この漫画は現在絶版になっていて紙でも電子でも基本的に読むことが出来ません。
唯一読む方法は中古で出回っているこの作品を購入することくらい。なのですが運良く1巻と3巻の新品を買うことができ 2巻は中古だけしか無かったので中古品を取り寄せ、ようやく読むことができました。

ストーリーは全寮制の高校に通う 高校3年生の主人公・小野が、片思い中の現国教師の池田が高校3年生限定で愛人を作っているという噂を耳にし 告白する所から物語がスタートします。
そして二人はセフレの関係性になるのですが池田の体には生々しい傷の数々 背中には大きなアイロンで付けられたような火傷の跡がついています。

誰かにつけられたであろう池田の生々しい傷の数々 俺だけは過去の奴らみたいに池田にはこんな事はしない!!と誓う小野でしたが、池田の数々の異常行動と一般的ではない激しすぎるセックスに普通の高校生の小野は疲弊しつつ戸惑っていきます。

高3限定とは一体何なのか?
池田の傷の謎とは?
高校で代々伝わる非合法のスナッフビデオの謎

これらを3巻でざっくりと紐解いていくのがこの高3限定という漫画で
BL的な要素よりもサスペンスやバイオレンス表現の方がメインで描かれた作品となっています。

この漫画には作者が影響を受けたという実在の事件が存在していて(明言はされていないがおそらく女子高生コンクリート詰め殺人事件)
理不尽な暴力を受け続けた人に対して救いがあって欲しい、という作者が中学生の頃に感じたその願いを作品として昇華したのがこの作品らしく

主人公は暴力を一貫して否定し続けるし
池田は自分が受けた暴力に対して意味を持たせようと肯定的ですらあります。
暴力を極端に描くことで暴力を否定していると言う事はわかった上でキツイ表現の連続で
読んだことを若干後悔しそうになる作品ではありましたが
この作品を読む事ができて良かったです。

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MADK

自由度の高い作品が出てくるからBL漫画は辞めれない

MADK
生卵
生卵

多分昔で言うところのガロ(僕は1997年生まれなのであまり詳しくない) のように規制が緩いような場所でしか出てこない作品があると思っていて 現代においてBLは少年誌とか青年誌とかと比べてかなり表現の幅に自由があるように感じる。 この漫画はBL漫画である必要は特にないんだけどもBLという自由に描ける土壌のある世界だからこそ世に出た漫画の1つだと思う。 だから僕はBLを読むのをやめれない。 物語としては生きたまま生物の肉を食べてみたい欲求のある男子高校生が人を殺してしまうかもしれないという恐怖から悪魔を呼び出し その悪魔の肉を食べ、その代償に悪魔として魔界に転生することになってしまうという物語だ。 この漫画には人体改造 獣人 リョナ カニバリズム などかなり禁忌的な要素がてんこ盛りで読む人を選ぶ作品ではあるが本質としては 愛ゆえにその人を傷つけたい その人の心に残り続けたい認められたいといった執着とかそういった感情の揺れ動きを描いている。 特に下級の悪魔は上級悪魔の名前を呼ぶと 魂が砕けて消滅してしまうという設定がこの漫画の舞台装置として上手く機能していて この設定があるからこそ活きるシーンが多い。BLにおけるオメガバースとかドムサムとかに匹敵するような発明になるんじゃね?とさえ思う マジで描写の凄さに面食らってしまうかもしれないけど これは凄い漫画です。 刺激の強い漫画が読みたい人はぜひ読んで

コオリオニ

自分を異常者だと社会不適合者だと思いたい全ての人へ

コオリオニ
生卵
生卵

『コオリオニ 上下巻』 再読 警察官×ヤクザのBL 異常者と異常者が必然的に出会いヤクザと警察を巻き込んだ愛憎劇を繰り広げていく作品。 実際にあった日本警察最大の不祥事事件と言われている稲葉事件をベースにこの作品は描かれている 物語の軸は自分をまともだと思い込んでいる異常者の警察官鬼戸と 女性のような見た目をしたサイコパスヤクザ八敷が共犯関係になっていくに連れ 愛を深めていきそれに周りの人間が巻き込まれていくといったストーリーであるが 個人的にはこの二人ではなく 佐伯という八敷と幼なじみのヤクザに僕は感情移入してしまった。 この佐伯という人物は書字障害という文字を読む事はできるが描く事ができない発達障害を持っていて この文章を書いてる僕個人もその書字障害を持っている。 佐伯は自分は人よりも劣っている自分は人とは違う人間だという意識を持っていて それは僕個人も幼い頃から感じていた。 しかし佐伯は出会ってしまう。 自分よりも倫理観もバグったヤバイ存在である八敷と。 自分はマトモじゃないと思っていたのに自分よりもマトモじゃない存在と出会ってしまったことで 自分はマトモな人間だったという事に気付かされてしまう。 マトモじゃないと気づいてしまったら それは単なる自分の努力不足になってしまう、異常者だから許されてたことが一気に許されなくなってしまう。 そんな佐伯の気持ちを僕は他人事だとは思えない。 心が苦しくなる。 自分はマトモじゃないからみんなと違うように生きなきゃいけないんだと思ってたのに 本物の異常者を見てしまったら 今までの自分の生き方さえも否定されたような気持ちになる この本物の異常者の2人の恋愛を見ていると 社会の中で生きる普通のファッション異常者の俺には突き刺さる。 世の中の自分を異常者だと思う全ての人に読んでほしい 死ぬぞ

高3限定
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ミ・ディアブロ 特典付き電子版

ミ・ディアブロ 特典付き電子版

「私は 悪魔に 飼われている」アメリカ人の父と、メキシコ人の母から生まれたジェイク。厳格な警察官の父と、麻薬の売人だった母。いびつな家族生活は、いとも容易く崩れ落ちた。やがて警察官になったジェイクは、ギャングのリーダー・ミゲルと出逢う。おおらかで深いミゲルの愛情は、孤独なジェイクに甘く沁みる。運命の歯車はかくも廻りはじめた。交錯する嘘と欺瞞。愛を求め彷徨う魂が、最後に掴むものは----。コミックス版より100ページ増量同人版「アディオス・ミゲル」を含む完全版が電子版のみで登場「ミ・ディアブロ」梶本レイカ

高3限定

高3限定

全寮制の男子校に通う小野は教師のイケダに恋をしていた。高校3年の春、小野は彼が毎年、3年生からひとりの生徒を選び、1年間だけ肉体関係を持つという噂を耳にする。 古傷の語る謎、汗臭いセックスの日々、そして数々のウソ……一体、誰が本当のこいと言っているのか? 真実とは何か?

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Call me,Call.

Call me,Call.

ススキノにあるゲイ向けデリヘルのやり手スカウトマン巣我は、就職浪人中の生真面目で善良な陸に声をかける。 誰かに必要とされたいと願う陸の気持ちを利用する巣我だったが、時と共に温もりを帯び始めて陸との関係は、やがて巣我にとって忘れたい過去を呼び起こさせ――?!

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ミ・ディアブロ

ミ・ディアブロ

「私は、悪魔に飼われている」 アメリカ人の父と、メキシコ人の母から生まれたジェイク。厳格な警察官の父と、娼婦で麻薬の売人だった母。いびつな家族生活は、いとも容易く崩れ落ちた。やがて警察官になったジェイクは、ギャングのリーダー・ミゲルと出逢う。おおらかで深いミゲルの愛情は、孤独なジェイクに甘く沁みる。運命の歯車はかくも廻りはじめた。交錯する嘘と欺瞞。愛を求め彷徨う魂が、最後に掴むものは――。

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コオリオニ

コオリオニ

“ヤバい男達が組んだ" 1990年代、北海道――…全国を震撼させる警察の不祥事が幕を開ける。 1990年代、警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始める。全国の警察は厳しいノルマを設けられ、それをこなす為に警察がヤクザと手を組むという点数稼ぎのデキレースが横行した。そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)はいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として飼い、北海道警察の中で一際多くの拳銃を"摘発"していった。そして彼は自分の運命である誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)に出逢ってしまう。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に目を付け、八敷を潜入捜査に誘う。八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組む。二人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。男達が自らの欲望の果てに見た景色とはなんだったのか。息を吐かせぬ展開で描く渾身のサスペンスBL。

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コオリオニ

コオリオニ

1990年代、北海道――全国を震撼させる警察の不祥事が明らかになっっていった……! 警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始めた。そのノルマをこなすため警察がヤクザと手を組むというデキレースも横行、そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)がいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として抱え、ノルマを超える多くの拳銃を"摘発"していった。そして彼は誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)と出逢う。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に注目。八敷を潜入捜査に誘い、八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組んだ。2人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。話題沸騰の問題作の上巻、新たな描きおろし20Pを含め、ついに電子版で登場。

ゴーゴーバンチ

ゴーゴーバンチ

『月刊コミック@バンチ』増刊号として誕生、今勢いのある話題の作家や作品が集まった「女性も楽しめる新感覚青年誌」! vol.19はTVアニメ化決定の『鹿楓堂よついろ日和』に注目! ※当電子版の広告などの記載内容は本誌発行時(2017年10月)の情報です。当電子版には『一変世界』は掲載しておりません。ご了承ください。

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悪魔を憐れむ歌

悪魔を憐れむ歌

北海道警の刑事・阿久津亮平は8年前に起こった「箱折連続殺人事件」を追っていた。周囲の呆れ顔をよそに熱心に捜査をする中、知り合ったのが咽喉科医・四鐘彰久。静かな佇まいの有能な医師で、協力を約束してくれた。一方、道警内部の軋轢に苦悩する阿久津…そして、実は四鐘こそ「箱折犯」その人だった――!! 血と暴力と追憶に彩られた黙示録クライムスサスペンス、ここに開幕!!

暴力の果てに救いはあるのか?暴力を否定するために生まれた暴力だらけのストーリーにコメントする
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