WEB漫画舐めてました。鳥肌が立ちました。ポップな見た目からキャラと雰囲気だけと侮ってはいけません。
 この短い全1巻に職業クリエイター物語としての完結したストーリーが詰まっており、さらに映画マニア的エッセンスが登場人物やストーリーに深みをもたらしているように思います。クライマックスの見開きで鳥肌が立ち、最後の一コマで目頭が熱くなりました。

 あとは月並みですけど、やっぱり映画が見たくなりましたね。ゴッドファーザーやニューシネマパラダイスなど多くの人が見たことありそうな名作を取り上げつつもコアな話もしてくれるので色々漁ってみたくなります。なかでもキャラ紹介で触れられた日本のアニメ映画3作まだ見たことないので配信あればいいなぁ

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MA・MA・Match

映画『怪物』みたいな構成の話だった

MA・MA・Match
mampuku
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いい意味で誤解や異説の飛び交いそうな、多層構造のストーリーだったように思う。 主人公の一人である芦原(母)は、生意気な息子とモラハラ夫を見返すべく、息子の得意なサッカーで勝負を挑む。 前半は、ママさんたちが友情や努力によって青春を取り戻しながら、悪役(息子と夫)に挑むという物語で、この悪役というのがちょっとやり過ぎなくらいのヘイトタンクっぷりなのだ。その場限りのヘイトを買うキャラクターは、ヒーロー役の株を上げるための装置として少女漫画では常套手段だ。だが『マ・マ・マッチ』はそういう物語ではないため、話はここで終わらない。 後半は時を遡り、息子と夫の目線で描かれ直す。母目線ではイヤ〜な輩にしか映らなかった彼らにも彼らの言い分や考えがあったのだと明かされる。 真っ先に私が思い出したのが、是枝監督の映画『怪物』の主人公の一人、安藤サクラさん演じるシングルマザーの早織である。 息子が教師に暴力を振るわれたことに抗議するため学校に乗り込むも学校側からぞんざいな対応をされ不信感を募らせる早織。その後教師や子供など、さまざまな視点が映し出されることでやがて全体観が像を結ぶ。 『マ・マ・マッチ』でも、後半部分を読んだあとに最初から読み返すと些か感想が変わる。息子や夫がイヤな奴らとして描かれているのは確かだが、先入観によって印象が悪化していたのも事実だ。なにより、序盤に出てくる夫のコマは母を嘲弄するような不快なものだったが、そもそもこれは芦原母の回想であり主観だ。その後実際に登場する夫は彼女と衝突こそすれ至って真面目だ。 つまり、それぞれの立場から不満を抱いたり譲れない部分でぶつかり合いながら、逐一仲直りしたり折り合いをつけているのだ、という話に畢竟見えなくもない。悪者退治という少女漫画にありがちなフォーマットで導入を描いて入り込みやすくしておいて、後半の考えさせる話でモヤモヤさせる。末次由紀先生、さすがの巨匠っぷりを見せつけた怪作だ。

テセウスの船

どちらかというと『テセウスの船』というより『動的平衡』じゃない?

テセウスの船
mampuku
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時間遡行をして人生をやり直したとしたら、それは本当に同一の自分といえるのか?という問いを有名なパラドックス「テセウスの船」になぞらえたタイトルだ。 ストーリーに関しては論理的整合性や感情的整合性においてやや粗い部分も感じられたもののサスペンスとして緊張感もあり、ラストは新海誠監督『君の名は。』のような美しい締め方だったし概ね面白かった。 ただ、タイトル『テセウスの船』がイマイチストーリーにハマっていない感じがした。 どちらかといえば「動的平衡」のほうが比喩としてしっくりくるのではないだろうか。 「動的平衡」とはシェーンハイマーの提唱した概念であり、日本では福岡伸一氏による著書『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』で有名になった言葉である。“生命”とは、取り込まれ代謝されていく物質、生まれ変わり続ける細胞どうしの相互作用によって現れる“現象”である、という考え方だ。 主人公の田村心は生まれる前の過去に遡り、そこで巻き起こる惨劇を阻止することで、その惨劇により自身に降りかかった不幸な運命を変えようと奮闘する。作品では、過去を改変して自らの人生を曲げようとする一連の試みをテセウスの船にたとえているが、やはりピンとこない。作中、田村心は殺人事件を未然に防ぐため凶器となった薬物を隠したり被害者に避難を呼びかけたりするが、その影響で心の知る未来とは異なる人物が命を落としたり、結果的に大量殺人を防げなかったばかりか予想だにしなかった事態を招くことになる。 この予測不可能性こそがまさに動的平衡そのものって感じなのだ。生命体は、船の部品のように壊れた部分を取り替えれば前と変わらず機能する、ということにはならない。ある重要なホルモンの分泌に作用する細胞を、遺伝子操作によってあらかじめ削除してしまったとしても、ほかの細胞がそのポジションを埋めることがある。これは心が殺人事件の阻止に何度も失敗したことに似ている。思わぬ不運や予想しない死者が出てしまったのも、脚のツボを押すと胃腸の働きが改善するなどの神経細胞の複雑さに似ている。 船は組み立てて積み上げれば完成するが、生命は時間という大きな流れの中で分子同士が複雑に相互作用しあうことで初めて現象する。『テセウスの船』での田村心の試みは人生あるいは歴史という動的平衡に翻弄されながらも抗う物語だったのかもしれない。

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映画大好きポンポさん the Omnibus

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敏腕映画プロデューサー・ポンポさんが行きつけのダイナー。そこは風変わりで有能な映画人たちのたまり場。女優業のかたわらここで働きはじめたナタリーも交えて、いつも映画の話に花が咲く。ある日ポンポさんのスタジオの倉庫整理をしているとき、「ペーターゼン」と書かれたディレクターズチェアが出てきた。ポンポさんの祖父ペーターゼンは伝説のプロデューサー、しかし一度だけ映画の監督をしたことがあるという。ペーターゼンフィルム設立となったニャリウッド“伝説”の物語がポンポさんの口から語られはじめる――。

映画大好きカーナちゃん NYALLYWOOD STUDIOS SERIES

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いまやスターとなった親友のフラン先輩。それと比べて自分は……? そんなガサついた気持ちで日々を過ごすカーナは、ある日事故に巻き込まれた映画の科学考証家・デュラントと出会う。「最高のSF映画をつくりたい」そんな彼の夢と彼が書いた脚本を利用して、カーナは自分がヒロインになることを条件に、ペーターゼンフィルムのプロデューサー・ポンポさんの元を訪ねるのだった――。「映画大好きポンポさん2」そして「映画大好きフランちゃん」後のニャリウッドで、再び創作の狂気が覚醒する!

リトルラボ

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上本るるはどこにでもいるイチゴプリンが大好きで勉強が苦手な普通の女の子。たったひとつ超天才なお姉ちゃんがいることを除けば…。ある日、お姉ちゃんが米国と共同で開発中だった人造兵士たちが突如武装蜂起。お姉ちゃんのたっての願いで反乱を阻止するため単独で大規模破壊を可能とする戦闘服を着装し、るるちゃんはひとり戦場に降り立つ。迫りくる暴虐の荒波に神すら慄く破壊の力を開放してるるちゃんは今、ひかり輝く――!!『うえぽんるるちゃん』より鮮烈にデビューした新進気鋭の作家、杉谷庄吾[人間プラモ]が放つ近未来系SFマンガ傑作短編集、第1弾!!新たな時代に誘われて颯爽と登場!!他、近未来レスキュー作品『SQUAD5+5』と今回の単行本用に描き下ろした短編作品『32歳独身アニオタがトラック転生したらなぜか惑星探査機の相棒になってしまって天文学の発展に貢献しちゃったのだが』計3本収録!!

【単話売】うえぽんるるちゃん

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上本るるはどこにでもいる小学6年生のはずだった。中3で天才的なIQを持つ姉に翻弄され何故かネバダに転送させられてしまう。姉の指示で人間兵器に変身してるるは敵対意志をもつ人工生命体スプーキーたちと戦うことになるのだが--!?(この作品は「リトルラボ1」に収録されています。重複購入にご注意ください。)

【単話売】32歳独身アニオタがトラック転生したらなぜか惑星探査機の相棒になってしまって天文学の発展に貢献しちゃったのだが

【単話売】32歳独身アニオタがトラック転生したらなぜか惑星探査機の相棒になってしまって天文学の発展に貢献しちゃったのだが

32歳営業職の佐野誠はふとしたキッカケでトラック転生してしまう。気がついたら何故か土星探査機カッシーニの相棒となって宇宙旅行へ。金星や木星でのスイングバイを繰り返して土星を目指すことになってしまったのだが…!?(この作品は「リトルラボ1」に収録されています。重複購入にご注意ください。)

【単話売】SQUAD5+5

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遠くない近未来。最高の救助隊員を育成するレスキューアカデミアではロボットを相棒として様々な状況下での訓練に日々明け暮れていた。相馬守人たち新米訓練生も例に漏れず日々来る日に備えて訓練していたのだが――!?(この作品は「リトルラボ1」に収録されています。重複購入にご注意ください。)

猫村博士の宇宙旅行

猫村博士の宇宙旅行

2028年、学生時代に得た天啓に従い猫村博士は『空間跳躍船ピカトリクス号』を建造する。宇宙の果てを目指し10年越しの夢、宇宙の真理の探究(建前)と宇宙美女ハーレム計画(本音)を抱いて、月で出会った天文学者ピョン助、火星のオーロラ姫、船体操作用端末ロボットポピ子と共に今、太陽系の外へ旅立つ――。 WEBコミック界に綺羅星のごとく現れた新進気鋭の作家、杉谷庄吾[人間プラモ]が放つスペース・アドベンチャー開幕!!

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