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恋の瀬戸際 愛を知った時…!! 分冊版2巻

恋の瀬戸際 愛を知った時…!! 分冊版

零細編集プロダクションの編集長をしている私。せっかく美人(?)のオカマと知り合ってゲイバーまで紹介して貰ったのに取材中にムキになって雑な物言いをして怒らせてしまった。どうも私はガサツらしい。事務所で落ち込んでいると、バイト君が島津先生のインタビューのアポイントが取れたと教えてくれた。喜んで飛んで行く。私は小説家、島津京介の大ファンなのだ。33歳のダンディな男性。知的なムードで鍛えられた体。これでまだ独身だなんて信じられない。女が放っておく方が不思議だわ。先生を見ていると先生の描くヒロイン同様に、この人に恋せずにはいられなくなっちゃう。無事インタビューを終え帰ろうとすると、なんとオペラ鑑賞に誘われた!? やった、どうしよう!! でも一体何着て行ったらいいの? いつも先生が活動的な女性が好きだって言ってくれるものだから、こんな時に来ていく服が無い!! そうだオカマの彼女なら何か持って…ダメだ、喧嘩しちゃったんだ。こうなったらレンタルドレスよ!! ちょっとウエストがきつくて久々に履くハイヒールがどこまで持つか不安だけど「見違えちゃったよ」なんて言われちゃった。でもオペラを見ている間に足が痛くて我慢できなくなった。急遽ホテルで休む事に。すると島津先生が「遊び慣れてるんだろ?」と当たり前のように体を求めて来た!? 期待してなかったと言えば嘘になるけど、こんなのイヤッ…!?

カサノバの華麗なる生活 夏の恋は危ない 分冊版 3巻

カサノバの華麗なる生活 夏の恋は危ない 分冊版

友人でオカマの進之介が「恋しちゃった」と言って来た。今度はどこの男だと聞くと、なんと相手は女だと言う。こんな事初めてだからどうしたらいいのかとオロオロする。オカマってまともな恋愛すると、こんなにうろたえるものなのね。「突然、男の格好して会ったら驚くわよねえ。どうやってアプローチしたらいいの!?」相手は進之介の事を女だと思っているらしい。色々苦労するわね。それに比べて私達って絶好調。体の相性もバッチリで今日のベッドも大満足。寝物語に進之介との出会いと、女の自分から見ても美人だと話すと、是非紹介してくれと言い出す。「美人だったらなんでもいいの? 見境ないのね」「俺ってきれい好きなんだ。特に美幸はお気に入りのコレクションだな」ですって!? コレクションって…気になる言い方だけど仕方ないか。どんな相手にも働く職業意識ってやつよね。私の彼はポートレートを撮らせたらピカ一の今を時めく売れっ子イケメンカメラマン、門脇洋一なんだもん。ところが枕の下に見知らぬイヤリングが!? あいつ、同じベッドで他の女を抱いていた!! しかも証拠を突きつけて問い詰めたら悪びれもせず「今度、紹介するよ」等とほざく!? 洋一の行きつけの店で進之介と2人で張っていると、洋一が連れてきた女は、なんと進之介の想い人で…!?

悔の祈り 分冊版4巻

悔の祈り 分冊版

「おめでとうございます。元気な女の子ですよ」生まれて来た我が子を抱いた時、私の口からこぼれたのは「ごめんなさい」という謝罪の言葉だった…。17年前、春山先生は高校2年生の時の担任だった。父親は浮気の果てに家を出て、母親も若い男に夢中で、友達もいなくて、誰かに大事にされた記憶が無かった。身なりにも気を遣わず髪もボサボサ。教室で同級生達に陰口を叩かれながら孤独に絵を描いている私に、唯一声を掛けてくれたのが春山先生だった。先生は私の絵を「いいじゃん! 面白い!!」と褒めてくれ、顧問をしている美術部に誘ってくれた。嬉しかった。自分の事を認めて貰ったのは初めてだった。嬉しくて嬉しくて、絵だけじゃなくて私自身を見て欲しくて、私だけを見て欲しくて、身なりも整え先生に付きまとった。なのに先生は、奥さんが妊娠してるから駄目だと言う。くやしい。「楽しみ?」と聞くと「そりゃね。いつか、お前にもそんな日が来るさ」と答える。くやしい、くやしい。そんな日って何!? 私は先生じゃなきゃ嫌なのに。放課後、美術室に先生が1人でいる事を確認した私は、電気を消して先生に近づく。「ダメだよ。こういうのはダメだ」「誰にも言わない。内緒にするから」先生に抱きついた時、扉が開いて…!?

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