会社からもらった長めの夏休みに帰省した主人公は、相変わらず無職でポテチを箸で食う35歳の兄を目の当たりにし、不安がつのるばかり。しかも見たところ母親は要介護状態。父親の姿は見えず。
この兄が、これから何かしでかすのか、しでかさないのか。予想がつかないのが怖いです。あとタイトルの「住みにごり」の意味もわからず、それも怖い。
「住みにごり」むちゃくちゃ好き
古きよきギャグ漫画のよさみがあった前作「契れないひと」の下地がありながらも、ストーリーの面白さと絵のレベルが格段に上がっていてバチくそ面白いです。 なんとなく作者自身の家族がモデルになってそうな気がするんですよね。ザ・ノンフィクションが好きな人は絶対に好きだと思います。ザ・ノンフィクションって次に何が起こるか分からないリアルなドキドキがあるのでつい観ちゃうんですが、それに近いものを「住みにごり」にも感じます。2巻にある地獄のグループデートinスポッチャから帰宅した後の兄の行動は自分の予想をはるかに超えてきて感動すら覚えました!!