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魔王オウルの下僕に堕ちた英雄にして自分の娘でもある、ユニスの命を奪った英雄王ウォルフ。その英雄王に戦いを挑むオウルは、策略により伝説の真竜メトゥスを戦の場へと呼び寄せた。地を割り山を砕いてぶつかり合う伝説の英雄VS真竜の決着は!? <目次> step.30 伝説の真竜メトゥス。魔王はいかにして竜を王都へ呼び寄せたのか? / step.31 英雄王ウォルフVS真竜メトゥス。人智を超えた戦いを前に人々は!? / step.32 伝説同士の戦いがついに決着! 魔王の新たな野望が幕を開ける! / step.33 幼女マリーと悪魔ローガンの出会い。ふたりの間に芽生えたものは…。 / step.34 黒アールヴの女王エレンの復讐! 過去の因縁が森を、里を焼き尽くす!! / step.35 囚われた白アールヴの姫セレスは、魔王の課す肉試練に悶え泣く! / step.36 試練の末、ようやく伴侶と再会するセレス。彼女が目にしたものは…。 / step.37 魔王のダンジョンを去る者と残る者…。さらにはそこへ招かれざる客が!? / step.38 ダンジョンマスター同士の戦い勃発! 王オウルが打って出る! ■原作小説 最新刊■ビギニングノベルズ『魔王の始め方6』好評発売中!
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朝日奈の正体は、離れ離れで育った東雲の双子の弟だった。香織を強引に部屋に誘い込み、東雲に揺さぶりをかける朝日奈の「前島さんなら訳あって今着替えているよ」という言葉に、香織を信じられなくなってしまう東雲。香織の事は間違いなく愛している、けれど素直に香織の愛の言葉を受け取れないのには、東雲の心の底にあった悲しい過去が関係していた。一方、何があっても一途に東雲を思う香織にとって遠距離恋愛は多くの不安要素を拭い去れずにいる原因になっていた。そんな時、東雲が香港支社の女性デザイナー・美杏を伴って来日してきたのに鉢合わせしてしまった香織。その来日は、香織には告げられていなかった。香織に対して敵意をむき出しにする美杏。思わずこのあと朝日奈さんと打ち合わせだと言い残し、その場を立ち去ってしまう香織だったが…。
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「甘い言葉も、テクニックもいらない。私が欲しいのは優秀なあなたの“遺伝子”――」2年付き合っていた相手に2股をかけられてフラれた大学職員の高原莉子、妻子ある職場の上司と不倫をしているOLの桜井美波。2人は大学時代の同級生で、共に独身の35歳。偶然再会した莉子と美波は、お互いの現状と年齢を考えて一緒に妊娠をするための活動『妊カツ』をすることになった。高学歴のクリエイター、クールな大学院生、優しい同期の同僚、プレイボーイの後輩…。刻々と迫る女のタイムリミットを前にタイプの違う2人が、優秀な遺伝子を持っていそうな男と一夜の関係を持つために動き出す。恋か子供か、究極の選択をすることになった莉子と美波を待っている運命とは…!?
【大正文士の青春群像劇】川口松太郎 23才、直木三十五 32才、芥川龍之介 31才、菊池寛 34才、谷崎潤一郎 37才、小山内薫 42才。『文藝春秋』創刊の年、若き文人らの眩き軌跡―― 一九二三年(大正十二年)九月一日、未曾有の大地震が関東一円を襲う。死者十万五千人、家屋全壊訳十万九千、全焼二十万二千余棟…出版社や本屋が集中していた神田周辺も壊滅的な被害を受けた。失われた書籍は数百万冊にのぼり、この年に創刊された『文藝春秋』もその例外ではなかった。一方『大大阪』の呼称で親しまれ、当時人口で東京を凌駕していた大阪は、モダニズム文化が花開いていた。その代表とも言われるプラトン社の雑誌『苦楽』を創刊すべく、その後の文学界を担う文士らが集うのであった。現代演劇の祖とも言える新劇を立ち上げた小山内薫。小山内を師と仰ぎ、後に第一回直木賞を受賞する川口松太郎。松太郎と共に雑誌『苦楽』を創刊。後に小説家として大成し直木賞として名を残す直木三十五。夏目漱石亡き後の新時代文壇のキラメキ、若き文士らの交流と奮闘する姿を描いた大正文士浪漫。