くらもち先生の自伝「くらもち花伝 メガネさんのひとりごと」を読んだのですが、かなり精神的につらい時期もあったけど「天然コケッコー」は描けば描くほど癒されていく不思議な作品だったと語られていました。読者としても感慨深いですね。
絶対に面白いってのは分かってるけど何となく読むタイミングを逃してた名作。
驚いたのは最終回だった。私はてっきりそよちゃんと大沢君が高校の卒業式を迎えて、二人の進路がどうなるかまではっきり描いてるんだと思ってた。実際は高校2年生の夏休みが終わって、新学期になっても東京から帰って来なかった大沢君が村に戻ってきて、子供達みんなで海に行くシーンで終わる。
自分は何て無粋だったんだろう。これ以上ない終わり方だなぁと思う。大沢君が戻ってきてくれたこと、みんな村のことが好きだということ、ここで終わることによって、読者の中で天然コケッコーの世界はずっと続く。この先も色んなことが起こるだろうけど、変わらない人柄と健やかな暮らしぶりが想像できる。物語は無限になる。
恋愛とか青春って言葉だけでは収まらない。想像してたよりもずっと面白かったです。
くらもち先生の自伝「くらもち花伝 メガネさんのひとりごと」を読んだのですが、かなり精神的につらい時期もあったけど「天然コケッコー」は描けば描くほど癒されていく不思議な作品だったと語られていました。読者としても感慨深いですね。
そよの住む小さな村に東京から大沢君が転校してきた。都会育ちの彼に村を気に入ってもらおうと、そよ達は気苦労の日々。でも大沢君はいたってマイペースで…。きらめきの田園ライフ!
そよの住む小さな村に東京から大沢君が転校してきた。都会育ちの彼に村を気に入ってもらおうと、そよ達は気苦労の日々。でも大沢君はいたってマイペースで…。きらめきの田園ライフ!