女神がかつての勇者の脱け殻を守り続けるために彼の築いてしまったループ的な構造を利用して勇者の子孫を生贄にし続けることが悪の象徴を生き長らえさせ悲しみと無力感を反復させてると言うのは、割と既知の展開かも知れないがその解決方法が分かりきってるゆえに認めがたいのも確かであるし、それでも喪失の苦痛を受け入れて生きていくというのはある種のヒューマニズムでもある。
正直自分は吉崎のこのコミカライズがどこまで原作を反映してるかは知らないのだが、吉崎観音が描き続けてることがそれだと思うし、何より『vs騎士ラムネ&40』の発展として『護衛神エイト』はある。そこでの悪が人間の欲や憎悪の凝集であるのは変わらないけれども、勇者の戦う理由は仕組まれた永劫回帰的な運命から「家族」になっている
馬場ラムネ―ドはある日、道端で手に入れたゲームをきっかけに異世界へ飛ばされてしまう! パフェ、カカオという2人の少女に導かれ、3代目勇者ラムネスとなったラムネ―ドは大邪神アブラームを倒す旅に出るが…!
馬場ラムネ―ドはある日、道端で手に入れたゲームをきっかけに異世界へ飛ばされてしまう! パフェ、カカオという2人の少女に導かれ、3代目勇者ラムネスとなったラムネ―ドは大邪神アブラームを倒す旅に出るが…!