親のエゴで子供に難関校の受験をさせ、その影響で親子関係が悪化したり家庭内がピリピリしたり、ヒドいときは子供の人格を否定する様ないわゆる教育虐待を描くマンガはよくありますが、そんな中でもこのマンガの良さとして感じたものは、相当なプレッシャーや重圧などを抱えながらも受験する子どもたち本人同士で連携し、親の知らないうちに成長している姿が描かれるところでした。

友達とたくさん遊んだり様々な経験ができるはずだった小学校時代を受験に捧げ、時には大事な友人関係にも歪みが生まれ、受からなければそこで人生が終わるかのような価値観を押し付けられる。
中学受験って何のためにするのか?と根本を疑問視せざるを得ない、読んでいてしんどいものでしたが、最後は子どもたちの成長に清々しい気持ちにさせてもらえます。対して、大人は経験と情報を多く持っている分他人の目を気にして自分さえ良ければいいという自己中心的な生き物だなあと改めて感じるラストでした。総じて、めっちゃ面白い漫画です。

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大人は経験と情報を多く持っている分他人の目を気にして自分さえ良ければいいという自己中心的な生き物だなあと改めて感じるラストでした。

大人すべてが自己中心的な生き物では決してありませんよ…申し訳ありませんが、哀しく思いました。

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