65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだと……。心を騒ぎ立てる波に誘われ、65歳、映画の海へとダイブする!!
創作という名の波
天然系女子高生が放つ、邦画プレゼンという名の暴力――!! 邦画が好きで好きで、人に薦めずにはいられない!! そんな少々ハタ迷惑な性分の女子高生・邦キチこと邦吉映子が、この度「映画について語る若人の部」に晴れて入部!! 唯一の部員として部長の洋一を相手に、少々マニアックな邦画(一部例外アリ)をひたすらにプレゼン! プレゼン!! プレゼン!!! その視点、その愛情、その圧力。全てにおいて規格外!! 本邦初の邦画プレゼン漫画、誕生!!
邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さんの感想 #推しを3行で推す
表現の自由を侵す権力と闘う映画人たち 第二次大戦後。ソ連とアメリカ、二大大国の冷戦が始まった。ソ連の力に強い脅威を感じた米国右派の政治家は世論の喚起を狙って、共産党員および共産党シンパと見られる人々を厳しく排除した。この赤狩りの陣頭指揮を取るFBI長官・エドガー・フーヴァーは、当時の娯楽の王であった映画界にいるアカを葬り去ることを宣言した。非米活動委員会(HUAC)による聴聞会が始まる。ハリウッドの映画人たちはこの権力の弾圧といかに闘うのか!?
ポンポさんは敏腕映画プロデューサー。映画の都ニャリウッドで日夜映画製作に明け暮れていた。ある日アシスタントの“映画の虫”ジーンはポンポさんから突然「この脚本は君に撮ってもらうから」と監督に指名され!?
「『コマンド―』と『ターミネーター』だけじゃシュワ愛が足りてねぇよ!」「ゾンビは歩いてこそゾンビだな」「スピルバーグの宇宙戦争は傑作だ!」「部屋で『ロッキー2』を見てたら走りたくなったんだ!」「『映画スイートプリキュア』は人気すぎてレンタルするのに2年も待った」くだらない、タメにならない、映画愛にだけはあふれたムダ話の数々。これが映画バカの青春だ!!
大人になるって、どうすればいいの? 親からすべての娯楽を禁止されて育った天羽秋音は、ドラマのキスシーンも観れないくらい、“刺激的”なものが少し苦手。高校生にもなったんだから、なんとか克服したい! と意気込むが、なかなか道は険しい。そんな中、映画オタクの冬峰と知り合い、15禁映画を観ることになり…!?
昭和初期、少女・小夜子は天性の歌声で人々を魅了する。自分の存在を「あの人」に知ってもらうため、いつかトーキー映画で歌いたいと願う。そんな少女に出会ったピアノの神童・浅海は小夜子の歌を「ヘタだ」と切り捨てて!? 少女の夢と恋が煌めく、歌姫誕生物語、開幕!!
30ン歳独身OL・木根さんの趣味は1人で映画を観ることと感想ブログ。映画愛がこもりすぎててこじらせちゃってる木根さんの生き様(笑)をみよ!ターミネーター、スター・ウォーズ、バッドボーイズ2バッド…、濃いラインナップ揃ってます♪
初めての一人暮らし、初めてのアルバイト、初めての恋愛――。映画をあまり知らないままレンタルビデオ店でのバイトを始めた大学1年生の藤田奈緒(18歳)は、店長の奥田一平(42歳)から毎週水曜日におすすめの作品を教えてもらうことになった。一緒に観ていくうちに、徐々に縮まる心の距離。彼が教えてくれたのは映画鑑賞のおもしろさと初めての恋。
映画大好きな少年・熱川鰐人は、高校デビューで映画に出てくるような熱い青春を送ることを決意する。…のだが、学園一の変人が集まる映研(通称:死ね部)のトラップに引っ掛かり…!?
花さん可愛いマンガかと思ったら…真のヒロインはこの中にいる!
かつて、日本には破天荒で魅力に溢れたスターがいた……伝統芸能の家に生まれながら映画界へ、苦難と工夫の果てに一世一代の「座頭市」という役を作り上げる。その人気に飽き足らず自ら映画製作に乗り出して……昭和の映画・TVの世界で常に話題を巻き起こし人気を沸かせた異端の巨星「勝新太郎」。いままで語られていなかった秘話を交えながら昭和の風雲児の姿を余すところなく描き尽くす異色のドキュメンタリー、ここにスタート!!!
久しぶりに読んでステキ!と思えた作品でした。 『生き方上手』の故・日野原重明先生経由で知った、 哲学者マルチン・ブーバーの言葉 「人は創(はじ)めることを忘れない限り、いつまでも老いない」 が、ステキな言葉だなとずっと思っていたので。 本作の主人公も65歳という年齢ながら映画をつくるために大学に入りなおすとか、人生100年時代にふさわしくステキでした。 自分のやりたいことに気づく瞬間や、実際に動き出すために必要な環境が整っているタイミングとかは、人それぞれですもんね。 特に、そのきっかけになった海(カイ)という美大生の一言 「今からだって死ぬ気で映画作ったほうがいいよ」 の発言はシビれました。 年齢や性別とか関係なく、同じ創り手として同じ目線で主人公に言い切る姿はホント格好よかったです。 年老いた老人に、冷水と嘲笑することなく、 何か新しいことやったほうがいいよ、なんて中々言えないよなぁと。 この二人でどんな映画をつくり、どういう関係になっていくのか凄く楽しみです。