くびをきらねばわかるまい
あらすじ
明治四年。特権階級「華族」の御曹司・幸之助は、「一度も勃ったことがない」という悩みをひた隠して生きてきた。そんな中、幸之助は江戸時代から続く首斬り家の当主・沙夜と出会う。彼女の首斬りを目撃した時、幸之助の中で、どす黒い何かがうめき出す!!
きつつきたんていどころ
あらすじ
明治末期の東京に、二人の若き文学青年がいた。のちにアイヌ語研究の創始者となる金田一京助、そして26歳の若さで亡くなってしまう歌人石川啄木。明治浅草を代表とする浅草十二階に幽霊が現れた。どうもただの幽霊ではないと啄木が目をつけて、啄木と京助二人の探偵活動が始まる。令和二年にTVアニメ化された、第三回創元推理短編集受賞作『啄木鳥探偵處』コミカライズ第1巻開幕!
きょうかあやかしひちょうかんぜんばん
あらすじ
時は明治、世紀末。文豪・泉鏡花と雑誌「幻想倶楽部」編集者・香月真澄が帝都・東京で続発する怪奇な事件の謎に挑む。真澄は、鏡花の不思議な能力に驚嘆し、その人間性にも惹かれていく。既発表エピソード&口絵&描きおろしを収録した完全版の上巻。
ていときしゃでんしゃらく
あらすじ
明治時代を舞台に当時の新聞記者をモチーフにした意欲作。雑誌掲載時のカラーを完全再現!! 朝日奈楽(あさひな・らく)は女だてらに荒畑観山が主幹を務める新聞社で記者を務めている。夫が刺殺された事件を「毒婦お久美亭主を殺す」の見出しで、センセーショナルなイラストとともに紙面に掲載したところ、お久美のことを知る男が社を訪れ「デタラメを書くな──!」と記事を破り捨ててしまう──「毒婦 お久美亭主殺しの真実」他7編を収録。
めいじここのこ
あらすじ
『あやしや』坂ノ睦、最新モノノケ作!! 時は明治。輝かしい新時代の到来に湧く帝都・東京。しかしその影に蠢く、妖しきモノたち…!! 「目には目を。物ノ怪には物ノ怪を」 人間の手に負えぬ怪事件に対抗すべく、日本警察の父・川路利良が密かに組織したのは 最強の大妖魔・九尾狐の特別警察隊。しかし9本の尾っぽはすでにバラバラで…… 血湧き肉躍る本格カラフル怪奇譚!!!
そうせきじけんぼ
あらすじ
明治25年9月、「帝国主義」がまだ誇り高い言葉として使われてる帝都ロンドンにひとりの日本人青年・熊やん(南方熊楠)が降り立った。その風貌はスラムの住人たちよりもさらにひどく周りから蔑まされていたが、革命騒ぎで別れたキューバ島以来の親友八っつあん(岡本八之助)と会い、自分の穢い部屋に呼び飲み明かす。熊やんの研究は多種に渡り、論文は学会に反響を呼び、大英博物館の嘱託となっていた。だが嫌がらせにより英国にいられなくなってしまう――。夏目漱石、南方熊楠、コナン・ドイル、江戸川乱歩など明治時代の実在の著名人を配して描かれる連作ミステリー作品集。
ようかいはかせのめいじかいききょうじゅろく
あらすじ
明治の世が訪れ、文明開化の波が押し寄せる中 日本各地には未だに迷信や異聞・奇聞が蔓延っていた…。科学的な見地に立ち、妖怪を否定しようと研究するうちに妖怪博士の通り名がついてしまった哲学者・東日流六平太。東日流は妖怪を心から信じている助手・泊瀬武と共に迷信を打破するため各地の怪奇現象に挑む!!
おぼろたんていちょう
あらすじ
時は明治―― 街にはガス燈が灯り、夜の闇がすいぶん明るくなった東京。とはいえ、巷には未だ妖怪が存在していた。狸穴法師とその弟子の尾百、そして化物の先遣・夜雀が挑む怪異とは!?
よいまちぐさじけんぼ
あらすじ
明治から昭和にかけての激動の時代。竹久夢二のモデルをしていた美しき女性、お葉の周りで不穏な殺人事件が発生する。江戸川乱歩が明智小五郎のモデルとした男、二山久が連続殺人事件の謎に迫る…!!
めいじおとぎかいだんしゅう
あらすじ
すぐれた画人であるがゆえに自ら描く絵の情人に瞳を入れることができなかった女流画家の絵に秘めた想いとは…!? 伯爵・百目恭市朗と異人の医者・オカルトマニア魔悪衆円舞の明治ロマンホラーシリーズ短編集
つくもねむるしずめめいじじゅうななねんへんめいじあやかしとうばつでん
あらすじ
明治十七年。皇都・東亰で明治政府の中枢に迫りつつある謎の宗教集団“東方支天衆護神民(とうほうしてんしゅうごしんみん)”の狙いは、人喰いの悪鬼・捨天童子(すてんどうじ)の復活であった! そして支天衆の首領・奉白(ほうはく)は捨天童子の頭部と融合共生し九百年生き続ける蘆屋道満(あしや・どうまん)の娘だった! その闇の者と戦う阿倍清明の末裔・倉橋しずめに今、禁断の「外道の鉄輪」の力が宿る!!
ぶんめいかいかとあんてぃーくきりしまどうこびじゅつてん
あらすじ
明治26年、横浜…。士族の娘・結子は借金をして買った雪舟の掛け軸を売るために古美術店・霧島堂を訪れる。そこにいたのは異人の血を引くドS鑑定士・ミハル。彼の見立てでは掛け軸は真っ赤な偽物で…!?
きょうかあやかしひちょう
あらすじ
時は明治、世紀末。帝都・東京では怪奇な事件が続発していた。その謎に挑むのは、文豪・泉鏡花。人の欲が悲しみが、帝都を震撼させる! 雑誌「幻想倶楽部」の編集者・香月真澄は、鏡花の不思議な能力に驚嘆するとともに、人間性にも惹かれていくのだった…。
めいじがすとうようむしょうあかねややくも
あらすじ
瓦斯燈が灯り、闇が消えても、怪異は貴方の直ぐ傍に――……。文明の光が街頭を照らし、近代化が進む明治の頃……。正義感と少しばかりの出世欲に燃える新米警官が、卑俗な遊郭で『拝み屋』を商う怪しげな外国人に出会った時、物語は紐解かれてゆく――。マッグガーデン期待の寵児が贈る明治怪異蒐集譚!
めいじいしゅかくとうでんゆきかぜ
あらすじ
明治十九年、東京。侯爵・柴原典膳が主催する『御前仕合』。徒手空拳の達人たちが命をかけて戦うそのトーナメントに一人の少年が参戦する。少年の名は雪村風太郎。武器は両手に秘めた米国仕込みの武術・“ボクシング”!!風太郎の第壱仕合の相手は古今無双の大横綱・天鳳だった。強すぎるがゆえに3つの必殺技を封じられていた大横綱がその力を解放し、風太郎に襲いかかる!!
めいじこっとうきたんゆめじい
あらすじ
長く使われ、愛され続けた物には、その主の“念”が宿ると申します。舞台は明治末の京都、骨董屋『夢堂』の店主・ゆめじいさんは、物に籠もる念を感じることができるらしく…!?作家やまあき道屯が独特の世界観で描く骨董怪異譚、待望の単行本化!!
つくもねむるしずめ
あらすじ
時は明治。文明開化も曙(あけぼの)の帝都・東亰(とうけい)の闇を払うべし!魔を鎮めるは16歳の乙女、倉橋しずめ。京の陰陽師・倉橋彦文(くらはし・ひこふみ)と、神を呼びおろし憑依(ひょうい)させ能力をふるう修験者、御法実(ごぼうざね)の母の間に生まれし娘。帝都にはびこる化け物に、密偵・乾虎源太(トラゲン)と一緒に立ち向かえ!!
やんぐまん
あらすじ
明治17年、富士山麓。霊明寺の予言者・お仙は、水晶玉の中に比類なき魔物の姿を見た!!しかし、その水晶玉は魔物を我がものとせんと目論む道士・権助の手に落ちてしまう。一方、お仙の弟子・五郎は、その魔物の正体を明らかにしようと欲望渦巻く明治の横浜へ旅立つ。横浜の町にたどり着いた五郎は、生まれてから17年間山篭りをしていたため、見るもの全てにカルチャーショックを受け…!?六田登が科学文明と人間の関わりを描いた意欲作!!
いや〜エロス&タナトス!っていう感じで最高だった!!主人公は何もかも恵まれている家族の跡取り息子だけど、唯一抱えている欠点が「一度も勃ったことがない」こと。だがある日、主人公は処刑を担う一族の跡取り娘・沙夜が首を跳ねる姿を見て初めて兆し…というあらすじ。 チョビ髭が似合う渋い兄(妾の子)が、主人公のことを心配して手を尽くしている様子が印象的だった。妾の子と正妻の子がきちんと兄弟関係を築いていて、同じ食卓を囲んでいるのが面白い。 **董卓のように場所問わずヤりまくりのお兄ちゃんといい、少年のような凛とした面差しの沙夜といい、キャラのビジュアルがすごくいい作品だなと思う。** 処刑(と処刑人の女)に興奮するところまでは想像どおりだったけど、このあと一体どう進んでいくのか楽しみ…! 【第1話】 https://comic-days.com/episode/10834108156703305429