いや面白れ〜〜〜!!!!言いたいことはそれだけです…もうホントおもしろい…!!マンバの新連載トピックで知り、フィギュアスケートが題材だということでワクワクしながら読んだのですが、軽く期待を超える面白さでした。

(▼1話の扉絵。ブレードに司の目が写ってるのがいい…)

世界トップレベルのフィギュアスケーターを多く排出しているだけあって、漫画界にも枚挙に暇がないほどたくさんのフィギュアスケート漫画があるんですよね。
少年・青年・少女・女性、全ての雑誌区分で「男女シングル・ペア・アイスダンス」の全種目が描かれてるのは本当にすごいことだと思います。

そんな多種多様なフィギュアスケート漫画があるなかでも、この『メダリスト』は抜きん出てる…!!

まず、「フィギュアスケート界」の概要をこれ以上なくわかりやすくかいつまんで説明していて見事…!!

・スケーターは大学卒業を目処に競技から引退する
・全日本選手権は「甲子園」のような憧れの大会だけど、最近レベル上がりすぎててやばい
・スケート靴は、片足にインとアウトの2つ刃が付いている
・プロ(ショーで滑るスケーター)になれるのは一握り
・5歳頃からスケートを始めるのが普通

というように、スケヲタには当たり前すぎるフィギュアスケート界の「設定」を丁寧に描いていたのがすごく良かったです。

(地味に一番感動したのが、スケーティングの解説。選手じゃない人間にはただ滑ってるようにしか見えませんが、その「ただ滑ることにも技術が費やされている」。それに言及してくださったことが、スケート好きとして嬉しかったです)

そしてなにより、メイン2人の来歴が他になくておもしろい…!!

主人公・司(26)は学生時代に独学でスケートを学び、20歳をすぎてから初めて指導者の下で教えを受け全日本選手権出場。スケートリンクのスタッフとして働くかたわら、ショースケーターにも応募している。

この司みたいに、「形を変えてフィギュアスケートにしがみついている」という、リアルな実力の「スケーター」を描いたスケート漫画は初めて読みました。

いままで自分が出会ったフィギュアスケート作品の主人公は、全員高いレベルにいる有望な「選手」。

これってよく考えればサッカー漫画で言えば、プロを目指す高校生とか、プレミアやブンデスリーガに挑戦するJリーガーが主人公ってことなんですよね。

そういう一握りの一流の物語ばかりしか読んだことがなかったので、司のリアルな設定にはワクワクしっぱなしです。

そしていのり(10)もまた、テキストを読み込みながら独学でスケートを学んでいる小学生の女の子。
この10歳という、一流を目指すにはギリギリの年齢もいいんですよね。本格的にフィギュアを習い始めたのは12歳(!!)というジョニー・ウィアーを思い出して熱いです。

はぁ…面白い。

いや〜もうホント面白かったので、久しぶりに電子版のアンケート入れてきました。

なお雑誌の柱コメントによると、作者のつるまいかだ先生もフィギュアスケートをされているそう(納得)

ゴチャゴチャ書きましたが、フィギュアスケート界を高解像度で描いた読み応えバッチリのスポーツ漫画なので、とにかく1話を読んでほしいです。

デフォルメ顔が多いのが気になるけど「氷の上に乗れない人の言葉なんて信じなくていい」って正論で気持ちのいい回だった!
友達もライバルもどんどん増えるね!

さらに追記。
一方で,あれだけ完璧な演技をみせた坂本選手がオリンピック銅メダルだったことから,いのりちゃんが金メダルを目指すためにはさらに上の武器が必要で,それは最終的には4回転サルコウになるのでは…
「4回転サルコウで高GOEを叩き出す坂本選手」が存在すれば,あまりにも強すぎるロシア女子とも戦えるかもしれない

メダリストが今やばいと聞いて先日1巻〜4巻+最新話(20話)までイッキ読みしたんですけど本当に言葉にならないくらい凄まじい回でした!
私はフィギュアスケート沼からは足を洗った(?)身分なんですけど、当時なんであそこまで観戦に熱狂していたのか…競技が持つ魔力を言葉に出来なかったのですがすべて腑に落ちましたね…。

「奇跡を見守るスポーツ」。
本当にこの一言に尽きます。

1話の時点ですごい作品だとは思っていましたが、マジでメダリストを読めばフィギュアスケートの基本的なルールから魅力まで全部伝わりますね。やべえ(語彙力喪失)

いるかちゃん癖つよつよ〜!

冷静に考えてジュニアが「13歳~18歳まで」なのやばいですね。ほぼ小学生vsほぼ大人の戦いが見れるの、観客としては熱いですけど出る側としては恐ろしい…。

司先生のジャンプが見たくてIQ高くなるいのりちゃん可愛い〜〜!!ハーネスって昔キム・ヨナ選手が使ってる映像を見たことありますが、こんなすごい装置だったんですね。スナフキン魚淵先生の真似をしてハーネスを購入した司先生…恐ろしい転倒の仕方してましたが大丈夫でしょうか。

26話

「ハーネスは日が浅い技術だからまだ使い方が体系化されてないから骨折なんて当たり前」
「4回転の成功の鍵は速度と開け締めのタイミング」
「高いところから落ちるとき人は本能的に体を開いてしまう」

すごくタメになったし、そして何より熱かった。ただの練習シーンでこんなに興奮できるスポーツ漫画は初めて…!!

絵麻ちゃん80点出して敗退してて近畿のレベルの高さ感じてビビリました…。そんで全国でどんどん新キャラかつ強キャラがばんばん出てくるのワクワクする。1人1人にドラマがあってもう…。

そしていつみても夜鷹純の闇がすごい。スポーツ漫画とは思えない闇の深さだ…

絵麻ちゃん80点出して敗退してて近畿のレベルの高さ感じてビビリました…。そんで全国でどんどん新...

29話
抽選のとき光ちゃんネクタイにパンツルックだったかっこよかったなー。あの空気のなかで4Luz降りれるいのり本当にすごい…!どんな試合になるんだろう。

つるまいかだアフタヌーン編集部の出会いがコミティアの出張編集部で、その時に持ち込まれたのは4コマ漫画だったらしい。

 アフタヌーン連載中のつるまいかださん作『メダリスト』が第68回小学館漫画賞一般部門を受賞しました!! つるまいかださん、おめでとうございます!!!  2018年2月11日開催のコミティア123において即日新人賞その7が行われ、僕も審査員として参加したのですが、それがつるまいかださんとの最初の...

4コマとは意外だなと一瞬思いましたが、作中のコメディシーン見てると面白いでしょうね。『鳴きヤミ』いつか単行本におまけとして収録してほしい…!
https://itan.jp/sokujitsu/

初出場の全日本ノービスで4S+2Tと4S決めるって熱すぎる😭こんなん会場で見れたら脳汁やばそう。Ltzでまた転倒しちゃったけどこれでスランプとかにならないといいなぁ

表彰台にすずちゃんが居るということは、110点に届かなかったってことですが、ジャンプ以外でのミスか、全てクリーンに跳んだように描写されてましたがジャンプに踏切違反とかアンダーローテーションが実は相当あったとかですかね…?

3Aのダウングレードとかではなく、構成変更絡みで致命的なミスがあったのでしょうが…
なお、演技終了時点で二人ともそのミスにハッキリ気づいてるようですね

3Aのダウングレードとかではなく、構成変更絡みで致命的なミスがあったのでしょうが…
なお、演...

どんなに観客を湧かせる演技をしてもそれが点に表彰台に反映されないというのはフィギュアでよく見る光景なので本当にリアル…。
ジュニアになると全日本に参加できましたよね?いのりちゃんがどんなふうに成長していくのか楽しみです!

徐々にいのりがジュニアに向けて動き出してるのがワクワクします!

本当に司先生って教えるの上手だなぁ。そして子供の頃お稽古でシール貼ってもらうのが大好きだったのを思い出して懐かしくなりました。
そしてかなり前に関空アイスアリーナ建設のためのふるさと納税をしたことあったので、作中にも出てきて嬉しかったです!いつか行ってみたいな〜と思いつつ行けてません。

もう光ちゃんはいのりにとってバッチバチのライバルになってるのが熱いですね!
いるかちゃんにアドバイスを求めてましたが、教えてくれるんでしょうか…?

そういや無事にいのりちゃんの声優が春瀬さんに決まりましたね。よかった〜〜!

38話
いるかちゃんはいのりのお姉ちゃんとそんな浅からぬ仲だったんだ…。年下にあの煽りと物に当たるブチ切れ方は尋常じゃない。普通いるかちゃんみたいな世界レベルの選手だったらあんな危ない行為(いろんな意味で)しないと思うけど…。

あらためてほぼシニアとほぼノービスが戦うジュニアの舞台エグい。
ジュニアは必ず入れなきゃないジャンプが毎年かわるとか、女子はSPで4回転禁止とか知らなかった。勉強になる

39話
自分は中学生の頃バスケをしていたので、競技のために体型や体重を細く維持することとは無縁でした。もちろんむしろ逆で、食えば食うほどデカくなるほど褒められる世界だったので、自然な体の成長に必要な食事すら恐れる10代のフィギュア選手やバレエダンサーを見てると辛い気持ちになります…。

「成長すると跳べなくなる」という常識・呪いを、大人が女子ジュニア選手に呪いかけない競技シーンになってほしいです🥲

「選手の中に強固なバイアスがあると指示を聞いてても違う練習をしてしまう」ってメチャクチャためになるな…普段の生活でも意識したい。

自分の3Lzには喜びGOE+0なのに司先生の2Lzには5のいのりちゃん好き😂

46話、47話は光のお話でした
そして舞台は全日本ジュニアへ…!

ところで添付の画像、これは46話に掲載された試合スケジュールです
光の方は、全日本ノービスはダイジェストで優勝、全日本ジュニアに突入しました
一方でいのりは、JGP6戦目(又は7戦目)を優勝してJGPファイナル出場を決めています
さらに、全日本ジュニアに出場していることから、中部ブロック大会と西日本ブロック大会で少なくとも上位入賞しているということになります
これら三試合の様子は全く描かれていません

つまり、46話、47話は、光を掘り下げるエピソードであるとともに、その間にいのりがどのように成長したかを読者に秘匿するお話でもあったわけです
ジュニア三試合を経ていのりがどの程度強くなったのか…?
おそらくそれは全日本ジュニアの試合の中で明かされていくのでしょうが、とてもワクワクします!
アニメに合わせて盛り上げてきますねえ!

46話、47話は光のお話でした
そして舞台は全日本ジュニアへ…!

ところで添付の画像、...
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