
必ず治すを感じる真っ直ぐな瞳に、励まされる。
すごく良かった。 物語にどんどん惹き込まれていくと思います。 医療ものを読む度に、こんな素晴らしい先生がいたら。。と思うものですが、やはり今回もそうでした。 ものすごく高度で繊細な手術を、短時間で終えてしまう一心先生。離れてしまった指の縫合とかミリ単位で本当すごいとしか言えない。 ご飯を食べている時も勉強をしていたり、当たり前ながら血の滲む努力あっての一心先生の現在の姿であって、現在進行形で彼は進化し続けていて、進化し続けたいと思っている。 物語自体も勿論ですが、一心先生の日々の努力(過去の悲しみ)見せないところがまたカッコいいし、色んな葛藤を乗り越えているんだと想像し、グッと来ました。
テーマもよくテーマに対する医療の描写も誠実でゲストキャラも面白いのですが、この漫画の比重は全て主人公である手塚一心に向けられています
つまりこの作品を好きになるには手塚一心に共感できるかがかなり重要なのですが、なんか共感できないんですよね
自身の行動によって名医の父が死んだことを過剰に悔やんでいて、その重荷を解くのが作品の主軸なのかなと思いますがかなり序盤で突然重い思いをぶつけられるからなんですかね
そのアンバランス感がこの作品が面白くなりきらない足枷になってるのかなと個人的に思います
もっと治療しながらゲストのお悩み相談をしてみたいなオーソドックスな構成の回が増えてほしいなと思います