※ネタバレを含むクチコミです。
清野とおる先生はヤバい場所やヤバい人が好きだなあと思っていたけど、初期作品に触れてみてああそもそもヤバい人なんだなあと考えを改めました。 面白いとか面白くないとかはさておき、いい感じにヤバくていい感じなんです。語彙力もヤバくなっちゃった。 街遊びの達人というタイトル通り、道路の白線を歩いたり空き地に何があったか調べたり街を楽しむ狂人…達人がたくさん登場します。 この辺、東京都北区赤羽やおこだわりに通ずるところがあるぞ!と嬉しくなります。虚構として描かれているけど清野とおる先生の実体験も含まれてるんだろうなあ。 時系列はわからないものの、こういう不条理ハイテンションギャグを経て不遇の時代を経て赤羽に住んであの名作が生まれ壇蜜さんと出会い…と思って読むと味わい深いですね。
こんなにも愛らしい黒ギャルがいるなんて…もう完全に玉緒ちゃんに惚れてしまいました。 「見た目はギャルだけど中身はピュア」を描いてる漫画が世の中に多すぎて今まで興味が湧かなかったんですが、これは表紙に惹かれて読んで良かった!! らくぴ(地味メン彼氏)との恋がメインだけど、親友さわちゃんとのやりとりも好きです。あと舞台が町田なのも地味に大事な要素だと思ってます。
イケメンって物理じゃなくて概念だから
きょう4月18日からマトグロッソで連載開始!!やっぱこの絵好きだわ〜。 次回は5月16日(木)ごろとのこと。 『マトグロッソ』 http://matogrosso.jp/datusara_toka/01.html
あるあるすぎて時代のを象徴してる漫画だなって思った!今昭和の漫画見てギャップ感じるように、いつの日かこの漫画にもギャップを感じる時代が来るんだろうなと思うとおもしろい。
謎のテンションの高さがじわじわくる。ただ一人で騒ぎながら食うだけの漫画だけど面白いんだよなあ。
なんだかすごいもの見た新しい感覚のラブコメ友情譚! 他人の彼氏でも息をするように恋をしてすぐ学校のトイレでしちゃうようなギャルが、女子に追われて逃げた先で出会ったのは校則を本気で守るイケメンメガネ。 秒で惚れて、不純異性交友はダメだけど友達ならいいよねと言いながら貞操観念の境界をさらっと越えてこようとするこのギャルの凄さが光ってる。 これはただ単純にビッチだからすごいって話じゃない。 このキャラにそれをよしとしてしまうパワーがあるのがすごい。 最初の1~3ページ目で水道から水を飲んでるのか思わせといて実はトイレでの事後で口をすすいでたってのがすごい。そう、しゃぶったからだ。 男子生徒からしたら「マジかよ!いいの!?すげー!」ってなるだろうけど、ごく一般的な(こういう言い方あまり好きじゃないけど)女子生徒からしたら悪夢でしかない。 下手するとギャルとは会話になってないんだけど、このついていけない論理にどうにかしてついていきたいと思わせられてしまう。 そしてこの強引さこそが校則やルールにガチガチに縛られて友達がいないイケメンメガネを救う可能性もある。 いや、ユルすぎと堅すぎで互いに救い合う関係になるのかも。 今後どうなっていくのか期待しかしてない! 楽しみだ・・! DAYS NEOに載ってる読切が両方とも素晴らしい。 内容によって絵柄を変えているし、それぞれユーモアと得体の知れない恐怖と救いがある。 https://daysneo.com/author/tototo/
学生の時にみかけて最初に「味ラクルボーイ(あじらくるぼーい)」って認識したせいか、最近になっても正式な「味ラクルボーイ(みらくるぼーい)」ではなくずっと「味ラクルボーイ(あじらくるぼーい)」と読んでしまう 内容は、一流の料理人を目指す少年・香月慎吾が本物の料理とは何かと追求する。最初は少年っぽさが出ていたが、料理学校編後半になるといつまにか青年っぽくなっていたりと色々気になるところはあるが、料理のテクニックだけでもなく人情だけでもなくいい感じの話が多く、対戦相手もわかりやすく強敵になっていくので良かった。 料理漫画だけに原作/作画ではなく、仕込:寺島優 調理:小島利明となっていたり、細かいこだわりを感じる漫画だった Kindle Unlimitedでも読めるのでおすすめ
私は、幼い頃から漫画が好きだった。定かな記憶ではないが、初めて読んだ漫画は星のカービィとポケモンの四コマ劇場だったと思う。その後も、週刊少年ジャンプの漫画を中心に数々の作品に読み触れていった。 私は週刊少年ジャンプを買ったことがなかった。読み始めた小学生の頃から、読むのをやめた高校生の頃までずっと、隣に住む従兄弟のお兄さんに貰って読んでいたのだ。読み始めた頃には、アイシールド21でまだデスマーチが行われていたし、愛染もまだ良い人だと思っていた。テコンドーを題材にした漫画がすぐに打ち切りになってしまったり、リボーンやムヒョ、銀魂、SKET DANCE、ToLOVEる等等の作品が輝きを放っていたりと、沢山の漫画に囲まれていたあの頃を懐かしく思う。成人した今でも漫画は好きで、継続して読んでいる作品も少なくないが、週刊少年ジャンプの世界はもう私の知るところにはなくなってしまっていた。 鬼滅の刃を読もうと思ったのは別に奇跡でも必然でも数奇な巡り合わせでも何でもない。私がこの作品を読み始めた時には既に19巻まで刊行され、TVでは社会現象的な人気と報道されるほどの一大ムーブメントな作品として周知されていた。情けない話だが、私という人間は天邪鬼で人気で話題の作品ほど読むことを躊躇い、敬遠する。いつからこんな厄介な人間性になったのか…… 連休を迎える前、職場の後輩くんが「もうすぐ完結するかも」と、教えてくれたことで今が丁度良い頃合いかもしらんと思い、この度鬼滅の刃を読むに至ったのだ。 私が漫画を読んで泣いたのはこれが二回目だった。 この作品は、鬼狩りと呼ばれる鬼殺隊の青少年たちが、家族や友人の仇となる鬼を殲滅するまでのお話で、各登場人物が信念を胸に文字通り命懸けで鬼に立ち向かっていく。 3巻ほど読み終えた時の印象は、「サンデー作品っぽい」というところだった。想起したのは犬夜叉とうしおととら(こちらは未読)で、"妖怪奇譚"モノという印象を受けた。心地よいコメディ調、可愛らしいデフォルメ顔、インフレを起こさない"考える戦い方"に惹き込まれていった。 少年漫画から暫く距離が空いていた私がこの作品で感じたのは、"敵が強すぎる"ということ。ONE PIECEのアラバスタ編のように味方陣営、敵陣営ともに一人ずつが各人を相手に戦っていくスタイルに馴染みが深かった私は、「上限の鬼強すぎるぞ……」と、登場人物同様に絶望した。鬼滅の刃の戦いは基本的に鬼の首を斬り落とすことに注力して進んでいく。ただ、鬼が強すぎてまぁ斬れない斬れない。そこで現れるのが心強い味方。それも一人じゃなく二人。場合によっては何人でも味方が駆けつけて共闘してくれるのだ。まさに物量作戦!と思ったが、そんな糞みたいな冗談では片せないほどにこの作品のキャラクター達は生命力に溢れていて、強く優しい。どんなにボロボロになっても折れることなく進み続ける。弱きを助け悪しきを挫く彼らのその姿は、私がかつて憧れたジャンプヒーローそのものだった。 主人公・炭治郎は真っ直ぐでクソ真面目でとにかく優しい心の綺麗な少年。共に闘う仲間たちは勿論、命のやり取りをした鬼でさえも、炭治郎の温かな優しさに触れてしまえば、忘れていた大切なことを思い出してしまうのだ。その優しい炭治郎もまた、様々な人の優しさに助けられ、自らを奮い立たせ、どんな窮地でも諦めることを選ばなかった。誰かに守って貰ったように、自分も誰かを守る。優しさの連鎖は絶ち切れることなく繋がっていく。数珠繋ぎになり循環し、滅ぶことはない。 ONE PIECEのチョッパーの出自の話で泣いたのは小学生の頃のこと。齢二十五にもなった自分が漫画を読んで何度も泣いてしまうとは思わなかった。そのことに気恥ずかしさもあるが、少し嬉しくも感じた。素晴らしい少年漫画は、次話を渇望させる。コミックスで読み始めた私が、ジャンプ+のアプリで本誌を購入してまで続きを読んだように。サラリーマンの自分が月曜日を待ち遠しく感じるなんて有り得なかった。人生で最初で最後になるかもしれないが、私は週刊少年ジャンプを買いに行った。 ありがとう鬼滅の刃。 心を燃やせ。赫い刃を。折れない心を。 (204話で完結と思ったら205話で完結だったので結局二回買うことになりました)
まず一言言わせてください。 「どの作品も完成度高すぎるだろ!!」 30ページ以上あるものから 10ページ以内の作品も全て人情もので まとめていますが、 オノナツメのデフォルメキャラと演出で 描くと心の中に ふわっと風が吹いたような感動が味わえ 病みつきになること間違いなしです。 実在感があるようでなく、かと言って 「こんな人々はいないのか?」と言われれば 「いや、何処かにはいるはずだ!」と 思わせてくれる非常に不思議なバランスで 成り立っている作品です。 もちろん、そう思わせるような仕掛けは 擬音を使わない、マンガ的な記号を使わない 等がありますが、それだけでは表現できない 叙情のようなものがあります。 「オノナツメを読み始めるならまずはコレから読んでほしい!」そんな一冊でした。
マルタさんはその辺にいそうでかわいい。 日本人以上に日本文化に造詣が深く、宅配便のお兄さんと水着姿で踊り出すポルトガル人留学生は本来なら稀なのに…マルタさんはすごく身近な感じでかわいい。 大人の女性たちがオンボロアパートに集まって所謂ガールズトーク的ではないおしゃべりに花を咲かせてご飯を食べて…というこの平和さに浸れます。一緒に絵本のお話とかしたい。 登場する料理も美味しそうだし、レシピ本としても活躍します! ・クリームチーズ入り石狩鍋 ・スモークサーモンのケークサレ ・豚肉の紅茶煮 は実際に作ってみましたがとても美味しかったです。
扉絵の下に書かれたポエムみたいなやつが時代を感じられて非常に良い。「ロハ」とか本当に使ってたんだな。。 いまジャンプ本誌で連載している『ぼくたちは勉強ができない』(マルチエンドだってね)とかと比べると、当たり前だけど40年近い月日の経過を感じるし、2020年の感覚的には素直に笑えない部分もある。復刻されたマンガの単行本にはよく人種差別についての言及があったりするが、性差別に関しても書かれて然るべきだと思う。 そういった点を差し引いても、ある時代の雰囲気を詰め込んだパッケージとして楽しめる作品だし、色んな意味での大らかさがある。現代の(雑誌で連載されてるような)マンガはちょっと複雑過ぎるかも知れない。
ジャンプSQにこんなすごい読み切りが載っていたとは、今まで完全に見逃してた!これもっと話題になっててもおかしくないと思います。 地球に彗星が墜落し、「蛹(さなぎ)」という巨大な虫の大量発生により人間は捕食され、人口が半分になってしまった。しかし同時期に人間の体に発現した「拡張器官」というものが蛹に対抗できることが判明し、2095年現在、蛹駆除は仕事としてスタンダードなものになっている近未来が舞台。 主人公は蛹駆除の仕事をしているケイとナナミの女の子二人組。どちらも気が強くてぶつかってばかり、上司にも怒られてばかり。 そんなふたりがとある解体予定のビル内にいるとされる蛹の駆除を依頼されるが、そこにいた蛹はいつも駆除しているものとは違い…というのがメインのストーリー。頭で考えずに反射で動くガサツな2人が頭を使って頑張る姿が応援したくなります。アクションシーンの作画も完璧ですし、ドタバタ劇のコメディとしても最高に面白い。 拡張器官とか、設定が凝っているので続きをぜひ描いて欲しい! ただ、デカイ虫とか虫の大群とかが全く駄目な人には薦めづらい。笑
引っ込み思案な女子高生・ミトはお隣に住むお洒落女子・チサトに、撮影の被写体になってほしいと頼まれる。1話では、チサトに言われるままにモデルになったミトだったけど今後は自分もカメラを始めるということなんだろう、きっと。 二人が行った場所は茨城県の波崎ウィンドファームかな?
ゆらぎ荘の幽奈さんのミウラタダヒロ先生はその前に恋染紅葉と言う漫画を短期連載されていました。 原作付でやっていたミウラタダヒロ先生、それが作画も原作も1人でやったのがこのゆらぎ荘の幽奈さんなのです。 それゆえに最初こそは若干ストーリーがちぐはぐで進んでいきましたが、今ではジャンプの柱のひとつとなったのは皆の知るところでしょう。 ありとあらゆるエロハプニングを繰り出してきた少年向けハーレム漫画として名を残すと思います。 最終回も目前、全員が幸せになるようなフィナーレを期待しています。
まず、めっちゃカワイイ。 それは何を置いても第一に来る。 月での異常な労働環境で働いてきたがリストラになり地球に来たふわみ。 この表紙のピンクの髪のうさみみのカワイイ生き物がふわみである。 部屋に転がり込んできて居候するという伝統的なドラえもんスタイルから始まるが、ブラックすぎる環境にいたせいか、不憫すぎるほどに従順で一生懸命で身も心も過剰に社畜だ。 なぜなら働かないと、溶ける。物理的に、身体が。 普通に不憫だとただかわいそうに・・となるが、ここまでくると超カワイイ。 不憫カワイイ。 社畜力53万と言われてもおかしくないくらいに価値観の違う社畜で完全に異文化交流だ。 世紀の発見である月の住人に部屋の掃除をさせご飯を作らせる。 しかも本人はそれを至上の喜びと捉え感謝している。 こんなの狂ってる! でもカワイイのだ。 だからオールオッケー。 社畜とは何か、その行き過ぎた行為の現代社会の闇の一端に触れたような触れてないような、そんな気になった。 もしかしたら働きすぎな現代人への警鐘をカワイさに包んで鳴らしてくれているのかもしれない。 個人的には、体の一部が大きくあるキモさとデフォルメされたへたったウサギっぽいところが好きです。
セックスピンチヒッターという発想はすごく面白いと思った。セックスに自信がない男のために、その代わりを果たすという仕事。確かにこういうのって実社会でも需要はありそうですね。男性にとってセックスのテクニックはなによりも自尊心につながるからそれだけ重要なものなんですね。
チバ県からグンマ県に引っ越してきた高校生が、恐るべきグンマの真実を知っていく物語です。 転校初日からグンマ文化の洗礼の数々が待ち受けています。 開かなくなる電車の扉、ヤンキー率の増加、からっ風のせいで自転車が進まないなどなど。 小学校のころにグンマに転校していった友達はグンマ漬けになって体質も変化し、今では水沢うどんを操って空中を飛ぶことが出来る能力者になっていたり、JKJという怪しい集団が登場したり、トチギとは交戦中という設定だったり、スケールのデカい嘘がたまらなく面白い。 かと思えば、上毛カルタ(聖典)のようなローカル知識をしっかりと取り上げていたり、グンマのPRにも一役買っています。 とにかく、グンマすごい!と思いました。
いまや日本の漫画家でもトップクラスに有名な冨樫義博のかつて描いた『幻のネーム』を原作に、新進気鋭の作家、水野ハチが漫画にした作品。前後編の構成で、2017年のウルトラジャンププレミアムの9月号と11月号に掲載された。 ざっと概要を説明すると、タイトルの『悪天ウォーズ』はそのままカードゲームの名前で、天使軍と悪魔軍に別れて、王を倒せば勝ちという、将棋をベースとしたオリジナルゲームだ。面白いのはここに実際の『天使と悪魔の代理戦争』という物語の筋を足しているところ。主人公は天使軍を使って、仲間とともに悪魔への対抗をはじめるという流れになっている。 ゲームそのものの奥深さや少年漫画的な面白さが垣間見える本作だが、元がおそらく連載用のものであったため、やや詰めこまれすぎている印象は受けた。また、後編の意味深な幕切れも消化不良といった感を拭い取れない。なかなか面白いが、ちょっと物足りないかもしれない。そんな印象を受けた作品だった
もしも、もなかさんのこの一連の話を目の前で直接聞いていたら、白目剥いて気絶してると思う。 この本でいちばん私が恐怖を感じたのは16話「旦那の言い分」。 浮気した→怒られた→でも離婚されなかったから許された→やっぱり俺は妻に愛されている!→モテる!→これからはマッチングアプリは使わないで女の子と会うようにしよう いや怖い怖い怖い怖すぎる!! どんな思考回路してんだよ!! いちばん大事な“愛する妻の信頼を裏切って心を傷つけた“という部分が全く頭にないという恐ろしさ。 賛否両論ある結末には「まあ良いんじゃないですか」という気持ちだけど、多分この人たちこれからもずっと同じこと繰り返すよね…
アニメ化〜!と言うことでどんなもんかなと数冊読んで見ました。 すごいですね!?もう女性が裸でないページの方が少ないんでないかな、と言うくらい! でもエロさだけじゃなくて、読み始めるとどうなるんだと思ってしまってページを捲る手が止まりません これはずるい!です!
ここで無料2話読んで、あ、これ、紙で読みたいと早速買いに。 初めての本屋さんだったので(他が開いてない)なかなか探せず検索端末でレシート出すと『スタッフに声かけて』 ……なんで?と思いながら こんな時にすいませんと思いつつ受け取ってレジへ。 ゲイ漫画が嫌い、とかじゃなく、昔からこの方の絵、あんまり好みではなかったのだが、ただの食わず嫌いだった模様。 ただ字が多い笑 そうかこういう人だったのかー。 ドラマは見ていたけど、いい配役だったのね、と改めて。 朴訥とした西島さんや拗ねる内野さんをフフフと思い出しながら読みました。 これから楽しみが増えた。
構成としてはブラックジャック的なオムニバスといったところかな。ヒト以外の異種遺伝子が何割かまじると人権を失う世界でなかなかのディストピアっぷり。 まだ一巻しか読んでないけどけっこう面白い。
ジャンプ+で連載中の「地獄楽」、毎週楽しみに読んでいます。 個人的には「サマータイムレンダ」と同じくらい楽しみです。 死罪になった最強の忍である主人公画眉丸が、恩赦を得る条件として提示されたのは、帰ってきた者がいない極楽とも言われる奇妙な島へ行き「不老不死の仙薬」が得て、他にたくさんいる異能を持った囚人たちと競って一番に帰ってくることだった。 主人公や他の囚人、そして各囚人を見張っている処刑人である山田浅ェ門たちのそれぞれの戦闘も見ていて楽しいし、島の中に出現する謎の敵らしきもののデザインも視覚的にとても気持ちがいい、人によってはキモいとも言うかもしれない。 ぜひちょろっとでいいからアプリ、もしくは単行本で見てみてほしい。 幻想的な景色の中の不気味さ、特異な組み合わせなど楽しめます。 謎に包まれた島の実態はいかに—!?
とても良かった、 内容もさることながら、絵のクオリティーが半端ない❗ また、作品出してください🙋
戦国時代が終わり、徳川の世になってしばらく経った頃の時代劇漫画です。 主人公は城マニアの農民で、やたらと姫路城について知っていて、訪ねてくるお偉いさんに説明したり、ゾンビが襲ってきたときも地の利を生かした戦いを説明してくれます。 40年ほど前になくなったはずの上杉謙信や武田信玄などがゾンビとなって姫路城を侵略するのがアツい。 【ふらんき砲】など昔使われていた兵器なども登場したり、今までに見たこともない時代劇でのゾンビとの闘いという組み合わせがワクワクしておもしろい。
ミステリーボニータ新連載。調べた限りシリーズはかなりのもの。 たしかに金字塔と評するだけあって面白い。中身は少女漫画テイストな日常ミステリーものだが、1話で綺麗にまとまってるし、トリックもありがちながら分かりやすく、陳腐すぎない。めちゃくちゃ面白いかは別として、なんというか安心して見れる長期連載の貫禄のある一話だった
この現場、アシスタントのクセ強すぎるでしょう!いろいろ無茶苦茶なんだけど、それぞれが訴えてることはけっこう刺さる人いるかも知れないですね。本当は自由に好きなものを描きたいけど、諸々の理由でそれができない立場の人とか。 というか、名前ちょっと違うけどブクロキックスの著者の方なんですね!?
「ベジータについてはいくらでも書ける」という上田啓太さんのドラゴンボールシリーズが更新! あんなに残忍だったベジータも時の流れとともに大人になるんですね〜。 https://magazine.manba.co.jp/2018/01/23/ueda-dragonball4/
ヤングキングアワーズ8月号から始まった、ねこと家電にまみれた新連載!! 惑星間航行技術を持つまでに発達した超文明では、戦争により知識人を殺しまくった結果崩壊し、バカだけが生き残った。ネコの姿をした「ムー」は、バカでも使える遺産でなんとか地球までたどり着き、主人公の家で科学技術を学び直すというあらすじ。1話では電子レンジがテーマ。 「アワーズ 2019年8月号」 http://www.shonengahosha.co.jp/book_Info.php?id=7896 メカが上手い!女の子がかわいい! そしてなによりネコの仕草・表情ががかわいいいい!!! 「惑星間航行できる宇宙人が全員宇宙船を作れるわけじゃない」とキレるムーが好きwww 煽り耐性がなかったり、摩擦熱も知らないくらいおバカなくせにロズウェル事件の技術(※高度な宇宙人の技術)を学ぼうとしたり、いい性格してる…! 次回以降どんな家電が登場するのか楽しみです! (画像は1話より。とってもキュートなネコに見えるが…)
第一話からぶっ飛ばしてて面白かった。 『辺獄のシュヴェスタ』 『不朽のフェーネチカ』 の竹良実、最新作! 天涯孤独・30歳男性に届いたのは世界を守る公務員の採用通知。 それは、25年前から世界各地に襲来し始めた未知の生命体「亞害体」を水面下で撃退する組織だった。 行ってみるとそこには、不良、オタク、コミュ障等、社会不適合者がずらり。 人型のロボット兵器「RIZE」と神経接続によって遠隔操作し、誰かの役に立つべく、地道に頑張る主人公だったが・・。 わりとガッツリSF感あって楽しい。 いまのところ主人公がとてもいい人に見えるし、地味に頑張っているので応援したくなるのだが、どこかにでっかい落とし穴がありそうでめちゃくちゃ怖い。 希望を胸に抱き、ここで幸せを掴もうと最初は頑張ってるが、そんなんじゃないとどこかで絶望してしまうはず・・こわい・・報われてほしい・・でも絶望もしてほしい・・。 痛みはダイレクトに伝わってくるが、「通信機」を破壊されるまで死なない身体をどう使うのか、第一話の見所だ。 そして後出しで告げられる大事なルール。 やはり闇は彼にしっかりと寄り添っていた。 亡くなった両親の直接の描写は無く、言葉で語られるのみなのも実は意味があるんじゃないかと勘繰ってしまう。 幸せな人生にしなきゃと自分のためのように見えてあくまで人の願いのために頑張ってきて、素直でいい人すぎる主人公がどうなるのか見ものだ。
親から虐待を受けている子供を描いた漫画は多くて、正直なところ目をそらしたくなる題材ではあるけど、それぞれの作家がそれをどう描くかというのはやっぱり気になる。 画力の点では拙い部分があるけど(主に背景)、主人公の岬が苦しみを共有することで親しくなる釘宮さんにはとても魅力を感じました。卒業式に出ずに東京へ行った釘宮さんのその後にはびっくりしたけど、彼女が(たぶん)自分で選んだ道だし、ある意味いままで自分を見下していた親や同級生、教師を見返すことに成功している。 その強さがあるかどうかで2人の道は別れた気がするけど、岬には味方が居たけど釘宮さんには居なかったという見方もできる。 最後の岬の涙の意味を考えたけど色々ありすぎるなと思いました。
骨が浮き出るほど痩せている少女・マオと、彼女をデッサンモデルに誘った美術部顧問(女性)の短い逢瀬のはなし。 SNSでとてもたくさん反響があった様子で、気になりくらげバンチで読んでみました。 https://kuragebunch.com/episode/10834108156723939020 家庭の事情により不健康な生活を送っているマオの世話を焼く先生は、ただの教師と生徒として以上の感情を持ち、マオの前でそれを隠すこともなく接していた。 けれど、そんな絶対に知られてはいけない秘密の時間は、ある時あっけなく終わってしまう。 この先生は倫理に反する、むしろ犯罪ともいえる行為をしているけれど、それによりマオの心や身体が傷ついたということではなく(少なくとも作品の中では)、いち読者としては終わり方に切なさを感じました。 マオの華奢過ぎるからだと無知で未熟で無防備な様子はこちらをハラハラさせる部分もあって、ある意味先生がそばにいることで安心感が生まれていた。 でも切ないながらも、あれで良かったんだと思えるラストでした。 真面目なこというとマオの身体を見てまわりの大人が然るべき対処をするべきだったw これこそ読み手の感想が分かれる作品だと思うので、他の人の感想も知りたい。
いみがわからない
シティーハンターが大好きな40才の女性がタイムスリップしたら女子高生の姿になって、シティーハンターの漫画世界に迷い込んでしまうお話。 想像以上に、絵は原作の世界観に近い感じで再現されていて驚きました。 原作の元ネタを知っていればより楽しめると思います。
K-POPアイドル(男子)に突然どハマリしたおじさん(イケオジ)が、若い女の子を師匠にしてヲタ活をエンジョイする話。 中年男性のドル活という設定は、ギャップ萌えがありつつ、流行の亜流を抑えている感じで面白い。 年齢性別の垣根を越えることで、オジサンがどのような成長を見せてくれるのかに期待したい。 ※ただし、師匠のキャラ設定についてはやや首を傾げた。 これが会社の部下(一見地味子)だったりすると、定番になって恋愛臭も漂ってくるのだが、街でナンパされて知り合った派手なギャルというのはちょっと読者層に対してミスマッチではないかと……。
全然マンネリとかじゃなくて、エナとかヘイグス粒子が出てくるあの世界観が嬉しい。シドニア以降は絵も話も格段に読みやすいね。
みなさまは「総合診療科」という言葉に聞き覚えはありますでしょうか? 病院の"診療科"といえば、「消化器内科」「脳神経外科」など、疾患の部位とそれに対応した処置で分けられた科が思い当たるかもしれません。それぞれの科ごとに専門的な知識や技術を有した医師が活躍している、というのはこれまでの医療マンガでも描かれてきた部分だと思います。しかし、実際の医療現場では、"熱がある"や""咳が出る"という誰にでも起こるような症状なんだけど治療をしても症状が改善されずしかも原因が分からない、もしくは、診断をした疾患では説明できない症状が現れた、ということが少なからず起こり得ます。そんな患者に対し、病気の部位に囚われず包括的に診療を行なって原因疾患を特定する、という目的で設置されているのが「総合診療科」です。 https://ho.chiba-u.ac.jp/section/soshin/index.html 総合診療専門医は、2018年から始まった新専門医制度において既存の18基本領域に加えた"19番目の基本領域"として新たに制定された専門医でもあります。 そしてその「総合診療科」の医師を主人公に描いたのがこの『19番目のカルテ 徳重晃の問診』という作品です。 かつて、NHKで総合診療医をテーマにした番組が放送されていました。 『総合診療医 ドクターG』 https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050706_00000 "ドクターG"と呼ばれる総合診療のプロフェッショナルが自身で実際に経験した症例をピックアップし、医師2年目の研修医3人と討論して疾患を絞り込んでいくという番組です。その番組で繰り返し強調されていたのが、「問診」の重要性。患者の発言、表情、動き、もしくは近親者による目線、そのどこかに隠されている手がかりを常日頃から行なっている「問診」で見つけ出す・見逃さないようにする。それがが総合診療医として大切なことだと伝えているように感じました。『19番目のカルテ』の第1話を読んだだけでも、診療の上で問診で"患者の声を聴く"ことの重要性が感じられると思います。 また、この作品の真髄は、実は第1話以上に第2話に隠されているのではないかと思っています。一話完結型の医療マンガだと、患者さんの病名を推測するという推理小説的な要素も含まれてきます。しかしながら、実際の医療現場においては"病名を当てること"が目的ではなく、それどころか患者さんが本当になにかの病気なのかもわからない。そんな中で、どうすれば患者さんの抱える問題が解決するのか、"人間を診る"ことで道しるべを立てていく、そんな総合診療医の特徴が見事に描かれています。 特別な技術や大掛かりな手術は登場しない、だけど医師という職業の専門性や凄さを感じられる、もちろん人間ドラマとしても面白い。そんな作品になっていくだろうと期待しています。 1巻まで読了
岩手県の動物園に勤める獣医さんのお話。主人公の星野はケガをした動物の痛みがわかる特異体質の持ち主ですが、物語にファンタジーの要素はそれほど無いです。それよりも動物と向き合うとはどういうことかを現実的に学べる漫画だと思いました。ペット医療と違って動物園医療はまだまだ治療法が確立されていないことが多く、獣医さんそれぞれが試行錯誤して治療をしているということを初めて知りました。読むと動物園の印象が変わります。それと同時に星野については急病になった先輩獣医の代わりに赴任してきた津川との人間同士の話も描かれています。津川は人に対して冷血な印象ですが動物達に関わることにはとても熱いです。怒ると津川弁になるなど根っからの悪人ではないことは分かりますが、彼には明かされてない秘密がまだありそうです。表紙の絵が綺麗だなと思って手に取ってみたらとても面白かったです。
美人だけど無表情で「ロボットみたい」と呼ばれる渡嘉敷さんは、ロボット好きな男子に告白されて晴れて両思い♥のはずが、ロボット好きな彼に合わせて自分はアンドロイドだと偽ってしまい…この恋どうなっちゃうの〜?!な始まり方。 すっかりアンドロイドだと思いこんでいる彼(アホ)の期待を裏切らないように、いつかは生身の体を捨て、本物のアンドロイドになることも辞さない覚悟の渡嘉敷さん。 大丈夫か?
日本の少女漫画文化の礎を築いた名だたる作家たちのアシスタントをつとめ、数々の「シュラバ」を経験した著者から見た、知られざる少女漫画制作の裏側。 その裏側には、薔薇が舞いアハハ..ウフフ...と笑顔が輝く少女漫画(例えが薄っぺらくて申し訳ない)イメージとは正反対の、寝食を限界まで犠牲にする作家とアシスタントたちの姿がありました。 ただ本書で描かれるのは、そのシュラバが如何に地獄だったかとかそういう話ではなく、いまやレジェンドと呼ばれる作家たちの名作誕生秘話や、それぞれの人柄がよくわかるエピソードなどです。 大変なこともたくさんあるけど、何よりみんな漫画が好きで描くのが楽しくてしょうがないというのが伝わってきます。 衝撃的だったのは、萩尾望都先生自ら作詞、作曲、歌、ナレーションをこなしたアルバム「エトランゼ」に収録された「アシスト・ネコ」の歌詞。シュラバの混沌をそのまま歌詞にした内容(のよう)です。聞いてみたい…。 あとは美内すずえ先生に、著者が新人の頃に犯した失敗を7年越しにお詫びしたときに放たれた言葉。これには本っっっ当に痺れました…!!! どんな言葉だったかはぜひ本編で確かめてください。
※ネタバレを含むクチコミです。