周りのキャラとしては有栖さんやユウスケとかも良い。

河合単先生ってキャラも描き分けているし
背景などの細かいところも凄く丁寧に書いている。
でも、なんとなくなんだが、
とくにキャラの顔とかにかんして
「描きこむ部分」と「単純化する部分」の
バランス取りがいまひとつなような感じがする。
女性キャラとか瞳の細かいところまで描き込んで
いるのもあれば、なんか簡略化しすぎた表情のときもあるし。

過度に漫画的な「目の大きいキャラ」とか
「奇抜な服装や髪型のキャラ」とか出てこないので
良く言えば、漫画チックになりすぎていなくて
リアリティはあるのだけれど、
悪く言えば、そのぶん強烈な印象が残らないというか。

片山さんは少々例外だが(笑)。

二足の草鞋でラーメン修行。でも本気。ラーメンには。にコメントする
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宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

らーめんはっけんでん
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