発展途上国の農業開発に携わる森野は世界各地を飛び回り、自然と人間の結びつきを取り戻そうとしていた。ODA(政府開発援助)の実際の姿や、自然問題を漫画とは思えないほどのリアルさで描いていく。原作は『MASTER キートン』勝鹿北星の別名義であるラデック鯨井。作画は『蒼太の包丁』の本庄敬。環境漫画の金字塔がここに初電子化!!
たとえばケニアの草原で、たとえばアマゾンの大砂漠で、たとえばニューヨークのダウンタウンで、地球と命のふしぎに向き合った少年の物語。 学研「5年の学習」2002年4号~2004年3号に掲載。子どもから環境ビギナーの大人まで楽しめる名作です。 海外編・国内編の2部構成★~原作:ラデック・鯨井より~ 「戦後まもなく生まれた私には、米進駐軍が憧れの全て。本は翻訳もの。その結果が『なんか妖かい!?』や『MASTERキートン』なのだろう。だが日本がアメリカ 並みになり私は喘息に。魚を手掴みした川はヘドロだ。なにか変だと、皆さんと考えるのが『マジンジラ』です!」 ★~作画:つやまあきひこより~ 「日本人と世界の国々の人々とのつながり、そして人間以外の生き物と人間のつながり…、地球表面の広がる「丸い空間」にボク達は住んでいるんだ、ということを想像しながら読んでもらえるととてもうれしいです。」
2000年頃の作品。政府開発援助(ODA)により、発展途上国の農業開発に携わる主人公を軸に環境問題を題材としたヒューマンドラマ。しばしば日本企業や日本人が悪として描かれ、読めば読むほど不都合な事実を知ることが多い。純粋まっすぐな少年期に読んだ事もあってか、この作品が掲げる思想にとても感銘を受けていた。特に、作中に登場する「シードボール」というアイデアが持つ可能性は素晴らしかった。誰でも簡単にできる方法で、粘土に種子を入れて団子を作り、それを砂漠に蒔いて緑化するというものだった。いつか本当にこれに近いアイデアが、世界の砂漠化問題を解決するんじゃないかと信じている…。原作は『MASTERキートン』の勝鹿北星(ラデック・鯨井)なのは後で知ったことだが、原作としてはキートンの次に手掛けた作品となる。キートンと同様、世界を舞台にした作品の視野はやはりとてつもなく広かった。
2000年頃の作品。政府開発援助(ODA)により、発展途上国の農業開発に携わる主人公を軸に環境問題を題材としたヒューマンドラマ。しばしば日本企業や日本人が悪として描かれ、読めば読むほど不都合な事実を知ることが多い。純粋まっすぐな少年期に読んだ事もあってか、この作品が掲げる思想にとても感銘を受けていた。特に、作中に登場する「シードボール」というアイデアが持つ可能性は素晴らしかった。誰でも簡単にできる方法で、粘土に種子を入れて団子を作り、それを砂漠に蒔いて緑化するというものだった。いつか本当にこれに近いアイデアが、世界の砂漠化問題を解決するんじゃないかと信じている…。原作は『MASTERキートン』の勝鹿北星(ラデック・鯨井)なのは後で知ったことだが、原作としてはキートンの次に手掛けた作品となる。キートンと同様、世界を舞台にした作品の視野はやはりとてつもなく広かった。