・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 優しかったお婆さんから、奪衣婆の姿に変わる瞬間が最高。ぜひどこかで連載化してほしい ・特に好きなところは? 子ども向けに見えるが高齢者社会とジェネレーションギャップを感じさせる社会派な一面もあって良い ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! サンキューババア
全身武器マンの哀愁漂うおっさんが主人公がひたすらに悪人をぶった斬るマンガ。 終戦後の架空日本が舞台で、荒廃したパンクな世界感がすごく好きだった。今でも読み返す度になぜこんなに面白いマンガが1巻で止まってしまったのかと、やるせない気持ちになる。 叶わぬ願いかもしれないが、もし続編があるならいつまでも待つのでぜひ読みたい。
日本のヤクザが北斗の拳みたいな世界に飛ばされて、悪党をやっつけて真の「ジャパン」を作り上げようとする物語である。とまあ序章部分だけで1巻が終わってしまうのだけど、三浦建太郎の初期作品というだけでも読む価値は充分あり。 このままだと日本は古代カルタゴと同じく滅ぶと予言され、原発問題から食料問題まで、当時の日本社会への問題提起がなされる社会派な側面も。外国人にやられっぱなし、媚びまくりの日本人に対して、尊厳とは何か、アイデンティティとは何かを突きつけられる。気付けばジャパンの一員として熱い気持ちになっていることだろう。
ちょっぴりエッチだけど、よく出来たストーリーで最終的に良い落語の噺を聞いたかのような気分になれる一冊。男だらけの長屋に引っ越してきた艶女「お曜」に男達が夢中になるお話で、つい女体ばかりに目が行きがちだが、それだけでなく江戸の長屋暮らしというものが、細かいところまで生活感豊かに描かれていることに驚く。そこに作者特有のいつものハレンチ視点が加わり、和のエロスが極まっている。
太平洋のアナタハン島で、唯一の女性「比嘉和子」を巡り、漂流した日本人たちが繰り広げた「アナタハンの女王事件」のマンガ版。 過去にテレビや映画、テキストサイトなどで何度も目にしてきたエピソードだが、何回擦っても色褪せないおもしろさがある。 もし自分がその場にいたらどう立ち回るか?どうすれば死亡ルートを回避できるか?なんてことを考えながら見るのがまた楽しいのだ。
いじめられっ子たちを集めて加害者に報復させるバトルロイヤルを開催するお話。表紙のヤバい雰囲気に惹かれ読んでみた。設定はわかりやすくて、序盤から期待値は高かったのだが、肝心の場面で過激さに欠け、若干の物足りなさを覚えたまま終わってしまった。やはりこういうマンガはどれだけ人間を醜く描けるかが大事。
まだ1巻の段階だけど面白い。目がバキバキのおかしな猿たちが現れる→人間が武器で撃退する→猿たちが武器の使い方を学習して襲ってくるという話の流れなのだけど、「さるまね」の力によって、コチラがやることなすことをそっくり真似してくる行為に得体のしれない恐怖を覚える。人間の残虐さがそのまま自分たちに跳ね返ってきているということでもある。いかに猿たちに知恵を与えずに倒していくかという駆け引きが戦いのキモになるだろうか。動物系のホラーやモンキーピークとか好きな人におすすめ。
「善悪の屑」「外道の歌」の渡邊ダイスケ氏がヤンマガでデビューした時の作品。 表紙とタイトルで勘違いしそうになるが、何かの獣に変身したり不死身になる話ではない。弟を殺された青年がヤクザに復讐を誓うバイオレンスアクション漫画である。 ヤクザに殺されかけて運良く生き延びた主人公だったが、頭部を撃たれたことの恐怖を克服するために頭蓋骨をチタンに取り替えるという設定がこのマンガの肝。頭部にどれだけ致命傷を食らっても死ななくなったが、他の箇所を攻撃されたら普通に死ぬ上に、見た目が逆モヒで死ぬほどダサいという(笑) 先日マンガ沼という番組で渡邊ダイスケ氏が出演していた回を見たのだが、自宅の防犯が不安で、部屋の仕切りを強化ガラスにしたエピソードを語っていて、この漫画のことを思い出した。 外道〜のような残虐さはまだこの頃は見られないので、グロが苦手な人には逆におすすめできるかもしれない(?) 外道・善悪が好きなら読んで然るべきだろう。
WORSTとセトウツミをあわせたような感じのテイスト。しゃべくりだけじゃなく、不良同士のケンカを上手く取り入れた身体を張ったギャグとか、いろいろと必死な感じが面白かった。大爆笑とまではいかなかったが。会話もアクションも上手いだけにどっちつかずな感じも。もう少し続いてたら化けてたかもしれない
釣り好き独身オジサンが会社帰りや仕事の合間にちょい釣りする漫画。(モチロン仕事はちゃんとこなした上で) サボって釣りしてるような人が”ダンディ"なのかはさておき、スーツ姿のままのんびりと釣りを楽しむ姿は、なんとも自由で解放感があり羨ましい。 都会の川釣りであっても、意外と情緒はあるものだし、人生ってそんなに堅苦しく肩肘はらずとも生きて良いんだよな…と思わせてくれる癒し系オジサン漫画である。
※ネタバレを含むクチコミです。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 強者と弱者という曖昧で理不尽なイジメに立ち向かえるように私も尽力したいと思った。 ・特に好きなところは? 主人公赤根が最後にイジメていた鞠川をぶん殴ってスカッとしたところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 新しい切り口で描かれていて、圓という通貨を使う事で、世の中の縮図が学校という世界観に落とし込まれていて考えさせられる作品。
”人類滅亡の危機を経た、近未来。生命主義が確立し、過度の調和が重んじられる社会に息苦しさを感じていた女子高校生のトァンは、ある日、クラスの中で変わり者とされていた少女、ミァハから声を掛けられる。社会に対して否定的な言動をいとわないミァハに、最初は戸惑いながらも、徐々に惹かれていくトァン。やがてもうひとりの友人、キアンとともに、ミァハに導かれるまま、集団自殺をはかるのだった……。34歳の若さでこの世を去ったSF作家、伊藤計劃の著書を劇場アニメ化する「Project Itoh」と連動したコミカライズ企画。数々の受賞歴を誇る、伊藤計劃の小説「ハーモニー」に、漫画家の三巷文が挑む。「月刊ニュータイプ」連載時より大幅に加筆され、待望の単行本化!” 以前読んだ漫画、久々に読み返した。 合理的な管理社会が行き着く最終地点として、「意識」が不要とされる。確かに意識がなければ、完全に合理的で調和のとれた世界になるのかもしれない。不幸を感じようもない。 でも客観的に見ると、ディストピアにしか見えない。 幸福は認識を通して存在するのか、認識と独立して存在するのか、という議論を思い出した。 https://bc-liber.com/blogs/bf6cbb9b657d https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%BC-1-%E3%82%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B9-%E4%B8%89%E5%B7%B7-%E6%96%87/dp/404104068X
カネコアツシはじめての連載漫画。バイオレンスなロードムービー。
まず、なんと言ってもキャラが可愛い。 そして題材の面白さ。 散りばめられた笑いにくすっとしながら 一気に読み進められる作品でした。
誰にでもあった幼少期や思春期の心の機微を描く短編集。素直になれず意地を張ってしまう子供たちがふとしたことで大切なものに気づく様が描かれていて大変愛おしい。雪や雨の情景描写も妙。気づいたら俺にも子供が出来たら…みたいなキモい目線で読んでしまっていた。「お二階は診察室」が特に好き。
学校のプールに寄生した宇宙人炙り出すのにメガネ巨乳をクレーンで吊るすシーン
超面白い。オールタイムベスト 殺人をめぐる情動や1ページ先で誰かが死んでいるような緊迫感が妙。1枚絵がとにかくかっこよくて濡れ場も絵になっててほんとにすごい。
少し不思議系SF、アイデア1発!て感じ。 電子知能と人間で政党が別れてるとことか人口生命体反対のデモとか面白い切り口だなとは思ったけど奥行きがあまりなくて残念。海中で人間のケアする機械の虫が廃棄される話はオチも良かった。
・読んだ直後に思ったこと 「緊張と緩和」
もどかしさを楽しめる漫画でありとても良かったです。 これからも追わさせていただきたいです!
・時代背景 業界用語 解説 ・登場キャラセリフ ・ウラ社会の常識は一般人の非常識!
絵柄がとっても綺麗で好きです。 あまり読み切りを読み返すことはないのですが、何度も読み返してしまいます。 2人の恋愛模様がとても良いです。smを題材にしてますが万人受けするようなマイルドなお話で、小ネタもちょこちょこはいっていたり、お友達との仲の良さや、お互いがお互いを思いあっていることなど、安心して読めます。小ネタなども面白くて細かいところも丁寧に描かれています この作品で先生を知ったのでほかの漫画も読んで見たいです
いきなり本筋とは関係ない話をします。 眼鏡をかけている人ならわかると思うんですが、度が強い近視のレンズを通すと、顔の輪郭線がレンズの中だけ本来より内側に見えるんですよね。 それを新太郎(主人公)の顔がどれだけ小さいコマでも忠実に描こうとする川田先生のこだわりがすごく感じられる作品です。 単行本巻末のアシスタントさんへの謝辞も、作業していただいた箇所のページ数と何コマ目かまで記載されているところからもこだわってるなーという印象です。 美大志望の新太郎と、代々続く太鼓職人を継承しようとする響子が、不器用だけどお互いを思いやっていて、そんな二人がかわいらしく美しい世界だと思います。 今後の進展が楽しみです。
「こんな世界はイヤだ!どんなの?」 このお題に対して、岬かいり先生が描いたオムニバス大喜利ホラー集だと思っていました。 ジャンルとしてはスプラッタやスラッシャーなどではなく、読後感が苦かったり後味が悪い「イヤミス」のようなホラー漫画、「イヤホラ」とでも呼べばいいのかな? しばらくオムニバスが続いていましたが、これらの現象の原因たる存在が表に出てきて、全体の縦軸が見えてきつつあるところで、今後の展開が楽しみです。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 優しかったお婆さんから、奪衣婆の姿に変わる瞬間が最高。ぜひどこかで連載化してほしい ・特に好きなところは? 子ども向けに見えるが高齢者社会とジェネレーションギャップを感じさせる社会派な一面もあって良い ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! サンキューババア