※ネタバレを含むクチコミです。
中華×医療と私の大好物。 奇才の少女と皇太子が繰り出すサスペンスロマンス☆ 一度見たら全てを暗記してしまう医療の才能もある少女。 正義感は強く、行動力もある、しかし爪がまだまだ甘い皇太子。 ちょっと未熟な2人がだんだん成長しながらお互いに好意を寄せ合うところがちょっと雑w もう少し、なぜ?、が欲しいかな。 なかなか感情移入できない、「薬屋のひとりごと」の廉価版だなーと思っていたが10巻辺りから、やっと人間味帯びた人柄になってきて、面白くなりそうかな?と感じる。
薬師×後宮×ロマンス…って私の好きなやつーーーーーーー!と思ったけど、主人公のキャラが弱かったのと、何より陛下とのロマンスがほぼ無いです。。むーん。
追放→実は最強 漫画にハマって色々漁っていますw 2巻まで読みましたが、テンポが悪いのかキャラに魅力が足りないのかもう飽きた… これは買わなくてもいいかな。
後宮漫画好き、食べ物系も好きなので、楽しめました。 軽い恋愛漫画が、ベースに薬膳料理がところどころスパイスになっている感じ。 主人公がTheいい子キャラすぎて、もうちょっとクセあると感情移入しやすいかなー。
死ぬと蝶になり、国に管理される。 親類は蝶を通して故人と話せる。 面白い世界観。 しかし、テンポが悪いと言うか、あんまり引き込まれない。 バタフライストレージは4巻完結だが、第一章なだけで、続きは「特蝶」という漫画に続く。
心温まる素敵なストーリーだった。 人物に好感が持てる。 1巻で終わっているのもちょうど良く、少し余韻の残る終わり方がいい。
じわじわくるギャグは個人的には好き。 ただ、全てのバトルアクションが筋肉vs魔法で主人公が筋肉の方のため、打ち勝つパターンがほぼ同じで飽きてしまう。 私は9巻で飽きました。。 ハリポタオマージュ?も見られる。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 前から気になっていて無料で読んだ時になんかカイジっぽい異種格闘漫画だな。随分残酷な技が多いな。ボビナム怖すぎねーかと思っていて今回完結したので全部読んだが予想以上に良かった。途中の師弟対決、裏切り、話の壮大さ、この終わるまでの展開全て良かった。 ・特に好きなところは? レ・アン・コンの全て。船に乗ってから中盤ぐらいまではほぼ主人公だった。あと途中からの壮大な展開と最終回。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 人にお勧めするかと聞かれたらあまりおすすめはしないが勢いもあり俺の好きなタイプのマンガであることは間違いない。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 正直最近のとみ新蔵の劇画はちょっと飽き気味ではあったが原作が駿河城御前試合の南條範夫なので読んでみるかと気軽に読んでみたが気軽に読めるものではなかった。「輦台をかつぐ剣士」と「鳩笛を吹く剣士」両方とも読み応えもあり良かった ・特に好きなところは? 「鳩笛を吹く剣士」の最後。すごい良い内容だった。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! とみ新蔵の劇画の良さが出まくりな劇画だった。とみ新蔵の面白い劇画ある?って聞かれたら輦台をかつぐ剣士っていうね
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 恐竜と書かれているのと表紙で勝手に主人公が恐竜を連れて歩く世直しマンガだと思っていたが「きょうりゅう」ではなく「おそれりゅう」という忍者が八代目将軍・徳川吉宗の警護の総番になるための戦いのマンガだった。じゃあ一巻から八人が精鋭がトーナメントで闘っていくマンガではなく比較的勝負はすぐ決まったし、途中から方向転換してなんともいえない終わり方だったが面白い ・特に好きなところは? 中盤からの展開。とある理由で恐竜が命を狙われ続けるのだが刺客となる敵が良い。赤ちゃんはちょっと面白かった。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 俺は大好きだが人が読んで面白いとかどうか聞かれたらわからんね
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読み返した見たが前半の方が好みかな。お~い!竜馬とかを読んでいるせいか比較的すんなり話が入ってきた。 ・特に好きなところは? お~い!竜馬側とは視点が違う幕末の話というところだな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 本宮ひろ志のマンガの勢いがあるようなないような感じだった。なんとなく読むのにはちょうどよかったな
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 一巻読んだ読んだときはそんなにピンとは来なかったが、二巻以降に登場するとある夫婦、寺内豪太と十和が出始めてから雰囲気が変わった。あと杖術の先生の真木田の出番が多くなってから一気に面白くなってきた ・特に好きなところは? 寺内豪太と十和と真木田の思想や考え方。範囲外に関して無頓着で自分の好きなことを優先しまくるのがいいね。 「いつか私は自分より強い剣士に斬られて死ぬでしょう」は痺れたね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 最初の一巻はちょっととっつきにくい感じはありますが2巻以降は無茶苦茶おもしろい。ただ十和が登場してしばらくした後ふと無限に生きる住人が登場するマンガで薙刀のような武器を使う無茶苦茶強い女性がいたことを思い出した
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ https://manba.co.jp/recommend_spaces/65792 を見て「激闘!! 一番」ってガンガン超初期のハーメルンのバイオリン弾きとか、突撃!パッパラ隊とか電撃ドクターモアイくんとか、確か第一回で家族が全員死ぬゴルフ漫画「アゲンスト凪平」とかと同時期やっていたやつだよな。当時読んでてなんか古臭いマンガだなと思いつつ、最後ヘリで終わるマンガだよな。ケモ耳回・獣化回なんかあったっけ?と思いつつ読み返したがあったよ ・特に好きなところは? 難しいね。当時でも古臭いマンガだなと思ったが今回読むとその辺がもっと熟成されていた。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章はともかく超初期のガンガンを味わいたい人にはおすすめです。今更気づいたが作者は「空手三国志」「悪役ブルース」の峰岸とおるなんだな
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 面白いとは思うが好きかと言われるとなかなか難しい。内容も面白いし、伏線も回収しているし、飯もうまそうで特に苦手な理由があるわけでもないがこの感情移入のできなさはなんだろう ・特に好きなところは? 同じ単語でも時間が経つごとにより意味が変わってるという話 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 最近読んだ全5巻の面白いは何?と聞かれてたら東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ーと答えるとは思う
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 各巻ごとに主人公の方向性が変わっていくからちょいとわかりにくい面もあるが俺は好きだな。深く考え始めると色々気になるから楽しむ程度ぐらいでいいかな ・特に好きなところは? マジなのかギャグなのかがわからんところ。あと先生 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 少し文字が多い気もするがおすすめです。「カルト集団の本質は一発逆転です」のフレーズを思い出したよ。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ あらすじにある通り、 映えない! キラキラしない!車中泊マンガだった。たまにある日常的な出来事に対してのシャーク小笠原のコメントが面白いのは流石だ。これを読むと余計に感慨ぶかい https://comic-days.com/episode/10834108156641620293 ・特に好きなところは? ところどころにでてくる過ぎた過去の出来事への感想。年齢も近いのでちょっと共感してしまった。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 昔の小田原ドラゴンではなく穏やかな日々を過ごしつつ変化を楽しむ感じになってた。あのセミドキュメンタリーの名作「小田原ドラゴンくえすと」との同じ作者に思えない。時の流れはすごいな
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 単行本が3巻ぐらいの時ぐらいまでは読んでいたが完結してから読もうと思いつつ読めていなかったので今回読んでみた。ちょうどいい感じで終わっていたが、数年後に思い出した時に「じゃじゃ馬グルーミン★UP」と記憶が混ざってそうな気もする ・特に好きなところは? 豚を育てるところと年取ってわかる八軒数正の偉大さだな。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 3時間ぐらいくらいでサクッと読めてかついい感じで終わり読後感も良いのでおすすめです。
現代のBJ的な風刺や寓話をベースにブラックジョークで塗り固められた傑作の続編。とても面白いです。
原作に忠実なだけじゃなく漫画ならではの解釈で改変があって違和感なく楽しめる。 成瀬は信じた~もコミカライズされるかどうか期待して待つ。
動物のお医者さんの、二階堂のほうが主人公になって数学をテーマにしたって感じで面白い。 3巻くらいまで読んだけど、色恋がなくてそれもまた心地いい読書体験。 そろそろ全部一気に買いたくなってきた。
女子高生がタイムスリップして若君に惚れちゃう漫画。 書くとこれだけなんだけど、まぁなにしろ作者様がめちゃくちゃ漫画巧いものだからずっと永遠読んじゃうし、キャラもすげー良いし、もう完璧に泣かされたり笑わされたりする。 若君は最高にイケメン、ゆいのすけも可愛いし、非の打ち所がない完璧な漫画を読ませていただきました。続編も期待しています。
面白かったためにコミック全巻かってWebでも追ってます。 それでも足りないのでなろうを全部読もうとしてます。 よくある転生ものといえわれればそうですが、主人公が冷酷残忍なのが面白い。 これはアニメ化までいきそう! 気になった人は原作おすすめです。完結してますし 原作全部読んでもコミックスは買うつもりです。絵がいい!
原作とかなり違う、というか大筋はもちろん同じですが、いろんなキャラの視点で追加エピソードをいれてくれているので、原作読んでる人でもむしろ原作読んでる人のほうが楽しめる気がしますよ。 アクションシーンもたいそうカッコいいのでお勧めです。
246にでてたサキが主人公。時系列的には過去ですね。 無敵のサキの女子高生時代。単純に強い女子高生を見るのが楽しい。 246に出てたあの子やこの子も出てくるのでそれも楽しいね。
設定とか前段とかなしにいきなり始まるし 設定とかその辺は読んでればだんだん理解できるし アクションがかっこいいし 敵もキモくて良い感じ なにしろ戦う女の子たちが全員かわいい めちゃくちゃ面白いですよこれ ヨルムン、デストロ、マキャベリズム、ガンスリンガーガールあたり好きならオススメ。
ダンジョン飯を全部読了したあとこれを読むと膨大な試行錯誤と作者自身の納得を持って描かれたことがわかり、「マジパネェ!」って気持ちになりました。 漫画も追加されてるので「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」の続編としても違和感なしの大満足な内容でした。 それにしても絵がうますぎるし、作者が絵を描くのが好きだってのが伝わってきてこちらまで楽しくなりますね。
なろう原作のコミカライズで、正直よくある感じの無双聖女の無自覚大活躍系かなぁとは思いつつ、ちょっと型破りな性格というか解釈によって癖になる感じの漫画に仕上がってると思いました。 とにかく、主人公の好感度高いですよ。
原克玄先生のヤンマガ初連載作です。今までの原克玄作品にもエロはありましたがそれはあくまでもギャグとして。今作はとにかくエロ描写に気合いが入っているのでうっかり電車で読むのは危険なくらいです。しかし、ただのエロで終わらせず、人間の愚かさや滑稽さを肯定する人間讃歌になっているところが先生らしいです。1巻のアダム徳永と田代まさしの登場回はまさにそれ。エロを通して人間の奥深さを垣間見ることができます。悲しいことに本誌掲載ではなくWeb連載となってしまいましたが、最新19話が死後に両想いだったと判明する今までにないヒューマンドラマな展開だったので、これからの作品の発展にますます期待が大きくなりました!!
パーキンソン病に効果がある薬があり、それを飲んだら症状が劇的に改善したので本人は病気を自覚するんですが、どこの病院のお医者さんも作者がパーキンソン病だと認めないのが変だった。確かに判定するのが難しい病気らしいですが、正しい病名が付かないと具体的な治療も出来ないし、この期間は本人にとって辛かったと思う。作中では気持ちが弱っていた時期もあったけど、こういった闘病記を描き切るくらい回復されたようでよかった。ただこれを読んだだけでも症状には個人差があることが分かったので、他のパーキンソン病に関する本も読んでみたいと思う。
モリのアサガオを読んでから死刑制度について考えるようになったのですが、死刑制度と切っても切り離せない問題が冤罪ですよね。この「デコちゃんが行く」は袴田巖さんのお姉さんの半生を描いた漫画です。ニュースで報道される袴田事件はどこか対岸の火事のように捉えてしまいますが、この漫画は中学生が読んでも理解できるくらい分かりやすいので、自分に起きた出来事のように考えるきっかけになりました。まず無実の罪で投獄されるなんてあってはならないことです。そして日本では死刑当日に本人に告知されることになっていて、そうした常に明日にも死ぬかもしれない状況下にいることで拘禁症状が出てしまった巖さんの悲痛を思うと胸が張り裂けそうになりました。しかしお姉さんは弟の無実を信じて行動を続けるのです。60年も。けれどもこの漫画を読んで感動したで終わらせてはいけません。もう二度とこんなことが起きないようにするにはどうすればいいかを一人一人が考えることが大事なんだと思いました。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ここ数年で打ち切りにガッカリした漫画といえばこれかもしれません。映画監督として落ちこぼれだった主人公のキナコがひょんなことからAVを撮ることになる話です。女性がAV監督になる話だと聞くと身構えてしまう方もいるかもしれませんが、女性らしいエロスとか官能の話ではありません。色気よりもコメディ重視の作品だと私は思っているので、男女共にオススメです!! ・特に好きなところは? 撮影クルーの味噌原さんが代役として男優になる展開が面白すぎるし、最終的に超スペクタクルなAVが完成するところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 完結3巻が出ていない&作者さんがnoteとKindleで続編を描くとおっしゃっていたけど、あれからどうなったんだろう。どこかで移籍連載してくれたら一番いいのにな〜。
14歳の飼い犬を老衰で看取るまでの一年を描いた「犬を飼う」。この短編は言わずもがな傑作です。普通だったら避けがちな臨終の瞬間まで描き切ってますが、谷口ジロー先生の端正タッチだからこそ目を逸らさずに読めました。ペットの看取りだけではなく犬の一生に寄り添った目線で描かれているからでしょうか。小学館漫画賞特別審査員賞を受賞したのも納得の素晴らしい作品です。 表題作ではなく巻末に収録されている「百年の系譜」はフィクションだと思いますがこちらも犬の話でシンプルに泣かされました。戦前にドイツ軍人からもらったシェパード犬を大事に育てて血筋を絶やさずにいましたが、戦争が激化することで軍用犬として徴用されてしまいます。しかし飼い主の少女は再会を諦めなかった。犬と人の絆は深いですね…!!
テレビ東京の都市伝説の番組で「東日本大震災を予言していた漫画」として紹介されて話題になりましたよね。しかしそれ以上の大災害が2025年7月5日にやって来ると予言したのがこの完全版です。作者さんは感覚の鋭い方らしく予知夢という形で未来が見えるそうです。他のいくつかの予言も日付まで当たるのはすごいです。肝心の大災害を予言した部分は作者さんの夢日記を元にした散文みたいな内容だったので、実際に読んでみても「信じるか信じないかはあなた次第です」の域を出ない話ではあるな〜と思いました。ただ人を騙そうとする方ではないことは伝わりました。同時収録されてる漫画家引退前に描かれたホラー漫画も、プロとしては話の作りが甘いような気がするけど、そういう不思議な感覚がある人が描いたものだとして読むと面白かったです。
児童相談所に子供が保護されると親子といえども再び一緒に暮らせるようになるまで大変なんですね。でも児童相談所もそれが仕事ですし、その判断を間違えてはいけないので仕方ないですが、それって親側からしたら他人には言いたくない話だろうからリアルな体験が読めるのは貴重かもしれませんね。 https://note.com/shuho_sato/n/nbbe9ae0c0a6c 原作者のインタビューから察するに娘さんと離れて暮らすことになった原因はフィクションにしてあるみたいだけど、自分の不甲斐なさを悔やんでることや娘さんへの愛情は漫画からもとても伝わってきた。作品にすることに意味があったと思う。
前作モリのアサガオから10年後。舞台は2020年の東京になっています。親友にまでなった渡瀬の死刑執行に自ら望んで携わったとはいえ精神を病んでしまった主人公の及川ですが、たま拘置所で再び刑務官として死刑囚と向き合うことになります。今回は実在する犯罪者をモデルにしたキャラクターが多くいて序盤から期待値が上がっています。どういう形態で描かれているのか分からないんですけど、最新4巻が2024年7月に出てるから現在も絶賛制作中ということでいいのかな?早く続きが読みたいです。
死刑という重いテーマと真正面から向き合った作品です。父親のコネで刑務官になり死刑囚と接することになった実直な性格の主人公・及川。凶悪殺人犯のことが怖いと感じるのは彼らのことを理解しようとしないからだ…という考えに至ってからは、積極的に彼らと関わり更生の道を一緒に模索するようになります。しかし心を入れ替えて自らの罪と向き合ってもすでに決まっている死刑からは逃れることは出来ません。いくら凶悪殺人犯とはいえ国が人を殺してしまう、命を持って罪を償うという死刑制度は本当に正しいのか、主人公は疑問に思うようになります。 登場する死刑囚たちの中でも渡瀬という男と主人公の物語を主軸に描かれていますが、個人的には食堂を経営していた家族を惨殺してしまった星山がメインの回が一番心に残りました。主人公が人形を手作りして家族というものを思い起こさせて自分の罪を認識させることに成功する訳ですが、改心してすぐに死刑が執行される展開にはなんとも言えなくなりました。そういう流れを組みながら親友と言えるまで深い仲になった渡瀬からの「死にたくない」という望みを主人公が却下したのには驚きです。最終的には疑問を持っていた死刑制度についても、死と向き合うことが自らの罪を反省するきっかけに繋がるんじゃないかという考えになっていました。 しかしモリのアサガオ2で、渡瀬の死に携わってから主人公が精神を病んだことが描かれていて、やはりこの問題は深い森の中にあるのだなと思いました。
「私の息子が異世界転生したっぽい」の作者さんか〜!!この方は漫画原作もされてますけど、ご自身で描かれた作品の方が私は好きですね。今回の作品は旦那が料理に無関心なことがきっかけで殺意が芽生えるという、よくあるきっかけの話ですが、ちょっとしたところの描写が面白いですね。例えば旦那が料理に醤油をかけすぎるシーンですが、これもインスタで主婦が描いてる漫画なんかにもあるようなネタですけど、醤油をかけすぎて目玉焼きが血まみれみたいに見える描写がクールでした。こういう細かいところで気の利いたことが出来るって案外難しいのよ〜。ラストの「未遂」もシャレが効いてていいですね。
序盤は学校生活中心に描かれているし、先輩後輩の描写もありわかりやすく青春。 終盤の受肉タイプが抱えてる背景にも過ぎ去りし日々への思いを感じ取れたし、スクナからでさえ感じました。 ピンチャンのくだりもまさに。 術式の設定は難解だし、絵も後半わけわかんないんだけど、それぞれのキャラにとっての青春に感情移入でき、楽しめました。
バスケはやる方はちょっとだけだっものの観るのは今でもずっと好きで、バスケマンガはスラムダンクが金字塔過ぎてそれ以外はしっかり読まずなんとなく避けてきました。黒子のバスケもあひるの空もチラ見だけでした。(deep3はしっかり読んだw) 本作も気が進まなかったものの、ふとしたきっかけで読み始めたら、とても面白い! まっすぐで才能豊かな主人公とか、チームの絆とかもテーマとして感じられますが、個人的には戦術面やプレー中の思考に関する描写が充実していてすごく良いです。 野球のようにワンプレーずつセットプレーが行われるスポーツにくらべて、バスケは流れの中で進みしかも攻守の交代が激しいため、素人目には技術あるプレーヤーが目立つスポーツで戦術や判断より力よりもその場の感覚がものを言う世界のように見えがち。が、実は采配や各シチュエーションでの判断が多くの情報の上になされていることがよく理解できて、スポーツとしバスケをより楽しめます。アオバノバスケを読んだ後に実際の試合観戦したら、今まで以上に楽しめるんじゃないかと思います。その辺はスラダンにはなかった要素かなと。 Aチーム昇格に向けたチームメイトとの熾烈なライバル競争のリアリティはわからないですが、八村塁が大学でぶつかった壁や、渡邊雄太がサンズで味わった緊張感と通ずるものがありそうです。 日本バスケ盛り上がってますし、元々のバスケ好きだけでなく、ちょっと興味あるなくらいの人も、これを読めばいっそうバスケを楽しめるようになると思います。 コミックDAYSからマガポケに移ったとのことで先行き気になりますが、長く続いて欲しいです。 おすすめです。ぜひ読んでみてください。
一巻の表紙とアマチュアというタイトルから、売れない作家とか漫画家の話かなとおもったら全然違いました。が、面白い! 暗殺の本質に対する言及が出てきますが、とても説得力あります。 強くて優しいという主人公に大変好感もてます。 暗殺の才能とか、悪がさらなる悪を敵に回すとか、強くて優しいとか、ファブルに通ずるところを感じましたが、スピード感やアクションなどは全く違うのでこちらもとても面白く読んでいます。 おすすめです。
120%ギャグマンガ。まだ全部読んでいませんが、いまのところ考えさせることもなく、伏線もなく、ただただギャグマンガです。面白いです。 でもいたって真面目なギャグマンガなのがよいです。主人公はほとんど笑わないし、ツボを押すことに真剣に向き合っています。 なんだか疲れたなーという時、ぜひ読んでほしいマンガです。
凄腕スナイパーの復讐劇としてスタートしてますが、巻を追うごとに深みが増します。主人公自身も含め、軍人として登場するキャラクターみんなに軍人になる前の暮らしぶりがあり、その背景を抱えて戦闘に参加している様子が、一つ一つ丁寧に描かれていて引き込まれます。 一巻につき一つのエピソードで、それぞれに政治的背景と軍事作戦がしっかり設定されているのがとても面白い。軍事作戦に関しては戦闘地域の地図が描かれているので、読み流さずにしっかり地図を参照しながら読むといっそう味わえます。 凄腕スナイパー一辺倒じゃないところが良いです。11巻の時点では復讐テーマは影をひそめていますがきっとこの後回収されるのでしょう。 おすすめです。
映画化されて話題になっていたので読みました。映画の予告でも怖そうだなと思ってましたが原作も違う意味で怖かった。多少死体の描写はあれどそういう強さではなく、真珠が塀の中にいるのにこちらの心理を揺さぶってくる感じがレクター博士のよう。ハラハラというよりゾワゾワします。 アラタは真珠のことを頭が切れると言ってますがアラタもなかなかの鋭さと対応力。アラタのおかげで多少勇気出る。続きがとっても気になるものの、怖くて途中で止まってます。 サスペンス好き、ゾワゾワ好きには大変おもしろい作品だと思います。
タイトルで、なんでも野球にたとえたがる人の話かと思って読み始めたら、全然違いました笑 主人公は言葉が苦手ということでしたが、そうじゃなかったとしても、 なにか伝えたいことがあるときに言葉以外の方法を取ることってあるなぁと思い起こされました。表情や身振りというのもさることながら、無言になることで何かを伝えようとしたり、子供のわがままや癇癪、ときに暴力でさえ伝えようとしている姿なんだろうと。 「何かがはじけた」瞬間は、伝えられることへの気付き。 こころ温まる、素晴らしい作品でした。ぜひ読んでみてください。
度胸星を読んで以来、作者のファンです。 寒波で一回リセットされた地球。旅をしながらちょっとずつ文明が発達していくのが、歴史のエッセンスを早送りで体験しているようで面白いです。太郎は生きる力も強いのだが、元々の世界での太郎が結構性格悪いのがまた良い。 設定も表情の描写も、迫力というか圧というか、強いマンガです。おすすめです。
不良マンガっていいですね。特にこういう爽やかな感じのはとてもいい。暴力という意味では悪いんだけど、優しさとか筋とかそういうのがあるのがいいですね。 冒頭、町にやってきた主人公が白い目でみられなかったこと、町に受け入れられたことに感じ入ってたシーンが印象的でした。 不良になる前にそう言う経験があればほんとの悪にはならなくて済むのかなと。家庭とか学校とか社会に居場所があると感じられれば、多少のケンカやヤンチャはあっても、そこまでで収まるのかなと。 と、自分はごちゃごちゃ考えましたが、考えさせるマンガではないです。ケンカとライバルと友情と、爽やかな少年マンガです。おすすめです。
冒頭、バスケ部と卓球で勝負したり、中国帰りの上級者が着ぐるみきて大会出てたり、色々唐突というか無理やり感ある設定はあったものの、同じ振りで回転量をコントロールするくだりとか、長期ラリー戦に持ち込むくだりとか、卓球のポイント押さえてて面白かったし、一卓の純粋なキャラクターは清々しくてよかった。 これから物語に絡んできそうなキャラがたくさんいたり設定も展開を感じさせるものだったのに、終わり方が突然。人気なくて打ち切りになった?と想像してしまうような終わり方。 気軽に面白く読めて爽やかな気持ちになれたので、いいマンガだと思う。
変なやつしかおらん!! と思いきや違うと見せかけてやっぱり変なやつしかおらんかった、安心のビリー先生の新作。 吹奏楽してるシーンほぼ皆無なのがウケるんだがここは読めばわかる、それどころじゃないと。 頑張れ汐見! 私は与野ちゃん先輩が好き!
炭鉱かと思いきや。 探検する気持ち、大物当てるぞという意気込みで掘っているんだと思えば少しだけ説得力も出る。 それがあれば、なんでこの子こんなに危ない橋渡ってるんだろう→ドワーフは迫害を受けているからなのかーって直結しないので悲観的にならずに済む。 マンガとしてはすごくいろいろまだ足りない感は否めないけど、雰囲気は好き。
すでにmampukuさんがクチコミで書かれていたのを読んで納得いった。 福本のノリではあるもののやり過ぎ感が強く、なんでこのノリなんだろうと疑問に思ってたので。 不肖わたくしはドストエフスキーを読んでおらずわからなかったけど、文学をなぞるかのように行ったり来たりを楽しませてくれているものなのだなと。 どんどん歳を取る主人公、合わせて進んでいく時間、自分だけが変われず苦しんでいる!というように見せかけて希望が見える、かのように見せかけてまた戻される地獄。 これにもっとわかりやすい文字通りの意味が足されて福本作品たるや、が完成するのだろうと思うので最後まで読破しようと思う。
いやいや、表紙の印象よりだいぶすごい。 2巻ではまだ「各属性がうまく配置」されていってる途中っていう感じがするが、この物語マジでどうなっちゃうんだろう。 思春期男子のグラマー妄想からの精通からの無邪気な同級生たちの言葉に惑わされる悩み、腐女子の妄想と揺れる同性愛バンザイ精神やらアセクシュアル(無性愛者)かもしれないという悩みやら 青春すぎるけど中学生の今ってこんなに重いのか…! すごいわ本当に。 1巻の時点では最初はシンプルにそういう性に悩む男子の話ってだけかと思ったら全然複雑だった。面白いです。 ※これはシンプルな腐女子の妄想シーン
短編集である。 全然知らなかったけどおすすめから立ち読みしてそのまま買いました、ナンバーナインでの電子化作品。ありがてえありがてえ いずれもツンデレやらギャップやら属性やらで色々手の込んだカップル設定があり、それぞれうまくいってよかったねというオチまでは固定。 設定からの過程がよく出来ていてイイねって押したい。 あと絵が可愛いのはやっぱ大事ですよね、ショートカットの子が多めなのもまたよかった。身長差とかも良い。 色々な人のツボが十分に詰め込まれた短編集になっているかと思われます。
最初の設定は如何にもって感じなのでわかりやすく読みやすい。 ジャンプ+作品はほんとどれも導入が上手い。 そしてなによりモブが可愛い。 ラン(天使)もボロス(悪魔)ももちろん可愛いのだが、悪魔界から派遣されたエージェントQも天使長マリエルも素晴らしく可愛い。 なんだこの可愛い漫画は… 以上、感想になります。 マーヴの続きも気になりまくるぜ
オジロマコト先生のこの間の作り方がハマっていて読みやすさ抜群。 だが最後のコレは賛否ありそう・・・! 可愛い女子を可愛く魅せてくれるのは相変わらずで、もっと発展していいのにと思っちゃうけどこれ中学生だった。危ない危ない。 とても良い単巻作品。
テンコが描きたかったんだろうなぁ、っていう感じで浅野いにおが大人雑誌(スペリオール)で覚醒し、自由に、かつ本気で、新しいものを取り入れまくって描くサイバーパンクネオトーキョー的な物語。 AKIRAやCyberPunk2077より現代東京により近くて、より3丁目感(新大久保感も)あってとても良い。 デデデデの深い深いストーリーと比べてまだ表面しか見えてないけど、これからが楽しみ。
最初からハーレム型だったけど潔くどんどん女子が追加されていくのも需要をわかっている作者ならでは。 さすが安部先生である。 非常に短いページ構成なのでサクサク進むし、起承転結がちゃんと盛り込まれているのでテンポよく読めてスナック的にちょうどよい。 もう20巻が出る、と考えると愛されているのも納得な作品。
いつも線がきれいで絵も上手いし画角・構図も読みやすくてテンポも良くて素晴らしいなと思っていた『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』の作者である紺吉センセーの作品。 女子が可愛い作品を描くのが元々だったのにギャグでpixivでBL解説マンガ的なのを描いたら大ウケしたという感じか。女子が死ぬほど可愛いのに! ギャルじゃなくても女子が全部ギャルっぽくなってしまうマンガ家さんは大体女子が可愛いしたまらんので是非読んでもらいたい。オススメ。 最終的にどうなるかネタバレは防ぎたい気持ちはありつつ、このままもっと発展して先の先まで読ませて欲しかったわーーーーーってなり、続きがあるなら薄い本でいいから読ませて欲しい。 薄い本の探し方とかわからんけど探してみよ… 画像はめっちゃモブの2人のいいところ。読まんとわからんけど胸がギュゥーってなる。
BL苦手な人にはキツいかもしれないけど、物語の本筋が非常に良い タイトルに惹かれたら一読の価値アリ!
ラブコメはラブコメだけど、弱視以外にも「みんなが普通に生きていくにはどうしたらいいのか?」を考えさせられる良作!
表紙の巨娘エルフをキャラとして売っているのは明白なのですが、肝心のキャラ自体に魅力を感じることができません ・一食に何十キロの食料を消費し、緊急食糧を含む屋敷全ての食材を食べる ・飢えると暴走し、屋敷を破壊しながら人を襲う ・飢えていなくても屋敷を破壊することに躊躇はなく、積極的に周囲に危害をもたらす ・幼馴染且幼少期にいじめられていたとはいえ、悪魔でも相手は雇い主のお坊ちゃん、その相手にクソ失礼な事を頻繁に起こす ・迷惑すぎる上に作中では仕事ができる様子が一切ない、大抵寝る、食う、屋敷を破壊する、坊ちゃまをいじめるなどしかしていない。唯一成し遂げた仕事といえば、坊ちゃんにスウィーツを作ってあげたことぐらいしかなく、その理由も自分が食べたいから。お客様をもてなした事があるが、故意に客(子供)を怖がらせて泣かせるのを楽しんだりしている。 キャラ設定やキャラのビジュアルは優れていますが、キャラ全ての言動に好意を感じる事は自分にとって非常に難しく、「キャラが可愛い/フェチに刺さる」を盾に何をしても許させるという考えが個人的に間違っていると再認識できた作品です
例えば、小畑健の様な卓越した絵柄で同じ面白さが獲得できただろうか?もしくは、高橋留美子の様な可愛いらしい絵柄だとどうか?また、萩尾望都の様な豪華絢爛な美しい絵では?はたまた、諫山創の様なバトル漫画でしか機能しないタイプの粗さでは?この作者は確かにまだ、技術は拙いが、どこか主人公の青臭さ満載の行動や表象と、筆者のガサツな青臭さ、技術不足が妙にマッチしていて、(たかだか漫画の絵)にも関わらず、ここまで重苦しい痛みが、紙面を越えて我々の肉体に突き刺さる。内容が重いから苦手などという愚かな感想は置いといて、ここまで重苦しさを線の集積で伝えられるのはしっかりと評価しなければならないのではないだろうか?
この作者は漫画の物語やフリ、サスペンス、盛り上げ、伏線、葛藤などのシーンは退屈と思いながら漫画を読んできたのではと思わされるくらい、バトルシーンしか存在しない。ある意味チェンソーマンよりチェンソーマンしている。とにかく目まぐるしくキャラを取り巻く時間と空間が飛ばされアクションのみに傾倒したような荒ぶるような線が、空間をバトルシーンを物語を歪めていく。 この70年代後半から80年代前半の様な絵柄も漫画史的な愛も感じる。荒削りな部分がまだまだあるが、この段階で連載させた編集者にも感心する。 個人的に好みではないが、近年の中でも最も期待を込めたい作品の一つである。
大友以前、大友以後という言葉が存在する様に、多くの漫画家に影響を与え続けてきたAKIRAだが、それは未だその影響は衰えていない。それは結局のところ少年漫画、青年漫画においてこの漫画の描き込みや、リアリズム、デザインセンス、構図、存在しない背景の描写の技術力に追いついていないからである。確かに大友の絵の影響はあらゆる漫画から腐る程感じるのだが、AKIRAを一つも凌駕してはいない。真似しようとしてどの漫画家も挫折しただけだ。ナルトも攻殻機動隊も亜人も引き画の大ゴマや人間や機械の描写力がAKIRAより簡単である。そして何より誰も大友の絵を真似ても、大友の線の魅力を再現出来ていない。彼の1〜5巻における艷やかで艶めかしい色気漂う線が、この漫画のオリジナリティを保持している。大友の線を細く均一などと表現するのを時々見るが、それは違う。実は細い線の中にも止め跳ね払いが存在する。但し6巻はアニメという線に作家性を出さない媒体を挟んだからか、最早情念すら感じない。前時代の崩壊と新世代による復興というテーマは現在だからこそ読む意味がある様に感じる。
漫画はそもそも荒唐無稽な内容や寓話を簡潔にまとめられた線の集積で、描かれたカリカチュアである。これは日本の漫画の歴史の始まりとして、鳥獣戯画が上げられることからもよく分かる。 今作はニコラ・ド・クレシーの中でも最も軽やかな線の集積で描かれており、情報量の多いバンド・デシネが苦手な人にはこの作品からオススメしたい。 まさに戯画的な動物である主人公が自分の大切な人を探し求め旅をするのだが、愛おしいい展開がテンポ良く進んでいくので、ニコラ・ド・クレシーの異常な絵の上手さを忘れてしまう所である。
アメコミが苦手な人、読み慣れていない人に是非私は、この作品を推薦します。 補足しておくと、アメコミは発行形式が日本とは違い1巻完結であるため、細かいキャラクターの表象表現や大ゴマのバトルシーンがあるわけではないと言っておきます。 では、アメコミの面白さは何なのか?それはどちらかと言うと小説を読んでる感覚に近く、小説に優れた線の快楽が感じられるテンポの良いビジュアルが提示されていく所だと思う。 小説の様な物語をいかに優れた線を描いていくか、 アメコミはキャラで選ぶのでなく、作家で選ぶべきなのです。
アメコミ界において、フランク・ミラーの影響力が絶大だったのは言うまでもない。それは海を超え、この日本においても同じだ。特に松本大洋の初期の絵柄は明らかな影響が見受けられる。 では、なぜフランク・ミラーの作品が海を越えることが出来たのか?それは、このシンシティという余りに男臭く、色気のあるハードボイルドな物語が、誰もが見れば一発で認識できる程の鋭い暴力的な線と、強い白と黒のコントラストで描かれているからである。 不幸なのは色彩の無い日本の漫画から、この絵柄が出てこなかったことである。 1巻から4巻にかけて線からどんどん面的な絵柄になっていくフランク・ミラーの実験もまた面白い。かなりギリギリまで攻めている。
原作者のONE特有の過剰に最強であるが故に、無気力という主人公の漫画は最初は読んでいて楽しいが、何十巻と続けられると、こんなもんでいいかの連続となっていて、結局脇役のドラマとして描いて一番ピンチの所で水戸黄門的に主人公が来るまでの一辺倒なストーリーとなってしまう。 作画の村田雄介も、漫画家で最高の画力と賞されるが、実は少年マンガのトップアシスタント的な少年マンガの究極のテンプレ画である。技術はあるが、個性がない。彼の線は商業的な手癖の無い安定的な線である。つまり作家性が無い。 この漫画を読んで、何か人生の大切な教訓や大きな感動が得られる訳ではない。あくまで、敵を倒すカタルシスを麻薬的に受容しているだけである。以上のことからサイタマが敵を倒すたびに、無気力になるのと同時に、読んでいる私の心も無気力になるのである。
あのデスノートやバクマン。を生み出した現存する原作者の中でもトップの大場つぐみは、心理サスペンスや漫画家を目指す二人のドラマなどを頭脳明晰に展開する力はあるが、物理的に相手を倒すというアイデアになると、途端にバトルシーンの振りであるドラマが安っぽくなってしまっている。それぞれが戦わなければならない動機の部分とそれに関係するドラマが安直で悪い意味でベタである。 一方、こちらも漫画界では最高峰の画力とされている小畑健も丁寧かつリアルに描く力はあるが、そもそもこういうリアルな絵を描くタイプの漫画家は線がガッチリとブレなく描かれているため、絵が止まってしまっている。ポーズにはなっているが、アクションになっていない。構図やカメラワークもやたら大ゴマの角度の効いた絵を描くが、それを繰り返しすぎて、段々と迫力に慣れてしまう。あと、この男は引きの絵が全然描けないのでキャラクター位置関係の提示も下手である。
アイシャが可愛い アイシャのスタイルが良すぎる アイシャが最高すぎる。
※ネタバレを含むクチコミです。