読み返しても最高だった
再遊記が出るたびにイチから読み返したいなと思っていたので満を持して読み返してます。 やっぱり根っこはコレぐらいのニュアンスだったよなーとホッとしちゃう。 発見伝→才遊記→再遊記 と繋がっていて、再遊記で主人公になった芹沢の方が有名なキャラになってしまったけど、藤本は藤本で爽快なキャラで好き。 時事ネタや流行を率先して取り入れているため、描かれていた時代を感じられるのも読み返すメリットですね。
一億人の国民食、ラーメン!百戦錬磨のプロたちが鎬を削る世界に、ラーメン好きの普通の(?)サラリーマン・藤本が挑む!!上司の栄転祝いのため、評判のラーメン店「高津家」を訪れた藤本。ところが、出されたラーメンを一口食べた彼は、「まずいッ!!」と大声で叫ぶ。当然、店の主人に目を付けられてしまうが、藤本は謝るどころか、自分ならもっと美味いラーメンを作ることができる、と豪語し……!?
周りのキャラとしては有栖さんやユウスケとかも良い。
河合単先生ってキャラも描き分けているし
背景などの細かいところも凄く丁寧に書いている。
でも、なんとなくなんだが、
とくにキャラの顔とかにかんして
「描きこむ部分」と「単純化する部分」の
バランス取りがいまひとつなような感じがする。
女性キャラとか瞳の細かいところまで描き込んで
いるのもあれば、なんか簡略化しすぎた表情のときもあるし。
過度に漫画的な「目の大きいキャラ」とか
「奇抜な服装や髪型のキャラ」とか出てこないので
良く言えば、漫画チックになりすぎていなくて
リアリティはあるのだけれど、
悪く言えば、そのぶん強烈な印象が残らないというか。
片山さんは少々例外だが(笑)。