アルペン・ロマンの最高峰
単行本の帯に書いてあるけど確かにその通りだと思うけどどうよ?
登山趣味だったんですがコロナ禍により登れていません。
気持ちだけでも山漫画読みたいな〜と漁りはじめました!
山漫画なんですがもはや仏教の世界を覗いている気分になりますね。集中し、耐え、生きて帰れないかもしれないのに山へと登り続ける…。
作中K(ケイ)は神のように扱われますが本人の考えることは登山家としてどう対処するか、それだけ。
そしてだいたい山で滑落してしまった、もしくは動けなくなった登山者を助けることだけを目標に動いている。
ストイックすぎます!
感動と緊張と達成感が伝わってくる作品。
名作でした。
聳え立つ白き神に挑む男の物語。その男は自分の過去を精算するためだけに登り続ける。手塚治虫文化賞受賞作家・谷口ジローが描くアルペンロマン。