時は大正。大きなお屋敷に住み込みで働く少女・菊は、ある日、屋根裏部屋で美しい少女人形を見つける。それは薔薇乙女と呼ばれる“生きている”人形だった。いっぽう、“東京十二階”で働く菊の妹・華も不思議な出来事に巻き込まれて!? 花の帝都で薔薇乙女の新たな物語が幕を開ける!
時は大正。父の形見を取り戻すために公爵邸を訪れた明。そんな明を出迎えたのは、金髪碧眼で超美形な異国の公爵様!明は、形見を譲ってもらうかわりに、公爵がアンティーク貿易の取引で日本にいる間、お嫁さん役をすることになって――!?収録作品:大正ロマンチカ(1)
大正14年、浅草の朝は早い。子供達の朝はいつもラヂオ体操で始まる。大震災は東京を焼野原に変えてしまった。しかしいつの世も子供達は元気で明るい……この物語の主人公・茶目子は13才です。焼けた跡の太陽……人々は彼女をこう呼ぶのです。大正時代の大ヒット曲『茶目子の一日』の歌詞を元に漫画界の巨匠・藤原カムイが描いた名作がついに電子書籍化!!
1914年、東京で開催された大正博覧会。ある日その会場を含む半径2kmにも及ぶ町並みが台風とともに異空間へと飛ばされた。それから85年、住人達は外界から閉ざされた異次元の町で生きていた。「福神町」と名付けられ独自の発展をとげたこの町では、外界から人がやってくる「来福」、毎日同じ時間に記憶が無くなる「リセット」など不可思議な現象が起こり、記憶屋、追憶屋、夢師などの怪しげな職人達が暗躍する。そして今日もまた一人外界から男が迷い込んだ……。
強い者、獲物を捕ってくる者のみが君臨する原始時代でめっぽう女にモテている男・ダン。家族がありながらも、本能の赴くままにその愚息を暴れさせていた。そこへシヴヤのギャル・ブー美とギャル男・我汁(がじる)たちがタイムスリップしたからさあ大変!! 井上三太が現代男子の本能に問う!!愛と性のサバイバルアドベンチャー!!【著者からのコメント】ダン・ダ・バーバリアンある日、編集者に時代劇を描いたらどうかと進言された。わたしは笑っていたが、内心激しく抵抗していた。1:当時いろんな作家が時代劇にトライしていた。安直な進言だと思った。 2:わたしは時代劇が大嫌いだ。しかし、少しして思った、おれの時代劇の舞台は江戸でも大正でもない、、原始時代だと笑。当時描いていたグラフィティーの漫画が違法行為をテーマにしていること、背景がリアル過ぎて若者がまねするとの理由で編集部によって打ち切られていた、、。背景がリアルなのはわたしがもっとも腐心している点の一つ。そこを悪者呼ばわりされるとは、、。正直ショックだった、、。しかし、ネガティヴをポジティヴに変換出来ないだろうか? そこで考えたのが、ならば時代を太古にしてしまえば、背景の文句も出ないだろう、ということ。それがダン・ダ・バーバリアンを描いた理由の一つ。理由は他にもいくつかある。フランスで幼少期を過ごした時の愛読書が原始人を主人公にした『RAHAN』。その漫画に強く影響されて描いた漫画初作品が『地球最初の男』。8歳くらいのときにパリで描いた。セリフはフランス語だった。初心にかえってみて、考えた―――というのが第二の理由。そして第三の理由は、現代では浮気、不倫はしてはいけないと言われているが、原始時代はどうだったのだろうか?と思ったこと。日本にいまも存在する夜ばいの風習、妾の存在、紫式部、ルイ16世、3Pにスワッピングパーティー。人類がスケベじゃなかったことはない。また人類と獣を隔てる物はなんなのか?猿山のボスは何人も愛人がいるのか?それが第三の理由。強くて、スケベで、生命力にあふれた原始人を主人公にしてみたいと思った。女にモテまくりの。そんな男のなかの男、、、だから名前はダン。そんなダンがタイムスリップしてきた渋谷のセンター街のギャルに出会ったらどうなってしまうのか?また自分を見つけられないでいるギャル男(もどきの)我汁(がじると読む、、我慢汁から命名)の男の子の成長も描きたかった。男とは、女とは、人間とは、一体なんなのか?をぼくなりに描いてみたくて描いたのがこの『ダン・ダ・バーバリアン』です。絵の面でもいつものG-penを使わず、筆で描き、大きく冒険しました。とにかく井上三太はストリートだけじゃないんだ、という一面を証明したかった。ぜひご体験くださいませませ。 井上三太
時は大正末期。労咳を患い夫と別居して療養する妻、英恵(はなえ)。夫、総司は英恵を訪れては気兼ねするなと優しく言ってくれるが、お互い夫婦生活にわだかまりを抱えていた。そんな夫婦のもとへ一匹の美しい烏猫が訪れ、一見美しくお互いを想い合う夫婦の歯車は狂いだす――。艶やかで繊細な筆致で描かれる大正綺憚。
大正時代、人間も猫を見習って自由を謳歌し始めた! 堅物な教師、人見知りな少女、その二人の世話を焼く黒猫のハートフルコメディ。コミックス『おじさんと猫と少女』未収録作品集
それは夜に香る花のような、甘く理性を蕩かす、恋と背徳の虫籠(ハーレム) 和洋入り混じる爛熟の季節、大正。自立を望む令嬢・蝶子を恋の遊戯に誘うのは、時代の寵児たる5人の美男芸術家(アルチスト)たち――。
時は大正。声の色で相手の本心が見えてしまう響。その能力故に人々に忌み嫌われてきた彼女が出会ったのは、冤罪の罪で収監され、若返り薬で少年の姿にされてしまった昴。それぞれの境遇の中で人を信じる事が出来なくなっていた2人が初めて人を信じる事を知って…!? 第1回白泉社少女まんが新人大賞大賞受賞の梶井祐、待望の初コミックス!
何故かアシが猫の探偵ネコアシが大正ロマン溢れる街で日常のにゃん(難)事件をすばやく解決!!スミレ16歳の永吉たけるが描く肉球やんわりミステリーです。全23ページ。
足がネコの
大正22年、正一たちを乗せた調査船は鎧の軍団に襲撃された。彼らは正一に「本当は今は2045年なんだ」と告げた。どうやら正一たちは時間戦争に巻き込まれたようで……!? 近未来戦艦SF、待望の第1巻。
大正期最大のアナーキストにして、危うい魅力を放ち幾多の女性と浮名を流した大杉栄。彼の妻となり、共に甘粕事件で虐殺された「青鞜」最後の編集者伊藤野枝。女性の自立を志し、大いなる愛と情熱を胸に時代を駆け抜けた野枝と「青鞜」の女たちに刺激を受けて「『東京ラブストーリー』の赤名リカのキャラクターを考えた」と言う柴門ふみさんが、瀬戸内寂聴さんの原作を漫画化。大胆で情熱的で野性的な女たちが、時を超えていきいきと描かれます。
時は大正期――藤棚家にお嫁にやってきた少女・いぬさんは、文筆家の夫・遥さんとひとつ屋根の下で暮らしています。初めて顔を合わせた祝言の日にも床下に閉じこもるような夫の極端な人見知りに戸惑うこともしばしばですが、一方で西国出身には珍しい「雪」や「富士の山」といった、うつくしい景色を見せてもらう生活を続けるうちに、存外に懐の広い夫だと思うようになったのです。新米夫婦の、健気で愛くるしい日乗・第1巻。★単行本カバー下画像収録★
君に手紙を“見せて”あげる。 手紙のための道具を扱う店「文香屋金魚」。店主・金魚は町の乙女の憧れの的。どこか妖しげな彼女には不思議な力があるようで…。特別な文香と縁を繋ぐサカナをめぐる、大正手紙幻想譚。
1900年初頭、日本は『ヒヒイロカネ』という膨大なエネルギーを宿した鉱石を発見した。その鉱石は無限の可能性を秘め、燃料、医療、テクノロジーと多岐にわたって恩恵を与え大日本帝国はかつてない栄華を誇っていた。世界の列強国がヒヒイロカネを狙う中、1人の天才科学者・中静ユキエが帝都に召還されるが、帝都行きの列車には列強国のスパイが潜んでいた! 汽車の中で合流する予定で派遣された護衛の主人公『八神惣介』は、ヒヒイロカネによって人体強化された帝国陸軍の最終兵器ともいうべき少年だった。主人公・八神惣介と世界の列強国が激突する大正浪漫アクションファンタジー!
カフェーで働く恥ずかしがり屋の少女、ユキ。何の変哲もない毎日を過ごしていたユキだったが、その日常はたった一人の女性が店の扉を開けた瞬間に崩れ去る。お客の正体はユキが憧れる女流作家の東紅子(あずまべにこ)。ユキを見た彼女はユキを恋愛小説のモデルにしたいと言いはじめ、見つめ合った二人の時は止まり、そして恐ろしいスピードでユキを飲み込んで動き出した。恋なんてしたことない。だけど、あの人が他の人と話すだけでどうしようもなく胸が苦しい――。憧れの人に翻弄され、恋に落ちていく少女の物語。
時は大正、処は東京。上野黒門町の長屋で同棲する、浅草の芝居小屋女優・ベルと、ベルの大ファンで恋人(?)の紫太郎。お隣さんにもその関係が「?」な二人のふわふわ同棲4コマ!
「あの方は、お兄様に似ている……」。時は大正。家族のために日々働く凛子は、ひょんなことから亡き兄の面影をもつ斎に出会う。斎の優しさに満ちた態度は、凛子がずっと兄に求めていたもの。兄ではないとわかっていながら、強く斎に惹かれてしまった凛子は……!?
父を亡くし、天涯孤独となった田舎娘の北村小夜子。女中にでもなるつもりが、父の古い友人である瀧川夫妻の好意で都会に呼び寄せられ、女学校へ通うことに。環境と価値観の違いに戸惑いながらも、頼れるお姉さま方こと菅原静子さま、丸山玉さまに出会って、少しずつ前へ歩み出します―――。大正を生きる少女たちが織りなす、慎ましく可愛らしい日常を描いた「大正四葉セレナーデ」はじまります。
本書は、1964年に貸本出版社から刊行された長編単行本で、作者の貸本時代に発表された本格SFの集大成的な作品です。デビュー作「別世界」と後の名作「イアラ」などとをつなぐ楳図作品中で貴重な位置にある秀作といえます。物語は、古代アトランティス大陸の滅亡をモチーフに、大正時代と戦時中、そして現代の日本へと、舞台は時空を超えて広がります。主人公の少年は、関東大震災をきっかけに不思議な記憶を甦えらせます。少年が青年に成長した戦時中、ある博士の発明した記憶再生装置によりその記憶が再現されますが、少年の前世はアトランティス王国の王族だったことや、その滅亡の悲劇が次々に明かされるという、謎が謎を呼ぶ展開になっています。荒俣宏、竹熊健太郎両氏の解説を載せた小冊子付。
「俺とあんたは、飯を食う時だけの友人だ!」 洋食文化が広がりを見せていた大正時代――警視庁に務める青年・稲荷司は、厳格な父を亡くして以来、ハイカラな洋食を毛嫌いするようになっていた。そんな中、ある騒動をきっかけに謎の男・牛丸と食卓を囲むことになり、司は洋食の魅力にとりつかれていく……!? 誰かと食べるご飯(洋食)は美味しい♪ 浪漫あふるる大正グルメコメディ♪ いまでも食べられる洋食店のグルメガイド付き!
時は大正、華やかりし頃。 大きな屋敷で働く少女菊は、ある日屋根裏部屋で人形を見つける。 それはそれは美しい少女人形だった。 面白がってゼンマイを回すと…その人形はまるで生きているかのように動き喋るのだった。 しかしその人形には記憶がない様子で、菊と人形は自分の事を思い出す代わりに菊も言いたいことを大きな声で言えるようになること、と約束した。 少女人形とは何なのか。東京十二階には何が眠るのか?坊ちゃんが探し求めている薔薇乙女とはなんなのか? 私が大好きなローゼンメイデンシリーズの0です。 過去編ですね。大正浪漫いいですねえ。 詳しくはネタバレになるので言えないんですが、ぜひ過去作から読んでください!! YJ版のローゼンメイデンからぜひ!!! お願いします!!!!