの『MY LITTLE MARS』タイトルの出し方がメッチャお洒落(演出はぜんぜん違うけれどファイアパンチのような格好良さ)。 地球政府に属する主人公・アポロは、逃げたキメラを殺す任務を受け火星へと降り立つ。そこでとんでもない攻撃力を持つ謎の少女・エムと出会うのだが、長官・ギタンからの通信で、その少女こそが「新種生物とヒトのキメラ」だと知って…というあらすじ。 **とにかく漫画としての読みやすさと、格好いい演出の両立が凄まじい…!!** https://i.imgur.com/jmrelVZ.png (△ギタンとの会話シーンでの壊れた天井と陰のカット、「青二才め」の同じコマの連続とか最高に好きです) 強いて似ている作家を挙げるなら、大今良時のような藤本タツキのような…だけど2人より明るくてポップな画風で描かれるSFがすごく魅力的でした! こんなに短いのに、エムは可愛いしギタンは見本のような悪党で超素敵だし、アポロはヘタレに見えて格好いいし…あまりに良すぎる。 早く踊場先生の次回作読みてぇ〜〜!!
たか
たか
2020/02/07
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やっぱ別マガすげぇ…!!利き手を怪我した少年が再起する衝撃のテニス物語
は〜〜〜!!!とりあえず皆にこれ読んでほしい…!やっぱ別マガすげえわ。別マガらしさ前回の「普通じゃない」少年スポーツ漫画で最高でした! 主人公は交通事故で利き手に致命的な怪我を負った元日本ジュニアチャンピオン。「あ〜、かつて一流選手だった少年が怪我から復帰する話ね、はいはい」と思いながら読んでいたら、どうにもおかしい…。1話で現れたヒロインな〜んか違和感がある。 (うーん。この子ちょっと不愉快だな…でも1話だし何かちゃんと理由があるのかも…)と思いつつ最後まで読んで、衝撃&納得。 よくある少年マンガのボーイ・ミーツ・ガールなスポーツモノかと思いきや、主人公とヒロインの間には「交通死亡事故の被害者と、加害者家族」という重たすぎる関係が隠されていました。 BE BLUES!かと思いきやましろ日だったとは…! 見事に予想を外されてゾクッとしました。 今後2人の関係がどう変わっていくのか、そして利き手をスイッチしてどんな風に上達していくのか気になります!! https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156754184434