ネタバレ

この漫画すごいよくできてる。面白かった。

まず、理由はわからないけどとにかく妻に無視され続けている夫の視点で進む(無視以外はいつも通り)。何かしでかしたんだろうと思いつつ、決定的な原因はわからないまま、無視され続ける生活が続く。それが、最初は1〜2週間程度だったのが最終的には何と「6年間」もその生活が続きます。信じられない。怖い夫婦だ。
夫は妻に怯え、家にいても息が詰まる。心の支えは地下アイドルだけ。彼はついに(やっと?)限界を迎え、離婚を切り出す。そしてその時妻から6年ぶりに帰ってきた返事は……

「私はまだ、好きなのに?」

もう一度言う。信じられない。妻が、信じられない。怖い。怖すぎる。

そして妻視点に切り替わります。そこからがまた凄い!
今まで見てきたものは何だったんだ?と思うくらい、何もかもがひっくり返ります。妻がどうして夫無視に至ったかがわかり、そうだったのか…!!と天を仰ぎ泣きました(比喩)。

しかしいずれにしろ離婚不可避だろう。と思って読んでいたら、最後にこれまた衝撃(笑撃?)展開が。そうきたか…!!!既婚者の方は夫の立場で読んでも妻の立場で読んでも、面白がれないかもしれないけど、私はいい映画を一本見たような気持ちになりました。あー、面白かった。

読みたい
つまがくちをきいてくれません
妻が口をきいてくれません
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
さいごの恋

さいごの恋

累計23万部(紙・電子)のロングセラー『妻が口をきいてくれません』(第25回手塚治虫文化賞短編賞受賞)の著者が、独身中年女性の実像と心情に迫るコミック。西村清美46歳、教師、結婚歴なしの独身。忙しく仕事をするうちひとり暮らし歴を重ね、ろくに恋せず嫁がず産まずこの年齢に。この先もひとりで生きていくのだろうと思っていたところ、長年同居していた愛猫は旅立ち、更年期を迎えて体調が不安定となり、孤独な将来に不安を覚え始める。これまでひとりで一生懸命生きてきた自立した自分が好きだったけれど…。私の人生、これでよかったのか。これからも、このままでいいのか。そして、誰かを好きになったり好きになられたりすることも、この先一切ないまま一生を終えるのだろうか。ヨガ教室の知人は44歳で再婚し、ヨガの先生は高齢でも恋人の存在が。恋も結婚も考えていなかったけれど、「マッチングアプリ」に登録したことから、清美の日常にさざ波が立ち始める。

消えたママ友【タテスク】

消えたママ友【タテスク】

優しい旦那さんとお姑さん、かわいいツバサ君に囲まれてキラキラ幸せそうだった有紀ちゃん。そんな有紀ちゃんがある日突然姿を消した。保育園のママたちの間ではその話題で持ち切り。噂では有紀ちゃんは男を作って逃げたということらしい。有紀ちゃんとは仲良しだったはずなのに、何も知らなかった春香、ヨリコ、友子。しかし、みんなそれぞれに思い当たることがあった…。平凡な日常を襲った時間を巡って、ママたちがじわじわと自分たちの闇に気づいていく。これは、あなたの日常にも起こるかもしれない物語。

赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる

赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる

小さな息子を連れて、新しい街に引っ越してきた希(のぞみ)。隣に住む「理想的な家庭」の主婦、千夏(ちか)と家族ぐるみで仲良くなるが、じわじわと千夏への違和感を感じていく。おかしいのは私のほう?それとも千夏のほう?幸せな家族に見えても、心の黒い穴は埋められない。『消えたママ友』『今朝もあの子の夢を見た』『人生最大の失敗』を描いたイヤミス・コミックエッセイの第一人者、野原広子最新作、雑誌レタスクラブ連載に加え描き下ろし64ページオールカラーで構成。

今朝もあの子の夢を見た

今朝もあの子の夢を見た

『妻が口をきいてくれません』(第25回手塚治虫文化賞「短編賞」受賞作)の野原広子が、離婚後の家族に切り込む。大反響のウェブ連載を経て待望の書籍化。妻が書き置きのみを残し、娘を連れて家を出た――。山本タカシ、スーパー勤務、バツイチ、ひとり暮らしの42歳。離婚して10年、当時7歳だった子どもに一度も会えず、元妻とどこに住んでいるかも連絡先もわからない。この家族にいったいなにがあったのか。離婚後の家族の問題に切り込むコミック。

人生最大の失敗

人生最大の失敗

夫にとって、私と結婚したことが「人生最大の失敗」だったそうです。それはこっちのセリフだと、50歳を目前に離婚しました。独り身になってみてしみじみわかる、孤独と喪失と焦燥。数十年ぶりの独身生活に困惑しつつ、今日も自分を生かすため、働かなきゃなりません。離婚は未来を明るく照らす決断だったのか、それとも老後を棒に振る愚行だったのか…? --------------主人公エリコの真の「人生最大の失敗」とは、何だったのでしょう…。

消えたママ友

消えたママ友

第25回手塚治虫文化賞短編賞受賞!話題騒然のミステリーコミックエッセイ彼女たちの悩み苦しみ、不安や怒りや閉塞感は、「コミックだから」というチェイサー抜きで、読む者の心にしみ込んでくる。素朴で可愛いらしいキャラクターたちが見せてくれる迷走の心模様は、「あるある」と理解できるからこそ痛烈で痛切なのだ。―宮部みゆき(小説家)シンプルな線とかわいい絵の4コマが毛細管現象のように心の深い所まで入りこんでいく。ママたちの心の暗部をのぞきながら、いつの間にか読んでいるあなた自身の深層にも触れることになるのだ。野原さんの漫画はおそろしい。―江口寿史(漫画家/イラストレーター)登場人物それぞれの抱える問題を、現在と過去の時間軸で真相を暴いてゆく。その展開が絶妙で、漫画なのにまるでお芝居を見ているような感覚になりました。―手塚るみ子(プランニングプロデューサー)優しい旦那さんとお姑さん、かわいいツバサ君に囲まれてキラキラ幸せそうだった有紀ちゃん。そんな有紀ちゃんがある日突然姿を消した。保育園のママたちの間ではその話題で持ち切り。噂では有紀ちゃんは男を作って逃げたということらしい。有紀ちゃんとは仲良しだったはずなのに、何も知らなかった春香、ヨリコ、友子。しかし、みんなそれぞれに思い当たることがあった・・・。平凡な日常を襲った時間を巡って、ママたちがじわじわと自分たちの闇に気づいていく。これは、あなたの日常にも起こるかもしれない物語。【もくじ】1章 消えたママ友2章 有紀ちゃんを探せ3章 本当のことなんて話したりしない4章 ママ友がいない5章 つないだ手6章 本当の有紀ちゃん7章 あの日

娘が学校に行きません

娘が学校に行きません

いまやクラスに数名は不登校児がいる時代。明日はうちの子の番かも・・・?全国の迷えるお母さんたち、学校に行けない罪悪感の中日々をすごしている子ども達に、読んで、知って、笑って、少しでもラクになってほしい。つまづきから、少しずつ力を得て立ち上がり、やがて学校に通えるようになった娘と、焦り、戸惑いつつも一緒に歩んだ母との198日間の日々を描いた実録コミックエッセイです。

視点が切り替わった瞬間、全てがひっくり返るにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。