テノゲカ 新井隆広 詩石灯 市原理司
新井隆広の新連載!手専門の外科医を描く本格医療ドラマ
テーマもよくテーマに対する医療の描写も誠実でゲストキャラも面白いのですが、この漫画の比重は全て主人公である手塚一心に向けられています
つまりこの作品を好きになるには手塚一心に共感できるかがかなり重要なのですが、なんか共感できないんですよね
自身の行動によって名医の父が死んだことを過剰に悔やんでいて、その重荷を解くのが作品の主軸なのかなと思いますがかなり序盤で突然重い思いをぶつけられるからなんですかね
そのアンバランス感がこの作品が面白くなりきらない足枷になってるのかなと個人的に思います
もっと治療しながらゲストのお悩み相談をしてみたいなオーソドックスな構成の回が増えてほしいなと思います