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昭和の「特撮」+「ロボアニメ」大好きが!大爆発!大炸裂! …で終わらしたい!
直接的な引用では「ウルトラマン」、「鉄人28号」、「マジンガーZ」辺りなんですが、その派生でもある、「パシフィック・リム」や「エヴァンゲリオン」も少し入るかな。後、「地獄の黙示録」とか。
…男の子って、こういうの大好きなんでしょう?
数年前に、東京湾から突如現れ、江東区に上陸した巨大怪獣、レベル7の前には、自衛隊(?)の誘導気化爆弾もなすすべがなく、レベル7はまた東京湾へ戻っていった。 江東区は甚大な被害を受け、いまだに復旧できずにいる中、国家プロジェクトとして、レミファ1号/2号/3号を開発し、迫りくる怪獣を撃退していく。
ここら辺のメンバーが悲喜こもごもな日常を送ったりします。
この作者の作風なんですけど、登場人物それぞれが、とにかく空きあらばボケを入れてきます。 で、ツッコミ役もよく分からんリアクションで流したりします。
この作品は、そのよく分からんボケ/ツッコミの中にも、もうこの街が終わってしまう、と言う足音がヒタヒタと近づいていく様が合間合間に挟まれます。
ショウちゃんの「お父さん死んでずいぶん経つし慣れた」ってセリフは、先のレベル7上陸時に巻き込まれて亡くなったんだな、とか、街中でロボットと怪獣がプロレス(?)して、もっと街を壊してしまうことへの住民感情だったり、湾岸地帯から内陸部に疎開する世帯が大半になって、レミファ1号が通う学校のクラスも半分しか残ってなかったり、ヨウちゃんも来月には疎開してしまうし、5月に打ち上げ花火が上がるのも、もう住民が残っていないことの示唆、等々の残酷な描写が、この優しい筆致で描かれます。
だからこそ!後半40頁を使って描かれる、レベル7再上陸時での死闘は手に汗を握りますし、その終わりの切なさもまた良いものです。
(見開きのダイナミックさがマジ爽快なので、iPadか、PCのリーダー機能で読んで欲しい!)
たった78頁にしてこの読後感。 Kindle Unlimitedにも入っているので、読める人はぜひ読んで欲しいですよねー。
東京だけに上陸する怪獣の群れを迎撃するために作られた女子高生型巨大ロボットのレミファちゃん。彼女とパイロットの小学生ショウちゃんやクラスメイトとの日常を描きつつ冗談みたいな超巨大怪獣に立ち向かう姿を描いた少し切ないスーパーエンタテイメントロボットコメディ
東京だけに上陸する怪獣の群れを迎撃するために作られた女子高生型巨大ロボットのレミファちゃん。彼女とパイロットの小学生ショウちゃんやクラスメイトとの日常を描きつつ冗談みたいな超巨大怪獣に立ち向かう姿を描いた少し切ないスーパーエンタテイメントロボットコメディ