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タイトル
本文
PerfectCrime
PerfectCrime
月島綾
月島綾
梨里緒
梨里緒
あらすじ
<私だけが何も知らなかった。不純な恋に張り巡らされた危険な罠。この「完全犯罪」を成し遂げた本当の悪魔は――誰?>前島香織は住宅メーカーに勤めるインテリアプランナー。社内では一目置かれる存在の香織だが、上司の冬木との秘密の関係を7年間も続けてきた。未来を望むことのできない不毛な恋だが、それでもいいと思ってきた。そんな彼女の前に現れたのは香港支社から移動してきたデザイナーの東雲遥斗。社内不倫の現場をこの東雲に目撃されてしまったことから、香織の運命は動き始め、張り巡らされた危険な罠に落ちていく…。エモーショナルでスリリングなオトナのラブストーリー!※ 1話~2話前半を収録。
Perfect Crime : 1
<私だけが何も知らなかった。不純な恋に張り巡らされた危険な罠。この「完全犯罪」を成し遂げた本当の悪魔は――誰?>前島香織は住宅メーカーに勤めるインテリアプランナー。社内では一目置かれる存在の香織だが、上司の冬木との秘密の関係を7年間も続けてきた。未来を望むことのできない不毛な恋だが、それでもいいと思ってきた。そんな彼女の前に現れたのは香港支社から移動してきたデザイナーの東雲遥斗。社内不倫の現場をこの東雲に目撃されてしまったことから、香織の運命は動き始め、張り巡らされた危険な罠に落ちていく…。エモーショナルでスリリングなオトナのラブストーリー!※ 1話~2話前半を収録。
Perfect Crime : 2
上司の冬木との不倫関係に溺れていた香織は、香港支社から異動してきた東雲遥斗に社内不倫の現場を目撃されてしまう。香織を「嫌い」だと言いながら、冬木と別れるよう強要してくる東雲。歓迎会の夜、強引に香織の部屋を訪れた東雲とカラダを重ねたことから、香織は東雲の甘い罠に落ちていく――。謎めいた男への止められない想い。冬木からも、東雲の香港時代を知る同僚の小野からも「真実を知った時に傷つくのは香織だ」と止められるが、香織の想いは東雲へと傾いていく。ところがある日、香織は信じられない光景を目撃してしまう。そしてそれは、芽生え始めた恋を打ち砕く非情な現実だった…。※2話後半~3話を収録。
Perfect Crime : 3
東雲が自分に近付いてきた真意を知った香織は、東雲から離れる決意をする。一方の東雲は当初の目的とは相反する香織への愛を自覚するとともに、悪意ある別の「罠」の存在に気づく。そして思いをはせるのは10年前――。東雲が香港支社に異動になった頃。当時愛した女性は、東雲と交際している裏で、上司の冬木にあきらめきれない恋心を抱いていた…。時を経て、東雲は東京本社に異動願いを出し、香織の前に現れた。東雲の目線で語られる、東雲が仕掛けた香織への「罠」の真相とは―――? ※4話を収録。
Perfect Crime : 4
東雲と香織が出会ったとき、東雲が抱いていた想い――。香織が抱いた冷淡で傲慢な印象とはうらはらに、東雲は複雑な想いを抱いていた。「前島香織を潰す」、その一心で帰国した東雲だったが、香織を知ることで徐々に彼女に惹かれていく。東雲目線で語られる「罠」とその崩壊…。そんなある日、東雲に一本の電話がかかってくる。その相手は香港時代に愛した女性―― 今は冬木部長の妻である、冬木沙織からだった。東雲を呼び出した沙織の真意とは? オトナの恋が、複雑に、エモーショナルに交錯する…! ※第5話を収録。
Perfect Crime : 5
香織は東雲が自分に近付いてきた真意を知り、東雲から離れる決意をした。一方で、香織に仕掛けた「罠」が崩壊した東雲の前に現れたのは、東雲も知っている意外な人物だった…。東雲とのコンビを解消し、新たにデザイナーの小野と組んで仕事に励む香織。新規の案件は順調に進み、あと一歩で完成という時に、新たな「罠」が香織を襲う。その悪意ある「罠」を仕掛けたのは香織と東雲の関係が崩壊した日に東雲の前に現れた、あの人物だった。本当の「悪魔」は誰なのか…? ストーリーが加速度的に動き出す!
Perfect Crime : 6
加藤千夏が仕掛けた罠は、確実に香織にダメージを与えていた。と同時に、デザイナーの小野から明かされた様々な真実は香織を愕然とさせる。小野は改めて香織に想いを告げ、「デザインコンペで最優秀賞を獲ったら、俺との事を考えて欲しい」と言うが、香織は困惑するばかり。もちろん東雲への想いも封印できずにいた。そんな時、部下の礼子から東雲と冬木の妻・沙織の関係は6年も前に終わっていることを知らされて胸を熱くする香織。一方、東雲は小野と酒を酌み交わしながら過去の非礼を詫び、香織への思いを宣言する。「罠」の黒幕が明かされ、大人の恋のもつれた糸が解け始める第6巻! ※7話のみ収録。
Perfect Crime : 7
東雲は「罠」の黒幕にたどり着いたものの、香織は小野を選んだと疑わない。一方の香織は、東雲と冬木の妻・沙織との関係がすでに切れていることを知り、東雲への想いを再認識するが、東雲の気持ちが分からないまま。すれ違う二人だが、後輩の礼子の計らいで、最初に香織と東雲が共に仕事をした青木邸の完成視察に二人きりで向かうことになる。そこで交わす会話はお互いを思いやるあたたかいものだった。しかし、気持ちが通じ合うことはなく…。後日、東雲と冬木はお互いの誤解を解き、謝罪しあう。さらに東雲はある決意を持って「部長のお力を貸して頂きたいことがひとつだけあります」と言い出して――!? 想いあっているのに、交わらない二人のもどかしい恋愛模様の行方は?
Perfect Crime : 8
東雲と香織はお互いを強く想っていた。しかし東雲は小野と香織が交際をしていると信じて疑わず、身を引いて香港へと戻ってしまう。宙ぶらりんになってしまった香織の想い。それでも小野とともに日常の業務をこなしていた。そしてついに訪れた社内デザインコンペの授賞式。冬木部長に連れられて授賞式の会場へと向かった香織は、東雲と小野、それぞれが出品したインテリアを見て二人の真の想いを知ることになる。二人ともナンバーワンの座を得るために不可欠であるメインテーマを出品せず、想いを乗せたたった一品だけを出品していたのだった。授賞式のあと、小野は香織にこれまでの罠や駆け引きについての全てを告白する。嘘と罠と偽りのラブゲーム、その真相がついに明らかに! そしてそれを知った香織が選ぶ道とは…!?
Perfect Crime : 9
小野や礼子に背中を押され、会社を飛び出し東雲がいる香港へと向かう香織。そんな香織を東雲は空港で待ち受け、抱きしめる―――。想いは通じ合い、再びひとつになる香織と東雲。つかの間の2人の時間は甘く、激しく、あたたかいものだった。しかし、2人はそれぞれの場所でそれぞれの仕事に力を注ぐことを選び、33歳同士の遠距離恋愛がスタートする。後ろ髪を引かれる想いで帰国した香織を待ち受けていたのは、「女性プランナー指名」の新しい案件だった。千夏をアシスタントとして伴って打ち合わせに出向いた香織の目の前に現れたのは、思いも寄らない人物で…!? 東雲と結ばれ、心の凪を得た香織の心中を再び波立たせる事態が起きる……!
Perfect Crime : 10
憎しみと偽り、そして甘い罠から始まった香織と東雲の関係。いつしか二人は惹かれ合い、誤解やすれ違いを経て結ばれた。香港と東京、それぞれの場所で仕事に力を注ぐことを決意した二人。距離を感じさせない愛情をはぐくむ二人だったが、ある日、香織の前に東雲と姿かたちがそっくりな男・音楽プロデューサーの朝日奈恭一がクライアントとして現れる。朝日奈は香織に東雲が住んでいた部屋とそっくりな部屋をオーダー。しかも香織の疑念を深めるような発言を繰り返し…。朝日奈の正体、それは、香織と東雲の未来を大きく左右するものだった。この人物と深く関わってはいけない、そう感じる香織をよそに、朝日奈は香織との距離を詰めてきて…!?
Perfect Crime : 11
朝日奈の正体は、離れ離れで育った東雲の双子の弟だった。香織を強引に部屋に誘い込み、東雲に揺さぶりをかける朝日奈の「前島さんなら訳あって今着替えているよ」という言葉に、香織を信じられなくなってしまう東雲。香織の事は間違いなく愛している、けれど素直に香織の愛の言葉を受け取れないのには、東雲の心の底にあった悲しい過去が関係していた。一方、何があっても一途に東雲を思う香織にとって遠距離恋愛は多くの不安要素を拭い去れずにいる原因になっていた。そんな時、東雲が香港支社の女性デザイナー・美杏を伴って来日してきたのに鉢合わせしてしまった香織。その来日は、香織には告げられていなかった。香織に対して敵意をむき出しにする美杏。思わずこのあと朝日奈さんと打ち合わせだと言い残し、その場を立ち去ってしまう香織だったが…。
Perfect Crime : 12
東雲が愛に飢え、愛を求め続ける理由―― それは彼の生い立ちや家族に理由があった。愛しても愛されない、そんな気持ちで生きてきた東雲。そしてそんな彼の過去を知り、東雲の実の弟である朝日奈との仲を取り持とうとする香織。朝日奈が現れたことで東雲をこれまで以上に理解し、愛を深めていく香織だったが、東雲に想いを寄せている香港のデザイナー美杏の存在や、遠距離恋愛そのものへの不安は拭い去れない。大人だから、遠距離だからこそ言えない本音。そんなときに知らされた後輩・礼子の決断と、7年間愛した冬木の栄転。自分を支えてくれた人たちが動き始めたことを感じながら、香織は東雲と一緒にいるには自分が仕事を辞めるしかないのか、悩む日々を過ごしていた…。
Perfect Crime : 13
結婚退職という道を選んだ礼子、香港支社長として栄転した冬木… 少しずつ変化していく香織の周囲。そんな中、乗り越えたかのように思えた東雲との遠距離恋愛への不安が香織の中でくすぶっていた。お互いを思い遣って選んだ結果の遠距離恋愛。大人だからこそ、お互いを思い遣るからこそ、本音が言えない。本音が言えないから不安になる。行きつ戻りつ揺れ動く香織の心。ある事件をきっかけに香織は思わず東雲に感情をぶつけてしまい、喧嘩のようなかたちになってしまう。それを聞いた東雲の双子の弟・朝日奈は「僕は遠距離恋愛なんて無理」「そばにいればこうして情欲を満たすことができる」といいながら、落ち込む香織を車のシートに押し倒し…!?
Perfect Crime : 14
もう誰も傷つけたくない。だから仕事を辞めて香港へ行く――そう決意した香織に上司の小野は「辞めさせない。香港にも行かせない」と言い放つ。香織と東雲の関係性を誰よりも知り、背中を押してくれていたにも関わらず。一方で東雲の双子の弟・朝日奈には今すぐにでも東雲の元へ行けと言われて揺らぐ香織。なにより東雲本人が香港に来て欲しいとは一言も口に出さないことが香織を不安にさせていた。業務に追われる東雲がGWに帰国できないことになり、香織は一人実家へと向かう。出迎えてくれる家族のあたたかさに触れ、また人生の先輩でもある義姉の言葉に香織の心は少しずつ晴れていく。その頃、香港出張中の小野は冬木と東雲を前に衝撃的な言葉を口にしていた…。
Perfect Crime : 15
小野とともに冬木の香港の自宅を訪れた東雲は、かつての不倫相手で冬木の妻・沙織に再会し、お互いの幸せを願いながら10年越しの「さよなら」を告げた。一方、実家に帰って心を癒し落ち着きを取り戻した香織は、残りの休暇を使って香港へとやってきた。東雲とお互いの気持ちと将来を確認しあい、甘く熱い夜を過ごす――。そうして東雲とともに進むべき道を確信し、日本へと帰国した香織。そんな香織を本社で待ち受けていたのは、結婚退職した礼子のかわりに大阪から転勤してきた生意気すぎる社員・橋本と、部長である小野が命じた業務内容の急激な変更だった。戸惑う香織だったが、小野はおかまいなしで…!?
Perfect Crime : 16
プランニング課に大阪支社から若手プランナーが転勤してきた。態度の悪いその男の名は橋本。橋本はは香織に「俺が絶対にアンタをナンバーワンから引きずりおとす」と言い放つ。香織には反抗的な橋本だったが、千夏には猛アタック。それを目の当たりにした小野は…!? 一方、香港の東雲が礼子と青木の結婚式に列席するために一時帰国。一堂に会した香織、東雲、小野、千夏が結婚式の帰り道、ばったり出くわしたのは、あの橋本だった…。香織を取り巻く男女の関係に、波乱の予感!?
Perfect Crime : 17
礼子の結婚式の帰り道にばったり出くわした橋本と飲みに向かった香織・東雲・小野・千夏。千夏を狙う橋本の傍若無人なふるまいに対して、素知らぬふりで浴びるように酒を飲んだ小野。案の定泥酔してしまった小野は、千夏に対してまさかの行動に出る…! 千夏をめぐる男たちの想いはどこへ向かうのか…!? 嘘や罠、誤解にすれ違いの末に通じ合った香織と東雲、仕事を通じて愛を育んで結婚した礼子と青木。香織を取り巻く男女の次なる愛のカタチは…!?
Perfect Crime : 18
社員旅行で温泉にやってきた香織たち。泥酔してしまった千夏を自分の部屋へ連れ去ろうとする橋本の前に小野が立ちはだかる。押し問答の末、小野が千夏を自室へと連れ帰り、そこで目覚めた千夏に自分の想いを語り始める…。一方、年末年始の休みを利用して帰国した東雲は、香織にある「プレゼント」を差し出す。そしてふたりで香織の実家へと向かい、東雲は香織の両親や兄に挨拶をするのだが、ここで一波乱が起きて…!? 嘘と罠から始まったオトナの恋、いよいよクライマックス!!
Perfect Crime : 19
年末、東雲とともに帰郷した香織。両親や義姉は歓迎してくれたが兄の康平には笑顔がない。香織がGWに帰郷した際に泣いていたことを気にしていたからだ。康平は東雲を呼び出し、東雲の「覚悟」を試そうとする…。そして年があけ、会社ではデザインコンペが近づいていた。張り合いながら出品する千夏と橋本。香港支社からは美杏が出品。全社No.1の称号を手にするのは…!? 一方、そんな若い世代たちをまぶしく見守る香織や東雲、小野。恋を実らせた者たちは愛を成熟させ、たどり着きたい幸せな未来へと一歩ずつ歩み続る、また、恋に破れた者は新たな幸せの芽を見つける――。嘘と罠から始まったオトナの恋、ついに完結!!
Perfect Crime : 20
出会いは平凡なものだった。中途採用で入社してきた年下の明るい女子…彼は純粋に彼女を好きになり、その思いを高めていく。初心(うぶ)な思春期の少年のように想いを秘め、ただ彼女を見つめていた。しかし、平凡ではなかったのはその女子が部長と不倫していたこと――。不純な恋に張り巡らされたオフィスの危険な罠。前島香織を惑わせ乱れさせ、東雲遥斗を狂わせ陥れた真の黒幕――小野幸哉。小野はいかに香織を愛し、いかに想いを黒く染めていったのか。香織と東雲が愛し合うに至った裏側で起きていた愛憎劇とその愛の昇華。「罠」の真相から始まる「Perfect Crime」番外編!
Perfect Crime : 21
香織への恋心を抱く小野。しかし、香織と冬木部長の不倫関係を知ってからは、心に秘めるだけの恋だった。ただ香織の幸せを願って。そんなある日、小野の前に新人の加藤千夏が現れる。派手な容姿で男性社員を虜にしていく千夏。残業の夜、暗いオフィスで千夏は小野を誘惑、ふたりはカラダだけの関係でつながることに。そんなある日、香港支社から東雲遥斗が異動してきた。東雲の一方的な憎しみから始まった香織と東雲の関係は次第に深まり、香織は冬木との関係を断ち切る。それを目の当たりにした小野の心は黒く染まっていく。そして、小野の心の隙間に入り込んだ千夏は香織と東雲の関係を壊すべく暗躍してゆく――。
Perfect Crime : 22
小野は香織と東雲の関係を壊すべく、千夏とともに計略をめぐらす。黒い願望は成就するが、その裏でひとつの愛が着実に深まっていた。それは千夏の小野への想い。その想いはついに制御を失い会社にも香織にも打撃を与えるトラブルへと発展する。そして小野も千夏の真の想いを知ることになる。東雲の香織への、香織の東雲への、そして千夏の自分へのまっすぐな愛を知れば知るほど、自分のような最低な人間に千夏に愛される資格はないと考える小野。千夏は別の男と幸せになればいい――そう考える小野の前に、一人の男が現れ、デザイン部に嵐を巻き起こすことになる……。
Perfect Crime : 23
香織と東雲の関係を壊すためにあの手この手と罠を仕掛ける小野。もはや恋心とは程遠いどす黒い感情に支配された小野の傍らには常に千夏の姿があった。東雲との間にあったわだかまりが溶け、次第に自分で自分を縛った恋から抜け出しつつあった小野は、千夏の本当の気持ちに気づく。しかし一歩踏み出すことができない。そんな時千夏に一目ぼれした橋本が「部長がいらんのやったら千夏は俺がもらう」と小野に言い放ち・・・? 本編では描かれなかった罠の真相と小野の恋を描いた「Perfect Crime」番外編。
Perfect Crimeの情報の提供お待ちしてます!
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大手広告代理店で働くデザイナーの渡瀬佐代は、身に覚えのない上司との不倫を告発する怪文書をばらまかれ退職を余儀なくされてしまう。そんな時、佐代は新進のデザイン集団<アンロック>のCCOの橘修人からヘッドハンティングを受ける。返事で転職を決めた佐代だが、オフィスで会ったCEOの神楽総二郎は佐代の顔を見るなり「この女はうちに相応しくない。帰れ」と嫌悪感をあらわにする。橘の口添えで入社を許可された佐代に神楽は無理難題を押し付けてきた。なんとか神楽に認められようと懸命に働く佐代だったが、佐代を見る神楽の瞳の奥には憎しみと悲しみが宿っていた…。次第に距離が近づく佐代と神楽。神楽が時折見せる優しさに佐代は少しずつ神楽に惹かれていく。しかしその優しさすら神楽の「罠」だった。佐代が手に入れようともがく「愛」は、「偽りの愛」だった。神楽が抱く「憎しみ」とは? そして佐代もまた、長い間「心の重し」を抱いてきた。二人が心に抱くものが交差するとき、本物の愛憎劇がはじまる――。謎に包まれた復讐と純愛の物語。※分冊版1~3収録
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大手広告代理店で働くデザイナーの渡瀬佐代は、身に覚えのない上司との不倫を告発する怪文書をばらまかれ退職を余儀なくされてしまう。そんな時、佐代は新進のデザイン集団<アンロック>のCCOの橘修人からヘッドハンティングを受ける。以前から憧れていた<アンロック>からの誘いに二つ返事で転職を決めた佐代だが、オフィスで会ったCEOの神楽総二郎は佐代の顔を見るなり「この女はうちに相応しくない。帰れ」と嫌悪感をあらわにする。橘の口添えで入社を許可された佐代に、神楽は無理難題を押し付けてきた。なんとか神楽に認められようと懸命に働く佐代だったが、佐代を見る神楽の瞳の奥には憎しみと悲しみが宿っていた…。次第に距離が近づく佐代と神楽。神楽が時折見せる優しさに、佐代は少しずつ神楽に惹かれていく。しかしその優しさすら神楽の「罠」だった。佐代が手に入れようともがく「愛」は、「偽りの愛」だった。神楽が抱く「憎しみ」とは? そして佐代もまた、長い間「心の重し」を抱いてきた。二人が心に抱くものが交差するとき、本物の愛憎劇がはじまる――。謎に包まれた復讐と純愛の物語。
あなたを、呑む。

あなたを、呑む。

男性恐怖症のOL、雫。彼女には誰にも話せない暗い過去があった。激しいDVを受けながら一人の男を愛し続けた過去。ことあるごとに襲うフラッシュバック。トラウマに捉われ委縮して生きていた。そんな雫に事情を知らない親友の麻里奈が彼氏の同僚・香坂と引き合わせるが、香坂はそんな雫に「つまんねぇなら帰りたいって言えよ。お前が帰らないなら俺が帰る」と冷たく言い放ち、その場をあとにする。無表情で冷徹な男との「最悪の」出会い。けれど、本当は誰よりも心優しい香坂は次第に雫を支え寄り添う存在になっていく。そう、これは「運命の」出会いだった――。電子単行本限定描きおろしイラストつき。 ※分冊版1~4巻を収録
ワケありなふたりの恋煩い ~両片想いがこじれたら~

ワケありなふたりの恋煩い ~両片想いがこじれたら~

「やっとおまえとひとつに繋がれる…」抑え続けた想いはもう耐えきれないぐらい膨れ上がって…!切なさと愛しさがあふれてとろける、デジタル限定アンソロジー!!カバーイラスト:逆月酒乱収録作品:★月島綾『白木くんの求愛が激しい』★小此木葉っぱ『官能小説家がセックスをしない理由』★芹澤ナエ『新婚さんのワケあり初夜事情』★ミヅタナシコ『結婚適齢期の恋愛事情 ~私に恋をくれた人~』★長谷河樹衣『旦那様は甘くて激しい海の男』★ただすぎ『1.5回目のプロポーズ 私は鈴木部長と結婚したいんです!』
偽装婚約は恋のはじまり (単話)

偽装婚約は恋のはじまり (単話)

自分を変えたい。慎重に選んだつもりの夫に捨てられ、ジョージアはそう強く思った。姉が出産するため、アイルランドに来た彼女は義兄の親族ショーンとふたりきりになってしまう。航空会社CEOで気おくれするほどハンサムな彼には近づかないようにしてきた。でも、情熱的な瞳に見つめられ、決心する。先のことなんて考えず、“今”を楽しめる女性になるのよ。甘いキスを受け入れ、一夜をともに過ごす。体の関係だけのつもりが、偽のフィアンセを演じることになり…!?
この世に一つだけの宝石 (単話)

この世に一つだけの宝石 (単話)

「ドラッグの疑いで逮捕します」身に覚えのない容疑で留置場に送られたアナ。スーパーモデル逮捕のスキャンダルは一夜にして全世界に報道された! 専属をしているダイヤモンド会社のCEOバスティアンが20万ポンドもの保釈金を支払い、アナはようやく解放される。だが、彼の瞳は冷たく、無実など信じていないようだった。しかたのないことだわ。16年前、アナの母は彼の父と不倫をしていた。初恋の彼にとって私は家庭を崩壊させた身勝手な女の娘でしかないのだから。
家なき王女が見つけた恋 (単話)

家なき王女が見つけた恋 (単話)

母を亡くし、天涯孤独となったココはベビーシッターとして働くことになる。赤ちゃんの父親ベンジャミンは大牧場を経営するシングルファーザー。屈強な肉体をもつ彼に何かと気遣われ、ココはほのかな恋心を抱いていく。そんなある日、家を訪ねてきた男性にココは驚愕の事実を告げられる――「あなたはシャンテイン公国の王女なのです」まさか平凡な私が!? 兄姉に会ってみたい、でも…。迷うココに、ベンジャミンはフィアンセとして同行しようと言いだし!?
さよならの嘘 (単話)

さよならの嘘 (単話)

私は結婚も妊娠もしないと誓い、恋をあきらめて生きてきた――。助産師クレアは母が難病と診断された日から、仕事と看病に専念してきた。そんな彼女の生活は魅力的な医師キャンベルと出逢った日から一変する。豪華なプレゼント、デートの誘い。好意を隠そうともしない彼を拒みつづけてきたが、たった1度、めくるめく過ちの夜をともにしてしまう。彼への愛に目覚め、それまでクレアが必死に築いてきたすべてが変わってしまった。ただひとつ、悲しい秘密をのぞいて。
二番目のオトコ

二番目のオトコ

「私、あなたと暮らした5年間、一度もイケなかった」―― 親友に夫を奪われ離婚した葵。ある夜、飲み屋で偶然出会った月島に唇を奪われ、初めての感覚に戸惑う。一方、後輩の桐生とは身体だけの関係を続けていた葵だが、そこに愛はないはずだった。桐生と月島の間で揺れる葵は、徐々に甘い罠にはまっていく――。
恋愛後遺症

恋愛後遺症

愛があれば… なんて綺麗事。欲しいのは極上の身体だけ。過去の事件への自責の念。その苦しみから逃れるために行きずりの男に抱かれ、その思いを忘れずにいるために心と身体を切り離す。まるで自分へ罰を与えるように、荒れた生活を送る高野奈緒。そんな地獄の日々を送る奈緒の前に、かつて彼女の心を見抜き、身体の関係を結んだ男がニューヨークから帰国した。「オマエが欲しいのはずっと俺、だろ?」複雑に絡み合う人間模様。真実の先にあるのは裏切りか、それとも愛か。心は拒んでも、この身体は…── アイツ以外を欲さない。奈緒の止まっていた時間が静かに動き始める。
Hundred Days~100日間で俺のものにします~ 分冊版

Hundred Days~100日間で俺のものにします~ 分冊版

「100日間で俺のものにしますから」映美の部下で、仕事の右腕で、容姿は会社ナンバーワンだけど、会社一の軽薄男、瀬那川から突きつけられた挑戦状!! 確かに私は4年もセックスしてない干物女だけど、キャリアウーマンの私の辞書に「負け」なんて文字はない!! 果たして軽薄男は干物女を落とせるのか!? 直属の楠田部長は「本当に100日、1日も欠かさず通いとおしたら、瀬那川ちゃんとセックスしてあげたら? 映美ちゃんだって、もう何年もしてないでしょ?」図星なだけに、それは何も言い返せないけど。だって瀬那川だって、一緒に仕事をしてもうじき5年。本気で口説くつもりなら、今までだってチャンスはあったはずだし。っていかう他の女子社員口説いてたし。絶対遊びに違いない!!
Fake

Fake

「心では危険だとわかっているのに、彼の放つ甘い香りに溺れてしまう……―― たとえこの日常の全てが、まがいものだったとしても……」デザイン事務所に勤める原沢佳奈は、帰り道、突然何者かに襲われそうになったところを、同じマンションに住む市倉誉に助けられる。運命を感じた佳奈は、優しく誠実な誉にしだいに惹かれていくが、自分のことをあまり話さない誉は、時折影を見せて……。一方、22年前に、佳奈の住む街の近くの「観音山」で事故死した少女の事件について、コラムや動画が頻繁に更新されるようになり――。動き出した罠。絡み合う嘘と恋。「何が嘘で何が本当なの……?」22年前の「ある事件」が、悪戯に5人の男女を引き寄せる、大人の恋愛ミステリー。
Second Partner

Second Partner

離婚を経験したら、二歩目なんてなかなか踏み出せない────。5年前の離婚で、傷付いた葵。後輩の桐生智樹とは、カラダだけの付き合い。それが楽だし、それだけでいいと思ってた。あの人が現れるまでは────。
Hundred Days~100日間で俺のものにします~

Hundred Days~100日間で俺のものにします~

「100日間で俺のものにしますから」映美の部下で、仕事の右腕で、容姿は会社ナンバーワンだけど、会社一の軽薄男、瀬那川から突きつけられた挑戦状!! 確かに私は4年もセックスしてない干物女だけど、キャリアウーマンの私の辞書に「負け」なんて文字はない!! 果たして軽薄男は干物女を落とせるのか!? 直属の楠田部長は「本当に100日、1日も欠かさず通いとおしたら、瀬那川ちゃんとセックスしてあげたら? 映美ちゃんだって、もう何年もしてないでしょ?」図星なだけに、それは何も言い返せないけど。だって瀬那川だって、一緒に仕事をしてもうじき5年。本気で口説くつもりなら、今までだってチャンスはあったはずだし。っていかう他の女子社員口説いてたし。絶対遊びに違いない!! ※1話~4話を収録。
Immoral

Immoral

加瀬樹里はシステム開発会社で働くSE。社内でも一目置かれ、企業家の彼氏・優作とも安泰で、公私ともに順風満帆だと周囲からは思われている。しかし樹里自身は、どこか冷たく淡泊な優作の態度に、不安と不満を抱いていた。そんな中、職場の打ち上げで酔いつぶれた樹里は、後輩の俺様男子・青山慧と酔った勢いで肌を重ねてしまう。女遊びが激しく生意気な慧とはぶつかり合っていたはずなのに、はじめての快感が忘れられなくて……。いけないと分かっていても止められない思い…。誰にも言えない背徳の恋の結末は…? それぞれの想いが交差する、オトナのラブストーリー! ※第1話~第4話を収録。