読み返しても最高だった
再遊記が出るたびにイチから読み返したいなと思っていたので満を持して読み返してます。 やっぱり根っこはコレぐらいのニュアンスだったよなーとホッとしちゃう。 発見伝→才遊記→再遊記 と繋がっていて、再遊記で主人公になった芹沢の方が有名なキャラになってしまったけど、藤本は藤本で爽快なキャラで好き。 時事ネタや流行を率先して取り入れているため、描かれていた時代を感じられるのも読み返すメリットですね。
一億人の国民食、ラーメン!百戦錬磨のプロたちが鎬を削る世界に、ラーメン好きの普通の(?)サラリーマン・藤本が挑む!!上司の栄転祝いのため、評判のラーメン店「高津家」を訪れた藤本。ところが、出されたラーメンを一口食べた彼は、「まずいッ!!」と大声で叫ぶ。当然、店の主人に目を付けられてしまうが、藤本は謝るどころか、自分ならもっと美味いラーメンを作ることができる、と豪語し……!?
コミックスが26巻になるまで連載して、
最終巻では色々な伏線をチャンと回収したうえで
いかにも大団円という感じのいい終わり方だった。
なにかというと「打ち切り」や「引き伸ばし」
なんじゃないかといわれることが目立つ漫画界で
綺麗に終わったうえで、パート2ともいえる
「ラーメン才遊記」にバトンタッチしたのだから
漫画の始め方、連載の仕方、終わり方、ともに
良かったという感じがする。
また、最期のほうで、
芹沢と札幌の女性ラーメン店主の絡みがあったが
たぶん、この辺はそのままラーメン才遊記への
着想に繋がったのではないかと想像する。