主人公、北丘蒼太の口癖「なんも、なんも」を、地で行く終わり方でした。
正直、打ち切りで、収録されなかった話もあるのですが、このエピソードとトピックで終わって良かったのではないですか?と言う感じです。
『新・蒼太の包丁』の出発点が目指したのは、「2020年の東京オリンピックを迎えるにあたって、インバウンドに向けた、銀座ならではの料理と接客、おもてなしの心」がありました。まぁ、現実はご存知の通り。悲しいことに、そうはなりませんでした。
なので、2021年前後の掲載エピソードを含む、第4巻から壮絶に迷走します。まぁ、現実が大きく迷走している以上、噺もそれを避けられなかったのです。
前作から、相変わらず、富田さつきはクソ女のままですし、主人公、北丘蒼太は、なんであんなクソ女のことが好きなん??という気持ちと、赤瀬雅美の優しさと健気さが交差する!!と言う、読者にはつら過ぎ展開。やっと終わってくれて良かった、と言う気持ち半分です。
後、最終巻で、赤瀬雅美が里帰りした時、普段は丁寧で優しい口調の彼女が、ガチな岡山弁になるのが良かったですね。
北海道・静内で料理屋「きたおか」を営む家に生まれた北丘蒼太は、寂れた実家の店を立て直そうと修業のために上京する。そこで銀座の老舗料亭「富み久」の主人に見出され、厳しい板前修業を積み、やがて「富み久」の板長を任されるようになる。その後、料理修業の旅を経て東京・練馬に自分の店「富み久 カムイ」を持つ。あれから数年後の今、ついに蒼太が再始動! 2020年の東京五輪に向け「おもてなし」の真髄を突き詰める! 名作料理漫画、待望の復活第1弾――!
北海道・静内で料理屋「きたおか」を営む家に生まれた北丘蒼太は、寂れた実家の店を立て直そうと修業のために上京する。そこで銀座の老舗料亭「富み久」の主人に見出され、厳しい板前修業を積み、やがて「富み久」の板長を任されるようになる。その後、料理修業の旅を経て東京・練馬に自分の店「富み久 カムイ」を持つ。あれから数年後の今、ついに蒼太が再始動! 2020年の東京五輪に向け「おもてなし」の真髄を突き詰める! 名作料理漫画、待望の復活第1弾――!