佐々田は友達
フェンスの向こうのきみへ。茶畑高校に通う高橋優希。人生はパーティーチャンスの連続で、楽しむことが大好き。同じく茶畑高校に通う佐々田絵美。カナヘビとカマキリが大好きで、自分自身の形がまだはっきりしない16歳。クラスの一番遠くにいた二人が、ある日の放課後、偶然出会って?「くさくさしていた高校時代の思い出が、もしかしたらそんなに悪いものではなかったのかも。と思い直せるような、そんなマンガ」コナリミサト(「凪のお暇」)も絶賛の第1巻!
夕暮れへ
ベテラン作家の埋もれていた名作短編が待望の復刊! 現在入手困難となっている『片々草紙』(1992年/話の特集刊)から8作品、また近作2本(「アックスVol.108」「キッチュ 3.5号」)を収録。 普通に生きる人々の人間味溢れる物語を飾ることなく描き、また近作では最後まで枯れることのないあからさまな人間の煩悩を、著者自身も長年経験した介護の現場を舞台に、圧倒的な画力と巧みな人物描写で描かれたドラマは絶品! 恋愛、夫婦関係、介護、孤独な老人、と重たくなりがちなテーマを、気取らず自然体で、善も悪も平等に織り交ぜて描く事の出来る著者は日本マンガの歴史においても貴重な存在。2017年12月より「ビッグコミックオリジナル増刊号」にてシリーズ連載『ぼっち死の館』を開始、と70歳をすぎてもマンガ表現にさらに磨きがかかる齋藤なずな、久々の作品集です。 収録作品 「夕暮れへ」「沖の稲妻」「インコの神」「ドッグフードを買ってお家に帰ろう」「カウントダウン」「螺鈿の舟」「銀杏」「スカートの中」「トラワレノヒト」「ぼっち死の館」
コミケ童話全集
「魔法が解けたので、新刊落ちました」(シンデレラ) ツイッター席巻! あの「コミケ童話」が単行本に! 童話の主人公たち(?)がコミケをめぐって繰り広げる、抱腹絶倒オタクコメディ!WEBで人気絶頂!!累計閲覧数6000万突破(2017年11月時点)第3回「次にくるマンガ大賞」WEB部門第10位!「鶴の恩返し」「三匹の子豚」「金の斧銀の斧」…オタクのリアルな生態を童話でひもとく話題のマンガがついに書籍化!描下ろし40ページ以上! あの「石油王の漫画」の続きも読める!コミケ・オタク用語解説も
櫻井いちこ(29)は、飲み会で会って以来気になっていた男子・早乙女(23)に、偶然遭遇。『話しかける?話しかけない?』『押してみる?引いてみる?』いちこの脳内ではめくるめく会議が繰り広げられ――?怒涛の新感覚ラブ・パニック、開幕!
IS(アイエス)
「IS(インターセクシャル)」確率として、2000人に1人。「性」というデリケートな壁を前に、声も出せず震えている“私たち”を知ってください――。《CASE1:ヒロミ》戸籍の性別は空欄のまま。女として育ったけれど、“フツウ”と違う身体。「一生恋愛できない」と思っていたヒロミに、同僚から突然の告白が。身体のこと、好きな人に知られたら……!?/《CASE2:竜馬(りょうま)》17歳の夏、僕の身体は“女性化”しはじめた――。自分らしく生きるため、カミングアウトをするのだが……!?
霧尾ファンクラブ
女子高生・三好藍美と染谷波には、気になる人がいる。それはクラスメイトの“霧尾くん”。友人でありライバルでもある二人の話題は、いつも彼のことで持ちきり。“霧尾くん”の学ランを奪い合ったり。“霧尾くん”を夢に出すため、謎の儀式をしたり。“霧尾くん”とのデートを妄想したり。ラブまではたどりつけそうにない二人の日常を描く、一方通行ラブコメディ第1巻!
【描き下ろしマンガを新たに収録!!】一度結婚に失敗している真実には周りに理解されない願望がある。結婚も恋愛もいらないけど、必要な時だけ一緒にいてくれる男が欲しい!案の定、中学の同窓会でその話をしても、友人たちからは大ブーイング。しかし、今までほとんど接点のなかったイケメン中村が共感してくれた!中村も同じバツイチで、同じように“彼女でも、妻でもない女”を求めていると知った真実は一大決心をする。“ふつうだから”に流されて、生きるのはもうやめた。社会の圧力に生きづらさを感じるアラフォー女子が相棒を見つけて人生をリスタートする、現代サバイバルストーリー。【本作品は「バツイチ2人は未定な関係」第1~5巻を収録した電子特装版です】【恋するソワレ+】
うさぎドロップ
案外、この世界も悪いもんじゃないって。りん、君はしっているかい―――?祖父の隠し子・りんを育てることになったダイキチ。6歳児と30男が繰り広げる、なごみ系ちぐはぐLIFE。
不思議な学生寮「ともきんす」に暮らす〈科学する人たち〉朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹……彼らが遺した文章と一組の母娘の出会いを描く、高野文子11年ぶりの新作コミック。
ブランチライン
【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】『プリンセスメゾン』の池辺葵、心の最深部に触れる最新作! 4姉妹と母。女たちが抱く罪悪感と宝物。アパレル通販会社で働く4姉妹の末っ子・仁衣。喫茶店を営む三女・茉子。役所勤務の次女・太重。シングルマザーの長女・イチ。そして、実家を一人で守る母。今はそれぞれ離れて暮らしているが、女5人で育てた長女の息子・岳は、皆にとっての宝物だ。けれど、岳にとっての女たちは、いつも正義であっただろうか――? あなたにもきっと、思い当たる感情がある。だからこそ、この物語はあなたの呼吸をふっと軽くする。池辺葵が紡ぐ様々な世代の女たちと家族のあり方について。
恐らくご自身と同年代を主人公に描かれているので、新しい作品になるほど登場人物も年を取り、内容も「老い」や「死」についてが中心になりますが、表現する力はよりイキイキとしているように感じます。 どの作品もまるで存在したかのようにリアルな人物描写なので、ストーリーというよりも人生を読んでいるようです。年齢や境遇によって読後の感想も変わると思うので、次に読み返した時に自分が何を思うのかも楽しみです。