悪天ウォーズ

悪天ウォーズ

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いまや日本の漫画家でもトップクラスに有名な冨樫義博のかつて描いた『幻のネーム』を原作に、新進気鋭の作家、水野ハチが漫画にした作品。前後編の構成で、2017年のウルトラジャンププレミアムの9月号と11月号に掲載された。

ざっと概要を説明すると、タイトルの『悪天ウォーズ』はそのままカードゲームの名前で、天使軍と悪魔軍に別れて、王を倒せば勝ちという、将棋をベースとしたオリジナルゲームだ。面白いのはここに実際の『天使と悪魔の代理戦争』という物語の筋を足しているところ。主人公は天使軍を使って、仲間とともに悪魔への対抗をはじめるという流れになっている。
ゲームそのものの奥深さや少年漫画的な面白さが垣間見える本作だが、元がおそらく連載用のものであったため、やや詰めこまれすぎている印象は受けた。また、後編の意味深な幕切れも消化不良といった感を拭い取れない。なかなか面白いが、ちょっと物足りないかもしれない。そんな印象を受けた作品だった

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冨樫原作のオリジナルカードゲーム漫画にコメントする
三十歳バツイチ無職、酒場はじめます。
素人臭さというクサミを活かした美味しい漫画
三十歳バツイチ無職、酒場はじめます。 久部緑郎 トリバタケハルノブ 大久保一彦
名無し
第一話を読み終わったときには、 こりゃ駄目だ、俺が嫌いな漫画だ、と思ったんですね。 題名で予想はついていたとはいえ、 ド素人がノリで酒場ゴッコをしたら素人料理が受けちゃって その気になって店を開くことにして・・という 主人公の素人臭さが鼻につきすぎて話を楽しめませんでした。 ホット柿の種だあ?ツナ缶アヒージョおお? 料理とか商売とかプロの世界を舐めてんじゃねーぞ、と。 いや、私も料理はドシロウトですが。 それでもそのあとの話を読み続ける気になったのは、 原作者が久部緑郎先生だったからですね。 あのラーメン発見伝やらーめん才遊記の原作の先生なら、 きっとこの先には面白い話になっていくだろう、と。 例えて言うならば、私の心の中に 久部緑郎先生に対する信頼という貯金があり、 その貯金が底をつくか、その前に漫画がいい味を出すか、 どっちが先か勝負、という賭けでしたね。 とはいえなんだかこの先も、 素人が発想する料理だからこそ凄いんだぜ、みたいな 安易なストーリーが続いたりしたらキツイな、と思いつつ。 結果は・・久部先生貯金は利子がついて返ってきました(笑) 第三話で初見の客から思いっきり駄目だしをされる シーンが出てきまして、 まさにその通りだぞ、この素人が、と思い、 いや、ほんとに私も料理はドシロウトなんですが、 なんだやっぱり久部先生自身はちゃんと そういう点をふまえて原作を作っていらしたのだな、 とホッとし、さてそれでこれからどういう話になるの、 と興味が沸いて、それから話にノッていけるようになりました。 その先は素人臭さというクサミを適度に抜いたり活かしたり、 その匙加減に納得がいって、だんだんと良い味に 感じるようになりました。 結局、全二巻で終わってしまいましたが それが残念に感じてしまうほどに。 ツナ缶アヒージョも作って食べたら美味かったです(笑) 追記:作画のトリバタケハルノブ先生の絵も、 最初は人物の4頭身っぽい絵に戸惑いましたが、 見慣れてくるとイイ味わいを感じるようになりました。
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